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異世界が迎えに来る  作者: chil
20/35

呪い

「え、いやいや、ウソでしょ?

レオンって、今いくつ?

確か30過ぎてるよね?

さすがにありえないって…!」


アレクはこれ見よがしに、

はぁーっと盛大なため息をついた。



「もとはと言えば、

樹里が兄上にへんてこな呪いをかけたせいでしょ」


呆れているというよりは、

怒っていると言った方が近い。

口調は静かだが抑揚がなく、

それが却って、内に秘めた怒りを表しているようだ。


「呪い?私が?

そんな恐ろしいこと、するわけない!」


「あー、呪われてるのは兄上だけじゃなくて、

この世界全部、だった。

愛する人にしか欲情しない、できない、

ってのがこの世界のルール。

オレたち、そういうカラダなの。

それが樹里の望みだったんでしょ?」


浮気を繰り返す父親に、泣かされた母親を見て育ったせいで、

キスもその先も、生涯ただ一人、愛する人とだけ、

っていう理想みたいなのは、確かにあった。

当時の私は、親の離婚のゴタゴタと思春期が相まって、

どこか不安定で。

そんな理由で、実現不可能な自分の理想を、

この世界に押し付けてしまったんだろうか?


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