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モンスターでの転生ライフ!  作者: じゃがりこむ
最強目指す編
3/13

初めての戦闘・・・?

ったく。こんな時に新スキルか?

(なんだ、その<<変形>>って)

まあこういうときは聞くか。

『了。個体スキル+超特殊スキル<<変形>>

体のあらゆる部分をあらゆるものに変えれます。解放された後は自身も変形できます』

へえ。自身も変形するっていうのはよくわからないけど、体の部分をあらゆるものに変える・・・ねえ。例えば、ナイフとか、銃とかにもできんのか?

『答。できます』

ほへえ。まあ戦闘に使えるのか。

あ、だからこのタイミングで解放されたのね。納得!

「おい、こっちだ!めっちゃ強力な魔波まはを感じるぞ!きっとそんじゃそこらのモンスターなんて比じゃないぜ!」

「え、そうなの?討伐したい!」

すると、遠くから声が聞こえた。俺はいそいでスライムの軟体性を活かしてむにょんとしゃがんだ。草むらに隠れながら、AIに聞いた。

(おい、あれが狩猟者か?)

『答。あれが狩猟者です。

Sランクの狩猟者

Aランクの狩猟者

がいます』

ランクってなんだ?強さ的な感じか?

まあいいや。

さっそく・・・

(変形!!腕を刀に!!)

『了。<<刀:腕>>』

カチャカチャカチャカチャ。体から機械音が響く。腕がみるみる変化してゆく。

やがて、シャッキーンと二本の短刀が現れた。

いや、双剣というべきかな?

かなり鋭い刃がついていて、スライムの俺にも扱いやすそうなサイズだった。すこしだけ素振りをする。

「!あっちで剣振ってる奴がいるぞ!しかもめっちゃ魔波が強い奴!きっとさっきの奴だ!」

「奴奴うるさいけど・・・確かにいるね!」

すると、素振りに気が付いた二人がこっちに来た。結構小さく振ったのに、どうやって気づいたんだ?

しかし、スライムだとは気づいてないみたいだ。だったら、チャンス!!

俺は隙を見て茂みから飛び出し、不意打ちをした!

ん・・・?届かん!!

リーチ短いの忘れてたああああああああああ!!てか、どんだけ短時間で忘れんだよ、って自分に突っ込みたい。

「おっ!いたぞ・・・って、え、スライム?」

「え?あの、低級の?」

二人とも、とっさに剣を構えていたが、唖然と口を開けている。その図は笑えた。

「ま、まあこいつだと思う。よし、討伐だああああああ!!」

一人の狩猟者がでっかい剣を振って、振り下ろそうとしている。俺も負けじと双剣を構える。

・・・両者は草原を挟んで睨み合った。が、お互い動こうとしない。

俺は、単純に怖い。

だって、あんなでっかい剣の攻撃を食らったら、スライムの体は文字通り木端微塵こっぱみじんに弾けるだろう。

しかし、相手が動かないのは分からない。さっきから慌ただしく森の方を見ている。なにしてんだよ、と言おうと思ったら。

ヒュウウウウ―――――――――――――――

冷たい風が吹き、空気が変わった。

あ、性能とか付け足したほうがいいですかね。

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