表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界が迎えに来る  作者: chil
3/35

王子様

今の、誰?

一体何がどうなってるの?

寝ぼけた頭を必死に回転させようとするけど、

なかなか難しい。



夢だったのかな?

でも、さっきの感触は…。

私の肩を掴んでいた手、

お母さんよりずっと大きかった。



「やっと起きたか。

樹里は朝弱いんだな。低血圧か?」



上から降ってくる甘い声に顔を上げると、

目の前で優しく微笑むのは、

さらさらとした銀髪ロングがよく似合う、

超絶イケメンで。

窓から射し込む朝日に目を細め、

気だるげに髪をかきあげる。



な、な、なんて色っぽい!

いわゆるそこら辺のイケメンとはわけが違う。

まるで、どっかの国の王子様みたいな。

そういえば着ている洋服も、どこか、日本人離れしている。



ぼんやり見とれている樹里の傍に、

王子様がゆっくり近づいてくる。

ベッドに片膝をつき、

きれいな顔をぐっと近づけると、

冷たい指で、その頬をそっと撫でた。



「樹里」



優しいその響きに、思わず息を呑む。

何だろう、この感じ。

初めてじゃないような、どこか懐かしい感覚。

それでいて胸の奥が締め付けられる。

どうして?知らない人なのに。

知らない人、―だよね?



「やっと、会えた」



王子様は、とても愛しい者を見つめるように、

樹里を見つめて、確かにそう言った。

やっと?

それって、どういう意味?

私達、初めましてじゃないの?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] chil 様 興味ある内容の作品ですね! またゆっくり読ませて頂きます♪
2020/09/10 10:51 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ