表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/83

~序~

人形姫が作った人形は一つの効果があった。

それは犯罪が激減したことである。なんたって「さーち君」と「れっく君」によって記録されてしまうのだ。あとから犯罪がばれて逮捕となる。


しかし、もう一つの効果、それは人形姫であり聖女アネットを恐怖するようになったことである。場合によっては画像を突き付けられること。ゆえにアネットは魔女とも言われてしまう。そうやってアネットは権力を維持していたのだ。アネットは無自覚に悪の力を持ち始めていた。「聖女」とはどういう意味なのかまだ分かっていないせいもあったのだが。人形の眼とはすなわちアネットの眼であり、人形の耳とはすなわちアネットの耳であった。アネットは、というより人類は千里眼の能力を得たに等しい。


高層ビル化の工事が進められる。

人類はこの大地で辛うじて生きていくことが出来たのだ。

高層マンションが出来るまで人類は客船から通勤通学となった。


もちろん人形工場もゴーレム工場もビルの中に移動。エレベーターで運ばれて組み立てとなる。完成品は1階から出荷となる。


マンションには自治会長、つまり村長にあたる人間も誕生したが民主的に投票で決まるようになった。したがって従来型の「村長」制度がこの大陸から消えた。


共有持ち分も大量に発生し、管理費も発生する。自分の持ち分だからと言って管理費を払わないと差し押さえになってしまうのだ。


高層マンションの低層階には居抜きの店も登場し「スーパー」が登場した。従来の市場の強化版、スーパーマーケットが誕生したのである。


人口密度が急激に上がったので渋滞も増えてしまった。アネットの課題が増えてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ