カレー
「お待たせいたしました、カレーです」
ウェイターがカレーを運んできた。かなり嗅覚を擽られるいい匂いがする。
カレーとはどのようなものかと見てみると、香辛料がふんだんに使われているであろうソースがごはんの上にかかっている。
「相変わらず美味そうだなぁ、いただきます」
ヘンブランは運ばれてくると早速、スプーンで一口すくい、口へ運ぶ。
「やっぱりこれだよ、最高だなぁ」
私も恐る恐る一口食べてみた。
「美味しい…!」
口に入れた瞬間、香辛料の香りと旨味が広がり、五臓六腑に染み渡る。
「これは美味しいね、やみつきになる」
「だろ?今まで色々なカレーを食ってきたが、ここが一番美味い」
私達が夢中で食べ進めていると、ウェイターが席に来る。
「これ、どうぞ」
ウェイターはスイーツを2つ運んできた。
「俺達、頼んでないぞ?」
ヘンブランが口をモグモグさせながら言う。
「いえ、厨房のシェフが渡してこいって…」
厨房の方を見てみるとちょび髭のシェフがグーサインをしている。
「じゃあ、いただくよ。ありがとう」
そういって私達はスイーツを受け取り、シェフにグーサインを返した。
シェフはものすごい笑顔で厨房へ戻っていった。
その後、私達はカレーとスイーツを平らげた。
スイーツはカレーで火照った身体をクールダウンさせてくれる甘さだった。
会計を済ませた私達は、宿に帰ることにした。
「ありがとうございました、またご来店ください」
「こちらこそ、ありがとう」
そうして私達は店を去った。
「いや〜美味かったなぁ…やっぱりあそこのカレーが一番だぜ」
「そうだね、あれは美味しかった。スイーツも甘くて美味しかったね」
宿に帰ると、フロントのおじさんはもういなくなっていた。
「おっちゃんいねぇな、好都合だ。面倒が減った」
「そうだね、早く部屋に戻ろうか」




