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異世界ゴーレム建国記  作者: 道見慎一郎
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四章〜六章

ほとんど建国してなくね?これから進めていきます。

四章

人間の王




「おいルート、人間たちはいつ攻めてくるんだ?」


「はい…3日後でございます…が」


「ん?どうした?」


「人間共ですので…いつ奇襲をかけてくるのか分からぬのです。」


「なるほどな…何時攻めてこられても困らないようにしておかなければな…そういえば頼んでおいた柵と堀は完成したか?」


「はい!首尾よく進んでおります。」


「そうか…ありがとう!」


「…は!勿体なきお言葉です!」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――



人間の王は余裕であった。


「おい!魔物の街に攻め込むの…確か3日後だったな?」


「は!そうでございます」


「2日後に行け」


「え?」


「2日後に行けと言ってるのだ!」


「お、お言葉ですが、王よ宣戦布告をしたにも関わらず…」


「私の言うことが聞けぬというのか?」


「い、いえそのようなことは…」


「そやつを打首にしておけ」


「い、嫌だ!嫌だ!」


「たかが魔物の街!すぐに責め落とせ!ただ、女のエルフは残しておけよ?兵士の慰め物になるかもしれないけどな!ふははは!」


「はっ、そのように!」


人間の王は余裕と慢心に満ちていた…それが覆ることになるかもしれないということも知らずに…







――――――――――――――――――――――――――――――


五章

早めの戦争


それから2日がたった早朝


「れ、レム様!」


「どうした?」


「人間が攻めてきました!」


「やはり来たか…みんなは自分の家にいてくれ、俺が行く」


「で、ですが…」


「俺に任せてくれ!」


「…はっ!承知致しました!」


さて…人間がどんな武器を使ってくるか見てみたい気持ちはあるが、流石にそんな悠長に考えてられないか。俺は大地神(アリグナク)に変形して人間の元に向かい人間どもに向かい言い放った。


「愚かな人間どもよ!我が名は大地神(アリグナク)!このまま手を引くのならば、手を出さないでやろう!しかし…向かってくると言うならば!神の鉄槌を降す!」


「俺たちは戦うために来たんだ!」


「今更屈しんぞ!」


「なるほど…向かってくるというのか!ではお前たちに神の鉄槌を下してやる!地を揺るがす波動(グランドアビス)!」


「うわっ!何だ!」


「地震が起きている?!」


「どうだ!これでも向かってくるというのか!」


「く、クソ!しかし我々は戦う!」


「このまま王を差し出せば許してやろう!」


「そんなことをするものか!」


「どうせハッタリだ!皆の者!進め!」


「これでも懲りないというのか!では!容赦はせんぞ!強大なる壁(グランドウォール)!」


「何だ!壁が!」


「くそ!閉じ込められた!」


「これで終わりだ!黒神雷!」


「ぐわぁあぁぁあ!」


「人間共の王よ!これは宣戦布告だ!」


俺はそのまま人間の国へ向かった


「王を出せ!」


「儂がこの国の王だが?」


めっちゃ足震えてんじゃん王


「貴様の首を差し出すと言うならば国民の命は助けてやろう!」


「お、お願いします!国民は差し出すので!儂の命だけは…」


「腐ってるな…この国ごと壊してやる!地を揺るがす波動(グランドアビス)!」


「や、やめてくれ!い、嫌だ!し、死にたくな…」


人間の国1個壊滅させちった!帰るとルートが出迎えてきた。


「レム様…人間共は…」


「大丈夫だ!人間共はもう攻めてこない!俺たちの勝利だ!」


一気に歓声が上がった。


「では今夜は宴を催しましょう!」


「そうだな!みんなお疲れ様!」


人間の脅威は去ったが、この後の事を考えてなかった俺はちょっとだけ後悔することになることをまだ知らない。







―――――――――――――――――――――――――――――――――


六章

魔王


「れ、レム様!!」


「どうしたんだよ、そんなに慌てて」


「ま、まままままま魔王が魔王が来ました!」


「は?な、なんで?魔王?」


「この国の王を出せと言っておりますが…」


「わかった、俺が行こう」


なんで魔王が?え?俺が人間の国滅ぼしたから?


「そういえばアイ、魔王って誰なんだ?」


「はい、この世界には魔王は12人います。ですが、今は11人しか居らず席は一つ空いています。今回来たのは、人間の魔王「ライナス=べレード」ですね。ライナスは古参の魔王です。」


「なんで魔王様が?」


「真意は分かりません」


そんなことを聞いてると魔王の元に着いた……こいつは…強いな…初めて危機感を覚えた。


「人間の国を滅ぼしたというのはお前だな?」


「そ、そうですけど…何か用ですか?」


「大したことじゃない。お前に魔王にならないかと聞きに来たのだ。」


「え?俺が魔王に?」


「矮小な人間どもに攻め込まれたら、国作りもままならんだろう、魔王になれば、そのようなことも無くなる。」


「取り敢えず話を聞かせてくれ。あと、妖気(オーラ)出すのやめてくれないか?街の奴らがビビってるから。」


「おっと、これはすまんな。」


取り敢えず応接室に通した。魔物なのにだいぶ文化的な生活が板に付いてきたな。


「で?魔王になるってのは?どういうことなんだ?」


「お前…人間の形してるが、ゴーレムだろ?」


「よく分かったな」


「お前は私の先代の魔王が作ったんだ。」


「そうだったのか…」


「ゴーレムの魔王はいない、人間の国ひとつ壊すってのは大事だと気づいてるか?お前。」


「特に何も起こらなかったけどな…」


「まあいい、1度魔王たちの茶会サタンティーパーティーに顔を出すといい。これは、招待状だ。開催日に自動的に転送される。」


「分かった、検討しておこう。」


「いい返事を待ってるぞ。では、さらばだ。」


「付き添いを2人連れてけるのか…ルートと誰にしよう…おいルート。」


「どうされました?レム様」


「この街でいちばん強いヤツは誰だ?」


「それは…兵士の指南役のリトルフでしょう。老兵ですが、最強戦力に間違いはありません。」


「そいつに逢いに行くのと…国民の前でスピーチでもしてみようかな。」


「そうですね…では準備を進めます。」


俺は気づかない。この先どんなことが起こるのか。どんなことが待ってるのか。

名前考えるのがいちばん難しいな…

次回予告

波乱万丈


次回投稿は遅くなります…多分

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