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~序~

魔族は連戦連勝であった。


今までの攻撃とはわけが違った。


なぜなのか人間にはわからなかった。今まで雑魚と思われていた魔物が強大な魔法を次々と放ってくる。


それどころか領土内でも魔族の襲撃が起きた。フロンティア線がどんどん後退していく。


そして……


もはや人類は魔導学院の周辺に集まって来た。


この時人形兵は活躍する。けがをしたもの、ちょっとした城壁の補修。人手が足りない農地の手入れ。

人形というのはこんなにも役に立つのかと魔導学院の学生や教授は驚く。我も我もとアネットとフェルナンデスが生み出した人形操術を学びに来た。


そんな姿を見てギルバートはとうとうやって来た。


「アネット……」


そう、婚約破棄したギルバート。全身を武具で覆っている。


「婚約破棄した本当の理由が言えなくて済まん」


今更どうでもよかった。もう最悪この大陸に人類は住めないのかもしれない。庶民は続々と旧大陸に去ろうとしている。船で逆移民しているのだ。


「ごめんなさい。もうどうでもいいの」


アネットは去っていく。それどころではなかった。


そんな姿を見たフェルナンデスが慌てて駆け付けた。


「君がアネットに言いたいのはそれだけではなかろう。ちょっと学食でいろいろ聞かせてもらうよ」

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