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第四十五回 ゲスト:因幡てゐ

~BGM的な何か~



阿求「はい皆さんこんばんは。パーソナリティの稗田阿求です。暑いですね。最近めちゃくちゃ暑くて私死んでます。いやですね。私エアコンって実は苦手な方なんですよ。喉悪くしちゃうので。なので普段はエアコンを使わない、扇風機のみでの生活をしてるんですが、もう暑くて暑くて死にそうになりました。

 皆さん熱中症と脱水症状には気をつけてくださいね。今度もこのように暑い日が続くと思いますので、本当に命の危機を感じたら我慢せずにエアコンの効いた室内で快適に過ごして下さい。

 はい。今日はですね。別に夏とか関係なく、まだお月見の時期でもないですが、月のうさぎさんがやってきてくださいました。なんの話をするかは、今から考えていきま~す。

 いやね。正直本当に接点ないしキャラもわからないので、ちょっと話しながら探っていこうかなって思ってるんですよ。あっ、今本人目の前にして言うことじゃないだろって言われてます。その通りですがあえて言おう。隠し事はいけない。


 はい。それじゃあそろそろ行きましょうか。阿求の駄弁りR、スタート!」


~BGM転換~


阿求「改めましてこんばんは、稗田阿求です。それでは早速、ゲストの方を紹介いたしましょう。本日のゲストはこの方、因幡てゐさんです」


てゐ「いや本人の目の前で言うことじゃなくない?」


阿求「ふふふっ。そうなんですけど、てゐさんってどういう人なのかわからないので、これはちゃんと本人に聞くしかないな~って思ったんです」


てゐ「あんた何年この番組やってるのよ。もうちょっとさりげなく聞くとかしてよ。クリームシチューの上○さんみたいな対応をしてよ」


阿求「あの人わかんなくても、トークで切り抜けますからね。さすがにあそこまで頭回りませんよ。普段誰かと話すなんてことないのに」


てゐ「でも阿求って、色々と妖怪に取材とかしてるんじゃないの? たまにあなたの本見るけど」


阿求「してたりしてなかったりします。さすがに人間一人で妖怪の相手はできないので、頼れる人を連れてになりますけど」


てゐ「だからあの天狗と仲がいいのか」


阿求「彼女とは昔からの知り合いなので。けれどこうしていろんな人と話していると、今言ったことと矛盾してますね」


てゐ「確かに。秋姉妹がいるとはいえ、私は妖怪だしね。けど、危害を加えられるほど、私は強い妖怪じゃないけど」


阿求「そうですか? 私はてゐさんと一緒に賭博場に行きたいですけど」


てゐ「賭博場? 荒稼ぎでもすんの?」


阿求「てゐさんの幸運にあやかりたいだけです」


てゐ「名家の家元がすることかよ。まあ楽しそうなのでやりますが」


阿求「じゃあ今度、鈴仙さんを交えて野球拳でもしましょうか」


てゐ「唐突に閃いた。そういうことだね」


阿求「タペストリーにしたら売れると思いますよ」


てゐ「お主も悪よの」


阿求「いえいえそんな。彼女が売れるのがいけないんですよ~」


てゐ「じゃあそこらへんは私が根回ししておこう。楽しくなりそうだ」


阿求「はい。極悪な作戦は収録が終わった後にということで、ここからはゲストに届いていますお便りを読んでいきたいと思います。R.N.雨垂れさんからいただきました。ありがとうございます。



 こんばんは。雨垂れです。

 まさか負けるとは……自信あったのに。御見逸れしました。


 差し入れは夏なのでスイカです! 実は今日も食べました。おいしい。



 スイカありがとうございます。私も冷やしていただきました。



 てゐさんとのことですが、ぼくの中でのイメージは完全に夢想○郷ですね。続編はよ。

 今回はそれに因んだのでスイカというのもあります。


 さて、少し近況報告を。

 例のお方とこれ以上はないかなと思っていたのですが、どっこいむしろ近くなったような気さえします。本屋さんで一緒に絵本をみたり、外のフリースペースで小一時間話したり、昼食を共にしたり。


 これどうなんですかね。ぼくは基本的に学習しない男なので、一縷の希望を見いだしてしまいます。

 ないかなとは思いつつも。


 さて、てゐさんは確かオオクニヌシ様と色々あったと聞いておりますが、具体的にオオクニヌシ様はどんなお方でしたか? 昔のこととは思いますが、覚えていらっしゃるのではないかと。


 なんとなく毎日が習慣化してきて多少なれて来ましたが、テストという新たな問題が。大学のテストってどうすりゃええのや、と日々煩悶しております。

 まあこの放送の頃にはほとんど終わってると思いますけど。


 では今日の雑学です。前回、ナタリア・ギンズブルクの問題を出しましたが、それに因んでもう一題。


 ギンズブルクは小説家ですが、実は映画にも端役として出演していたことがありました。この映画の監督はパゾリーニです。では、この映画のタイトルは?」



てゐ「そもそも私には誰かがわからない」


阿求「いや~……わかる訳がない。映画まで興味はない。端役って言われてもわからないですよ。もう答えみます。



 答えは『奇跡の丘』です。いかがでしたか?



 わかるか~い。



 さて、いよいよ夏も本番。皆様、暑さに気をつけて過ごしてくださいね。



 はい。とのことでしたが、てゐさん。オオクニヌシさんとはどんな方でした?」


てゐ「さっきの雑学はいいのかよ」


阿求「だってわからないし」


てゐ「(拗ねてる)」


阿求「ほら、早く答えて下さい」


てゐ「正直、くっそ気難しい奴だった印象しかない。頭の回転が速いからか、よく会話が噛みあわなかったんだよ。同じ話してるはずなのに、今より少し先のことを話すから、なんの話してるのかわからなかった」


阿求「頭の回転速い人ってそうですよね。事象の一歩先を歩いてる感じ。私も頭の回転は速い方ですけど、喋る時はそれなりに注意してますよ」


てゐ「そうなの?」


阿求「変な目で見られるの嫌なので」


てゐ「あっ、それオオクニヌシも言ってた。変な目で見られるのは気分がよくないって」


阿求「お友達になれそうですね」


てゐ「疲れるぞ?」


阿求「そうなんですか?」


てゐ「良くも悪くも職人気質でね。生活能力が著しく低かったんだ、ほっとけば死んでたなあれは」


阿求「てゐさんが見てあげたんですが?」


てゐ「いや? 私は近くにいただけ、あいつが勝手に助かってただけだ」


阿求「さすが幸運。さて、人を幸運にするてゐさんから見て、この人の現状どうみますか?」


てゐ「たぶん彼は今幸運ではないと思う」


阿求「あ~……私もなんとなくそんな気はしてます」


てゐ「いや、彼女を知らない私が何を言っているのかってところではあるが、彼氏持ち? なのかな?」


阿求「え~恐らく」


てゐ「それなのに他の男に寄っているあたり、好意という物に敏感な子なんだと思うな」


阿求「ですね。天然なのか狙っているのか、本人は自覚してないと思いますが。たぶん今まで優しくしてあげてたぶん、頼りやすいということもありますし……あっ」


てゐ「ん?」


阿求「わかりました。たぶん異性として見られてないですね!」


てゐ「あ~……なるほど」


阿求「これは少し様子を見つつ牽制した方がいいのではないですかね?」


てゐ「ふむ。具体的には?」


阿求「異性として男性を見ていない女性に多いのは、この人だったら大丈夫、という安心感だと思うんですよ。そこを崩していけば、男性であると自覚させることに繋がると思います。ここからは想像というか、完全に乙女脳なので本当に参考程度に受け留めて下さい。よくある、俺だって男なんだから現象です」


てゐ「ボディタッチとかしてくる子に効果的なやつ」


阿求「そうです。フレンドリーだから同性と似たような距離感になってしまっている。だけどそれは男性にとっては難しいものです。だって異性ですもの。まずはそこを突きます。そして女性に男性を異性として認識していただき、そこから男性が女性のことを特別に扱っている、彼女だから大切にしていると意識させるのです! 女性は自分を求める男性に好意を引かれる傾向があるので、そこを上手く使えば落とせる。後は彼女にとって男性が他にない人であると思わせれば、男の価値が高ければ勝てます!」


てゐ「誰と戦っているんだ」


阿求「男の価値は自分で決めれますよ。好きな人にたいして何も努力をしない男はただの怠慢です。本来の自分が一番と思っている男も怠慢です。体だったら鍛えればいい、服装だって買えばいい、外見から価値を上げれば自信に繋がります。それが、男の価値を上げると言うことです」


てゐ「でも結局性格でしょ?」


阿求「そうなることもありますが、第一印象において外見は手っ取り早い価値です。人となりはその後から見定めればいい。でしょう? それにてゐさん。かっこいい外見の男、ダサい格好の男、この二人の性格面の評価が一緒だったら、当然前者がいいでしょ? 外見の価値を上げるとは、そういうことなんです」


てゐ「なるほどね~。まあ私からが頑張れとしかいえないけどね」


阿求「私からもそうですけどね。頑張って! では続いてのお便りにいきましょう。R.N:甘味処アリスさんからいただきました。本日もボイスメッセージですね」



甘味「どうも、アリスです。ていっ。すいません手越出ました。私はあの人嫌いです。まあそんなことはどうでもいいんですけど。ハイ。えー……今回はですね、ちょっと色々と問題ある子を連れて来ました。もしも永遠亭が人造人間を造ったら? というコンセプトで生まれた木葉くんです。名前も含めて、設定としてまるっきりカ○プロのコノハです」


木葉「……よろ、しく」


甘味「ハイよろしくお願いしまーす。ところで今回のゲストは永遠亭のウサギの総括、てゐちゃんだってウサ」


木葉「……ウサ?」


甘味「てゐちゃんと言えば、森羅万象っていうサークルのシアワセエゴイストがいい感じですよ! 森羅万象さんの曲は是非一度聞いてみてください! 私は生演奏聴いたことないんですが、ちょっと勇気が出なくて聞きに行けないんですよねぇ。一度でいいので行ってみたいですウサ。シアワセエゴイストの姉妹曲(?)の全力ハッピーライフも好きです。森羅万象さんは原曲を上手く残してくれて、東方ファンとしてはかなり好きです。あ、言い忘れましたが木葉クンあんまり話すの得意じゃないので今回はこんな感じで私がマシンガントークかましていきます」


木葉「なんで僕、を、無理や、り、連れてきた…?」


甘味「木葉くんは普段竹林からちょっと離れた山奥に籠ってるから、探すの苦労したよ!(笑)木葉くんは何かてゐに思い入れとかある?」


木葉「……落とし、穴」


甘味「落とし穴?」


木葉「うん……。てゐは、落とし穴いっぱい作る」


甘味「へー……妖怪になる前はアナウサギだったりするのかね。種族妖怪の線もあるか。それだけ?」


木葉「てゐ、落とし穴掘って、その穴の中で寝てた」


甘味「相当疲れてたんだねぇ。それでも掘るってんだからプロ意識が高いね。……あのてゐが、そんな風にねぇ」


木葉「うん……。それを見つけた鈴仙、怒った顔でてゐを引き上げずに、土かけてた……」


甘味「え」


木葉「てゐ、飛び起きたけど」


甘味「まあ、そりゃねぇ。それにしても鈴仙、凄いことするね!? 能力で狂った影響か、それとも天然なのか、相当ストレス溜まってたのか……。今度労ってあげよ。そういや、てゐってどういう経緯で永遠亭に行き着いたんだろうね」


木葉「わからない、不思議……」


甘味「あとはてゐに医療知識はあるのか、とかも気になるね」


木葉「多分なさそう」


甘味「まぁ、医療知識があるようには見えないよね。とはいえ、聞いてみないとわからないし。ということで、今回の質問はてゐちゃんがどうやって永遠亭メンバーに加入したのか、てゐちゃんに医療知識はあるのか、の2点です」


木葉「じゃあ、ね……」



阿求「とのことですが」


てゐ「その世界の私はアホみたいだな」


阿求「こっちのてゐさんは?」


てゐ「もちろん、知略策略に関してはそうとうの切れ者と自負しています」


阿求「自分で言っちゃう辺り御里が知れますね~」


てゐ「うぬ。そんな愚かなつもりはないんだけど……」


阿求「まあ、バカではないと思いますよ。切れ者でもありますし。ただ悪事を働くのは苦手そうですよね」


てゐ「悪戯は好きだけど、犯罪はな~。冗談ですまなくなるから」


阿求「てゐさんはそれでいいんですよ。だって犯罪は、ばれたらいけませんから」


てゐ「まあ、そうだな」


阿求「まあそこは置いときましょう。永遠亭に行きついた経歴ってどうなんですか」


てゐ ああ~……あまり本編に関わりそうなことは神主の意向があるので口を噤みたいところだが、まあ少しくらいいいよね。一番は輝夜様かな。輝夜様に拾われたってところだよ。ただあれも、たぶん月の使者に見つからないようにするためだったんじゃないかなって思うな」


阿求「てゐさんの人を幸運にする力を利用したってところですか?」


てゐ「うん、たぶんね。ただ私は結構好き勝手やらせてもらったり、家族もできたから結果的に嬉しかったよ。だから理由はどうあれ、輝夜様が私を引き入れてくれたのは嬉しかった」


阿求「なるほど。では医療知識についてはどうなんですか?」


てゐ「簡単な応急手当くらいだな。医療知識に関しては、鈴仙の方が当たり前だけど多いよ。代わりに私は、経営顧問みたいなところはしてる。金回りは基本的に私かな。永琳も関わってるけど、大本は私が取り締まってるよ。マネーゲームみたいで面白い」


阿求「ゲーム感覚の経営顧問でもどうにかなるのが凄いところですね」


てゐ「稼ぎが良い訳じゃないから、逆に冷静でいられるんだよね」


阿求「はい。それじゃあそろそろ、次のお便りいきましょうか。R.N.インテグラさんからいただきました。



 阿求さん、因幡てゐさん、こんばんわ。

 インテグラでございます。


 7月に入って、ここから大学の方がより忙しくなりそうなのでここは早めに送っておきます。


 前回のガールズバンドについては、さすがに説明不足でしたね。すみませんでした。

 前回言ってたガールズバンドは、和訳すると「不祥事」、という意味の英単語を使った日本のアーティストの事です。(ギターが二人、ベース一人、ドラムス一人)


 ちなみにドラムス担当の方は、テレビで放送された。

 某太鼓ゲームの女性アーティストNO.1決定戦で優勝経験もある方です。


 また後に、虹川三姉妹と鳥獣伎楽、堀川雷鼓様のお三方にも電話で教えてあげてください。


 さて、今回は永夜抄から初ゲストの因幡てゐさんですね。


 失礼ながら、「人間を幸福にする程度の能力」って本当でしょうか…?」



てゐ「私が何かしてる訳じゃないけどね。勝手に周りが幸せになってるだけだよ」


阿求「周りが幸せだからてゐさんの能力なのか、てゐさんの能力だから周りが幸せなのか。卵が先か鶏が先か問題ですね」


てゐ「まあでも、幸せにする能力はたぶんあるよ。自覚もある。ただこれがいつからあるのかはわからないね。そんな感じ」


阿求「はい。それじゃあ続きを、



 さて、てゐさんに質問です。

 悪戯や詐欺を繰り返しているとのことですが、永琳先生やウドンゲにどれだけ怒られようと、そんなに悪戯や詐欺が楽しいんですか?


 また、悪戯や詐欺の罰が当たって、永琳先生に実験の被検体として扱われたりとかもお有りかと思いますが何の被検体が一番きつかったですか?


 さて、今回は恒例の雑学はないですが、私もてゐさんにムチャぶりを実行します。


 今回は伸びたストローをつけた箱をご用意しました。このストローは箱の中にある飲み物とつながってますので、てゐさんに目隠しでこれを飲んでいただきます。(吸ったストローの色を見ただけで逃げ出すのを防ぐため)


 勿論、箱の中身は飲んでからでないと開けられませんのでズルはできません。


 一つヒントを言うなら、夏バテに効くといわれてる物を使用しました。


 せっかくなので8月に向けて、夏バテ予防と、これまでの日頃の悪行の反省を込めて、ストローで全部飲み干してください。


 飲まない場合や逃げ出した場合、「日頃の悪行の反省をしなかった」という事で、永琳先生にてゐさんのうさ耳を掴んでもらって、被検体として拉致させますのでご覚悟ください」



てゐ「理不尽!」


阿求「は~い頑張って下さ~い」


てゐ「別にこの世界の私はそんなに悪行はしてないのに」


阿求「同一世界線のものと思って、はいぐびっと」


てゐ「ストローってところがなんか嫌だよな、しかも色つきで何かわからないし……うん……そこまで美味しくはない!」


阿求「だってただの健康食品ですから。お手紙の続き読みま~す。



 今回は、夏バテに効くといわれる「高麗人参茶」をご用意しました。


 人参好きのてゐさんのプライドを崩してみたいというのもあったのですが、悪戯や詐欺を日頃繰り返しているてゐさんに、現実の苦さをもっと知ってほしいという事でご用意しました。


 てゐさん、永琳先生やウドンゲさんも同じ永遠亭の家族ですから迷惑ばかりかけずに大事にするんですぞ!!


P.S.

 永琳先生、ウドンゲさんも普段薬売りで頑張ってるんですから、ウドンゲさんで実験したい気持ちもわかりますが、大事にしてあげてください!!




 とのことで」


てゐ「どうりで苦い訳だな」


阿求「まあそうでしょうね。でも苦いものの方が健康によさそうじゃないですか?」


てゐ「甘くて健康にいい方がよくない?」


阿求「それはそうなんですけど……対価を支払っている感じがいいじゃないですか」


てゐ「人間のそういうところよくわからないよ」


阿求「まあ、理解はしなくていいと思います。質問の方に移りましょうか」


てゐ「悪戯は楽しいよ。けれどそこまで悪質なことはしないよ? 悪戯って言うのは、後で笑い飛ばせるものじゃないといけないからね。それに詐欺だなんて人聞きが悪い。ただ少し原価より高めに設定してるだけさ」


阿求「それを詐欺というんですけどね。まあ怒られる程度だから、私はそこまで気にしませんが。顔晒してるだけましというものです」


てゐ「阿求相手は絶対に違法で売りつけはしないよ。地底の悟り妖怪並に心を見透かされるから」


阿求「人心掌握は得意分野です。さとりさんには負けますけどね」


てゐ「恐いな。まあでも何が楽しいかって言われると、ちょっと難しいかもね。そもそも同じような感覚もってないと面白いとは思えないし。ただ一言いえるのは、言葉巧みに騙すのは、人の動きを制限してるようで楽しいよ?」


阿求「少しは良心が痛まないんですか?」


てゐ「ないね。そこにあるのは、金になるかそうじゃないか。あとはエンタテインメントかどうかの二つだけ。まあ最近は、騙すことも少なくなってるけどね」


阿求「その方がいいですよ。それより被験体とかするんですか?」


てゐ「基本は鈴仙が全て引き受けてるよ。私に来ることはそんなにない。でもたまに、ちょっとしたことに巻き込まれることはある」


阿求「罰とかじゃなくて?」


てゐ「罰とかは全部お説教で終わってるよ。理不尽に実験されるのは鈴仙のジョブだから」


阿求「じゃあ、巻き込まれたので一番きつかったのは?」


てゐ「どこかのエロ同人のごとく、鈴仙がエグイレベルで発情して、三日くらいずっと相手させられたことかな……あの時はさすがに死を覚悟したよ」


阿求「手放しで喜べないのは本人だからでしょうね。人間だったら普通に死んでますから」


てゐ「妖怪でよかったと思ったよ」


阿求「はい。それではそろそろエンディングに行きたいと思います。本日はどうもありがとうございました」


てゐ「まあまあ楽しかったからいいよ。それより最初に言ってた鈴仙をはめるやつの作戦会議を早くしたい」


阿求「ですね。タペストリーで荒稼ぎしましょう。

 次回の放送は、8月27日(月)です。〆切は前週の24日(金)までにお願いいたします。ゲストは夏ということで、風見幽香さんにお越しいただきます。今から心臓バックバクです」


てゐ「死ぬなよ」


阿求「対応次第ですかね。まあなるようになりますよ。では本日はここまでといたしましょう。お相手は稗田阿求と」


てゐ「因幡てゐがお送りしました」


二人「バイバ~イ」

本日の差し入れ!(紹介しなかったもの)


インテグラさんより、

阿求さんと小鈴さんへ

迷いの竹林の香りがする入浴剤

てゐさん

人参キャンディー


を頂きました。

ありがとうございます!

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