【短編】ストラフ
私は体長が3ミリほどな上、死を何度も経験できる「無敵属性」を、この小さな体に兼ね備えているので、それらを活かしたお前たち読者には到底不可能な趣味を持っている。それは、紙パック飲料のストローの内側にひっつくことだ!!今日も、オハヨーのコー牛ヒー乳(200ml)のストロー内側に、ひっつくことだ!!している。そんなことを説明している間に、さっそく黒髪ロングの女子高校生が冷蔵庫を開き、わたしがひっつくことだ!!しているオハヨーのコー牛ヒー乳(天丼)を手に取った!フムム、この制服は、金沢県立精子精液ザーメンザー汁きんたま汁赤ちゃん製造ミルク大学付属高校の生徒だな…胸元が異常に開いているのが男子生徒のリビドーを覚醒させるのか、高校周辺ではコンドームごみの不法投棄が後を絶たず近隣住民から苦情が来ているらしい。そんな武勇伝からも容易に想像できるようにそこまで偏差値も治安レベルも高い高校でないので、どうせこの黒髪ロングは抜けるJKも人間サイズの常識に囚われていていまから自分が飲まんとしているコー牛ヒー乳(1145141919810ml)に付属するストローに、私が潜んでいるとは到底思うまい。プラスチック製の透明な包装からストローを取り出す金沢県立精子精液ザーメンザー汁きんたま汁赤ちゃん製造ミルク大学付属高校の女子高生。ストローをコー牛ヒー乳の差し込み口にブスリと突き刺す金沢県立精子精液ザーメンザー汁きんたま汁赤ちゃん製造ミルク大学付属高校の女子高生。今私は、ストローの内側に四肢を伸ばすことで手のひら足の裏の摩擦を応用し体を空中に固定している。ふと下を見下ろすと、まろやかな茶色をした牛さんのコーヒー混じりのお乳が、さながら私を飲み込もうとするように待ち構えていた。飲まれるのはお前だよ。遂に女子高生は私のひっつくことだ!!しているストローを、その瑞々しく桃色に煌めく両唇で咥え、咥え、咥えあああああ(欲情)
女子高生がストローから中身を吸い取ろうとするのに連動して、真下に広がる茶色い不透明な水面は私との距離を狭めていく。もう、溺死は近い。
しかし私は不死の命、この趣味を嗜み続ける以上は、息の不自由という苦しみを幾度となく経験しなければならない。
とうとうコー牛ヒー乳の水面は私の呼吸用の穴に到達し、私はいきができなくなった。
ここまで来るともはや体を固定する必要がないので、私は四肢を丸め、浮力をつかって女子高生の体内へログインを試みる。
ああっ!!この女、舌が白すぎる!許せねぇころすころす、
今私はどこにいるだろう、私は極度の舌フェチであるので、舌苔に汚された舌にとてつもない嫌悪感を覚えるのだ。もうこんな何某の体内なんかまっぴらごめんや!すまんな金沢県立精子精液ザーメンザー汁きんたま汁赤ちゃん製造ミルク大学付属高校の女子高生!ズボンのポケットに隠し持っていたMP5A5をフルオートに切りかえ、そこら中に弾を打ち込む。上の方から、女子高生の悲鳴が聞こえる。弾の大きさは0.01ミリもないが、弾を包むように猛毒が塗られてあるので殺傷能力においては人間サイズの銃に引けを取らないのである。
20分がたった。もうこの体の主は息をしていないだろうから、かといってここから徒歩で脱出するのも大儀なので、火葬を待つことにした。