表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界が迎えに来る  作者: chil
11/35

国王様

「おまえ、ホントに樹里、なのか?」



はあ?

第一声がそれってどうなの?

しかめっ面でエラソーに、しかも呼び捨てって!

覚えてないかもしれないけど、

初対面じゃないんだよ、私達!

怒りでプルプル震えていると、

隣にいたレオンがすっと前に出て、恭しく膝をついた。



「これはこれは、国王様。

そんな怖い顔をなさらないでください。

ちょっと着地点を間違えてしまっただけですよ。

しかし、直々にお出迎え頂けるとは、

よほど、樹里に関心がおありなのですね?」


「こ、こく、国王…?」



なんで?第一王子はレオンのはずだよね?

私、昼ドラみたいな愛憎劇がイヤで、

この世界を一夫多妻制にはしなかったから、

妾の子とか、そういう権力争いも、

なかったはずなのに。

なんで、アレクが国王になってんの?

しかもこの若さで。



「ねぇ、あれ、ホントにアレクなの?

全然かわいくないんだけど」



そっと耳打ちすると、

レオンは堪えきれずに笑い出してしまった。

アレクはガマンできなかったのか、馬を降りると、

ずかずかとこっちへ歩いてくる。



「おい!

何こそこそ二人で話してんだよっ!

ズルイぞ!

オレがどれだけ心配したと思って、」



ん?

一気に発言に重みがなくなったような?


こちらを睨みつけてはいるが、

落ち着きなく視線をさまよわせている。


これは、ひょっとして…?


樹里はアレクに近づいて行き、真正面に立つと、

その顔をじっとのぞきこんだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ