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異世界が迎えに来る  作者: chil
12/35

勝負

「おっきくなったね、アレク」


5歳のアレクの面影を探すように、

目の前に立つ青年をじっと見つめる。


「…覚えてるの?オレのこと」


うわ、チョロっ!!

いや、こんな単純でいいのか、国王って。

樹里の一言で、みるみる眉間のしわはなくなり、

ぱーっと晴れやかな笑顔へと変わっていく。


「覚えてるに決まってるじゃん!」


そんな白々しい小芝居でも、

アレクの機嫌をとるには十分だったみたいで。


「国王って呼ばれてたけど、ホントなの?

すごいねー!」


「それは、負けたから、しょーがなく…」


語尾がごにょごにょと小さくなっていったけど、

今のは聞き間違いだよね?

国王って、そんなしょーがなくなるもんじゃ、ないでしょ。

同意を求めたくてレオンの方を見ると、

ぱっと目を逸らされた。


ん?なんで?


疑問に思った次の瞬間、

ある恐ろしい考えが、頭に浮かんだ。



いや、まさか、いくらなんでも、それはないでしょ?

レオンは第一王子、アレクは第二王子。

普通ならレオンが国王になるはずなのに、

アレクが国王になった。

なぜなら、勝負に負けたから。

アレクは、誰に負けたの?


ああ、せめて、その勝負、

じゃんけんとかじゃありませんように!


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