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異世界が迎えに来る  作者: chil
29/35

理由

ぼーっと見とれている場合じゃなかった。

気を取り直して樹里はベッドの上に正座し、

レオンに向き合った。


「昨日、アレクに言ってたこと、

本気なの?」


「ああ、聞かれちゃったんだったね」


なんてことないことのように、レオンはくすりと笑った。


「本当に戦争回避できるの?

私、けっこう強引に連れてこられたと思うんだけど、

それだけ自体が逼迫してるってことなんじゃないの?」


「樹里、顔がコワイよ」


「誰のせいだと思ってるの!

こうなったらもう、ちゃんと全部話して!

都合悪いことも全部!」



「そんなこと言っちゃっていいの?

聞いたらきっと引き返せなくなるよ?」


さっきまでの余裕のある笑みを消して、

レオンの声が真剣味を帯びる。



「それでも!

知りたいの!

助けたいのよ!

そのために私を迎えに来たんでしょう!?」


樹里の心からの言葉に、

レオンは嬉しそうな傷ついたような複雑な笑みをうかべた。

そうではないと否定しても、

今はきっと信じてはもらえないだろう。

とりあえず、

樹里がいてくれるなら、理由はなんでもかまわない。

この時は、そう思っていた。


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