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第五話
討伐隊が結成されることとなった。
アネットの周りはもう日常の生活が始まる。
(いいなあ、周りは)
2人は国境のゲートに来た。すると向こう側にも2人の勇者が居た。
エレシュキガルにマルコシアスだった。
「本当にいいのね」
エレシュキガルは念を押した。
「ええ」
「じゃあ4人で行きましょう」
アネットとフェルナンデスが国境を抜ける。
「まさかこのご時世に勇者隊とは」
マルコシアスも驚いた。
「封印が効かない箇所はそれこそ乗り込むしかないわね」
エレシュキガルが覚悟を決めるかのように言う。
「ええ、よろしく頼むわ」
アネットも覚悟を決めるかのように言う。
「では、カラン魔導学院に行こう。そこから旅が始まる。旅に必要なものは揃えたか?」
マルコシアスは確認する。
「大丈夫だ」
フェルナンデスは断言した。
「ほお? 貴殿は太陽の槍を?」
そう、影で蠢く魔を粉砕する究極の魔武具である。もちろん鎧も最高級のものを揃えて来た。
「そうだ。影裏族との戦いだしな」
(それだけじゃないけどな)
後ろには大量の人形軍団もずらっと並んでいた。
「用意は整っているようだな。最悪根城に攻め込むのかもしれんぞ。後ろの軍団も覚悟はいいか?」
マルコシアスの問いに軍団は「「おお~っ」」と鬨をあげた。
「では行こう。カランには軍隊を待たせている」
第八章 終




