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私にとっての赤い薔薇
こっそりあなたが教えてくれた
あなたが好きだと言った その花は薔薇
だから私は 薔薇を知った
せっかくあなたが教えてくれた
あなたの好きなものを 私も好きになりたかった
はにかみながら あなたが教えてくれた
あなたが好きなのは 薔薇の中でも赤い薔薇
だから私は 薔薇を育てた
あなたが私にだけ 教えてくれた
あなたのお好きなもので いつでもあなた満たしたかった
私にとっての赤い薔薇
あなたの好きなものを 私も好きでなくてもいい
これが私の赤い薔薇
あなたが好きじゃないものを好きな私でも きっとあなたは私に笑いかけてくれますね
文字数! 足りてた!
じゃなくて。
これは、「赤い薔薇には棘があるが」本編より抜粋です。
アーダ・ヤコイラとお嬢様の詩ですね。
なんかするっと降りてきたので綴りました。
これは後半の方の詩作だと思われます。
叶わない恋が終わって、新しい恋をして。
アーダにとっての大切なものを再確認したときの詩だと思います。