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異世界が迎えに来る  作者: chil
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大人の男

「思い出してくれたんだね」


背後からかけられた声に振り向くその瞬間、

樹里の中にあったのは、驚きよりも喜びの感情だった。



「ホントに待っててくれたの?ずっと?」


「うん。樹里がそう言ったから」


「ごめんね、忘れててごめん」



こんなに、大事に想ってくれていたのに。

すっかり忘れていたなんて。

申し訳ないやら、情けないやらで、泣けてくる。

それにしても…。

こんなにカッコよかったっけ?

あの時、16歳の設定だったから、

今は…、31歳!?

もう少年じゃない、立派な大人の男の人だ。



だからなの?この気まずさは。

子供の頃に、手を繋いだり、

頭を撫でられたりしてたのとは、

訳が違う。

アラサー女子としては、身の危険を感じる距離感。



「迎えに来たよ。

大人になったね、樹里」


「そう、かな?」


「キレイになったよ」


「ほめ過ぎだよ」



いやいや、そっちの方がよっぽどでしょ。

大人の色気ダダ洩れてるし。



「髪、伸ばしてるんだね。

似合ってるよ」



ごく自然に、すっと髪を撫でていく指先が、

毛先をつまんだと思ったら、

そこにそっと唇をあてて微笑むレオン。

いやいやいや!

リアルでこれやる人いる?

もう恥ずかしすぎて、死んじゃいそう。


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