プロローグ
こんにちは!文美です!この作品は、わたしの人生初ね作品です。まだまだ素人のわたしですが、精一杯力を出し切って書きました。
いつまでも、いつまでも、わたしはあなたのことを忘れない。
忘れたくない。
いや、忘れられないのかもしれない。
ほら、今も、
あなたの笑顔。
あなたの悲しそうな顔。
あなたの興奮した顔。
あなたの怒り顔。
あなたの冷たい顔。
あなたの涙。
あなたの声。
あなたの好きなこと。
あなたの嫌いなこと。
あなたの誕生日。
あなたの血液型。
あなたの趣味。
あなたの特技。
あなたの性格……。
全部が鮮明に頭の中に映し出されるのだから。
──また、あの頃に戻りたい。
だって、好きなんだもん。
好きになってしまったんだもん。
もう一度、あなたのそばにいたい。
願いは叶うのかな?
……きっと叶わない。
いや、絶対叶わない。
ただ『願う』だけで終わっちゃうんだろうな。
心も、今住んでいるところも、距離ができてしまったから。
だけど──無理だ、ってわかってても、1%の確率を期待してしまう。
あのね、あなたのことを思い出すたびにわたし、
苦しくて、
辛くて、
切なくて……。
胸が締めつけられるの。
だからきっぱり、あなたのことを忘れたい。
わたしの周りから、あなたの存在を消してくれませんか?
お願いします……。
そのとき、わたしの頬に一筋の涙が伝った。