仲間と思われるもの
この回で結構進展ありですよ~。
今まで投稿遅れた分、結構頑張りやした!!
あと、ブクマありがとうです!!
自分、嬉しくて泣きそうっす(´;ω;`)
冷たい風は、この草原の空気を全て入れ替えた。
俺も思わず身震いをしてしまう。しかし、双剣を持ち直し、狩猟者に向かって剣を振り回しながら突撃した。森の方を眺めていた狩猟者たちは不意を打たれて、咄嗟に刀身でガードしていた。が、
「問答無用だああああああああ!!」
ガリガリガリ!!
ものすごい勢いで刀身を斬る。傷がつきまくって、火花が散ってきたな、とか思っていたら、もう一人の奴がさっと後ろに回り込んできた。
「ぬお!」
「死ねえええええスライム!!」
え?なんか、さっきと口調、変わってね?
て、呑気すぎるわ、俺!決死の状況なんだぞ!
振り下ろされるデカい剣がこっちに向かってくる間は、とてもスローモーションに見えた。取り敢えず、双剣を目の前でクロスする。これで防げるのか確証はないが、多少のダメージは軽減できるだろう。
ザシュ――――――――――。
すると、俺と狩猟者の間に鎌が飛んできた。
え、鎌?・・・は?
俺が超・絶焦っていると、
「やっぱり!あの森になんかいる!!」
「逃げようよ!あっちにいこう!」
狩猟者が逃げの姿勢をとった。と、思うと瞬時に消えた。なにしたんだ、今の。
そんなことは置いといて、改めて鎌を見た。
鋭く曲がった刃。持ち手の部分には謎の翼がついていた。触ってみようとすると、
<<警告します。この鎌の持ち主はこの草原にいます。
種族:悪魔>>
AIが警告してきた。
え?・・・なに?悪魔?
え、それヤバいやつやん。聞いたら分かる、ヤバい奴やん!
こんなことを言っていた芸人が生前にいたような気がするが。
すると、ストンと鎌の前に何かが下りた来た。
うお、と後ろに下がると、奇妙なものがいた。
紅い一本角が、額から生えている。いかにもな雰囲気のスーツを纏っており、背中からは尋常じゃない大きさの翼が生えている。
あ、こいつが悪魔なのね、と察するのにそう時間はかからなかった。
「なにしてるんだ、低級スライム。俺の縄張りで勝手に争い起しやがって。」
悪魔から話しかけられた。
実際、この世界でモンスターらしき存在に話しかけられたのは初めてであった。
俺は必死に言い訳を模索した。
次回もお楽しみに・・・フフフ!