Valentine2002ちょこれーと「かっこつけ」
俺は如月玲。自分で言うのもおかしい気はするがハンサムの部類に入る。
で、色々と女の子の期待を裏切らないようかっこつけてみたりする。八方美人とも言う。
まあ、日々男らしくふるまったりするわけだ。外では甘いもの食べない。
かっこいい男が甘いもの食べてたらおかしいだろ?
二月この時期になると、あちこちにバレンタインの企画が見られる。
甘いものを外では食べない主義の俺も、コンビニに入ればわんさかチョコがあって、目に入ってくる。
『甘いもの好き?』と目の前の女の子が突然尋いてきた。突然と言っても今日はバレンタイン。おかしくはない。
「…」
甘いものを外では食べないが
「実は…」
その甘い包み、このシーズンずっと見てきて、実は甘党な俺を外でもチョコを食べたいという誘惑がおそう。
かっこつけたいのと、チョコが食べたいという葛藤にふるえ
「実は、チョコ好きなんだ」
かっこつけな俺は、自分から告白したことになっている。バレンタインの日に!?
勘違いからなのだが、嫌いじゃないし…。
かわいくて、賢い彼女はどんどん俺を夢中にさせていく。
彼女の名前は『千代子』。
すべて彼女の計算ずくだったのかもしれないが、俺は今、幸せだ。