七章〜八章
前書きどんな事書けばいいのかわかんなくなってきちゃったぁ
第七章
国民へのスピーチ
「みんなは広場に集まったか?ルート」
「はい、皆集まりました。」
「よし。行くか」
スピーチとか始めてだ…でも大丈夫!俺にはアイがついてる!
「え〜…みんな!人間との戦いでは、ご苦労様だった!俺は何故かみんなの守り神になることになったゴーレムのレムだ。普段は人間の体で生活してるから、よろしく!俺が目指したい国への道は長く険しいかもしれないけど、着いてきてくれ!国民の意見は尊重したいから、みんなどんどん意見を出してくれ!不満なんかも、すぐに言ってくれ。そういうのは主観で決まるから人からは分かりにくいもんだからな。兎に角これからよろしく!」
「レム様のご提案でこれより鬼武者将軍になったリトルフじゃ、これからも指南役として皆をビシバシ指導していくからよしなに。」
「鬼武者王のルートだ。皆を導くレム様のご提案を伝えていくのでよろしく。」
「さて、これより宰相をこの中から5人選びたい。自分こそ…みたいに思ってる奴はいないか?」
「はい!私はグレイでございます!レム様」
「あいつは?ルート」
「あやつは若者の中でも特に剣の腕がいいゴブリンです。」
「よしわかった!グレイ!お前に剣士宰相の称号を与える。役目を全うするように!」
「…はっ!勿体なきお言葉感謝致します!」
「あとは居るか?」
「はい、私も立候補致します。私はジェラードと申します」
「あれは暗殺を主にやっているオーガです。」
「よし!ではお前に隠密宰相の称号を与える!」
「はっ、この私責務を全う致します」
「あとは……」
「私も立候補致します!」
「君は…リンダか」
「はい!私はリンダでございます!」
「リンダは裁縫などが得意です。」
「よし!リンダ!お前に巫女宰相の称号を与える!」
「はい!ありがとうございます!」
「あとは…俺の方から出していいか?」
「どうぞ、レム様!」
「俺の方から推薦したいのは、アレックだ!」
「わ、私ですか?」
「ああ!アレック、お前に鍛冶師宰相の称号を与える!」
「はっ!私命をかけても責務を全う致します!」
「あとは、国民の中からの推薦ということにする。推薦を決めておいてくれ!兎に角みんな!ありがとうな!」
「「「はっ!レム様!」」」
「ふう…終わった…」
「お疲れ様でした!レム様。これで皆の士気も上がったはずです。」
「あぁ…これで終わればいいんだけど…これから魔王たちの元に…肩の重荷が降りないな…」
「まあ取り敢えず今夜はよくお休み下さい。明日は、魔王達の茶会ですので…」
「あぁ…そうさせてもらう。アイ、ゴーレムって停止とかできるのか?」
「はい、一時的に機能を停止することは可能です、実行しますか?YES/No」
「再起動時間は設定できるか?」
「はい、何時にしましょう」
「明日の昼頃でいいよ、YES」
「一時的に機能を停止します…成功」
久しぶりに眠りに落ちた気がする…俺はこの世界で一体何をしていけばいいのだろうか…だんだん意識が薄れていく…
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第八章
魔王達の茶会
茶会には、ルートとリトルフを連れていくことにした。なんか不安だ…この不安の元が何なのか分からないってのが余計駆り立てるな…
「じゃあみんな!俺は少し出かけてくるけど、その間街を護っててくれ!」
「「「行ってらっしゃいませ!レム様!」」」
「転送!」
不思議な感覚に包まれたと思ったらもう着いていた…ここが魔王たちの茶会の会場か…
「お、お邪魔しま〜す」
「やっと来たか!レム!遅いぞ!」
「まあまあライナス〜少し落ち着くにゃぁ」
「そうだぞライナス!さあ!君も座るといい!」
「ライナス、なんのための円卓なんだと思ってるんですか…」
「我は汝を許そうとはせん。」
「………遅い」
「すみません…あれ?6人しかいないんですか?」
「あとの五人は集まりが悪いんだにゃあ、私は「獣人魔王ナタリア」だにゃあ。よろしく〜」
「………俺は「鬼神魔王鋭羅」だ……」
「俺は!「精霊魔王ガストン」だ!君を歓迎しよう!よろしく!」
「私は「妖精魔王ダイオニシアス」です…よろしく」
「我は「風神魔王オーランド」だ。」
「俺は「人間魔王ライナス」だ。よろしく。」
「よろしくお願いします…で?俺が魔王になるって話は?」
「その事なんだが…お前さえ望むのであれば今すぐにでも魔王にしてやろう…」
「条件とかはないのか?」
「特にはない…が、現魔王にスカウトされること自体珍しいから条件といえば条件だな。」
「じゃあ俺は魔王になるよ」
「よしわかった…では、お前ら、やるぞ。」
「あまり気乗りはしないが…」
「分かったにゃあ」
「うむ!全力を尽くそう!」
「……………了解」
「実行する」
「「「我!ここに宣言す!彼の者を魔王へと!」」」
《古代型ゴーレム5―3―29型、個体名レムを魔王へと進化させます》
「うん?うおぉ……力が漲るような感覚がするな…」
《成功……個体名レムを魔王へと進化させました。それにより配下の魔物も進化…成功》
「ん?ほっほっほっ…まさかこの儂が鬼神になれる時が来ようとは思わなんだ…」
「まさか鬼神が配下に2人もいるとはな…レム…お前は強くなるだろうな…」
「何だよ…いきなり気持ち悪いな…そういえばアイ、俺は進化とかしたのか?」
「はい、魔王になったことにより貴方様は巨神兵となりました。」
「そんなことより〜、レム〜お前のとこの鬼神と私の部下を戦わせてみたいにゃ〜」
「え……どうだ?リトルフ」
「ほっほっほっ、丁度ええ、体が鈍ってきたところじゃき、このリトルフ、お相手させて頂こう。」
「そう来なくっちゃにゃあ」
「庭でやれよ!お前ら!」
「うむ!では俺が審判をやろう!」
「そっちはその老兵でいいのかにゃあ?」
「あぁ、リトルフ、無理するなよ?」
「ほっほっほっ…軽くいなしてやりましょうぞ!」
「じゃあこっちからはこいつを出すにゃあ。」
「お願いします!自分!トーマスって言います!リトルフさん!是非ご稽古願います!」
「ほっほっほっ、元気なもんじゃの…どれ、では儂はこれを使わせて貰おうかの」
「なっ!あれは、「鐙雷」?!」
「えっ?何それ?」
「お前知らないのか?レム、「鐙雷」ってのはな、この大陸でも随一の刀と言われてるんだぞ!なんでお前の部下がそんなもん持ってんだよ!」
「し、知らんよ…なんでそんなものを…」
「いざ参ろう」
「お願いします!」
「試合は一太刀でも入れた方が勝ちの1本勝負だ!異論はないな?!では!試合開始!」
「はっ!たあっ!」
ふむ…強いな、この若造…久しぶりにこんな敵と相見える…レム様に感謝じゃな。
「筋は悪くない…だが、まだ迷いがある。だが、儂も本気を出させて頂こう《心眼解放》」
「あいつ!?心眼を修得してるのか!」
「抜剣術奥義《麒麟》」
「勝負あり!勝者!リトルフ!」
「ありがとうございました!リトルフさん!」
「ほっほっほっ、まだまだじゃがそれは伸び代があるということ、精進することじゃな。」
「参ったにゃあ…トーマスは家の最高戦力の1人だったんだけどにゃあ」
「お疲れ様!リトルフ!」
「ほっほっほっ…あの若造強いですな…年甲斐もなく本気を少し出してしまいました」
「やはり魔王の配下は強いな!」
「私達もそうありたいですな」
「取り敢えず俺はもう帰るよ」
「あぁ、また収集かける時は呼ぶ」
「では、また会おうぞ!レム!」
「俺らも帰るか!ルート、リトルフ!」
「そうしましょう!」
魔王はどんな世界でも強いってことを実感させられたな…国に帰ったらもっと強化していかないとな…あとの五人の魔王も気になるし…兎に角肩の重荷が降りたから、国作りに専念出来るようになった!それが一番の収穫だったな。
キーボード届く前に書き終わってしまった…
今回リトルフ活躍しましたね〜。私自身強いおじいちゃんキャラが好きでですね(例えばレイリーとか)活躍させたかったんですけど上手くねじ込めましたね!
次回予告
波乱万丈