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第三十八回 ゲスト:水橋パルスィ

~BGM:ダース○ーダーのテーマ~



パル「水橋パルスィの聖夜を大炎上にようこそ非リア充ども。私はメインパーソナリティのリア充ぶっ殺し隊隊長を務める、水橋パルスィです。今日は聖夜に浮かれて子作り三昧でもしでかしそうな若い連中をコマ切りするために、街に出て浮かれポンチになっている奴らを一人残らず根絶やしにしようと思います」


阿求「は~い皆さんこんばんは~。愛されパーソナリティの稗田阿求で~す。今日はパルスィさんに連れられて、ラジオの時間だと言うのに外に連れ出されてま~す。超寒いで~す」


パル「何してるの阿求? 足切り落とすわよ?」


阿求「鉈を見せつつ物騒なこと言わないでください。というかこれからどこに行くんですか? 霊夢さんブースで待ってますよ?」


パル「霊夢なんてリア充なんだからほっておきなさい。後で嫌になるようなプレゼントをあげるんだから。今日は番外編よ。クリスマスなんだかぶっ壊さないでどうするの?」


阿求「まったくと言っていい程、理解が追い付かないのですが。クリスマスだから壊さなければならない理由はないですよ~」


パル「ふざけないで非○女」


阿求「私のトンネルはまだ未開通です! 止めて下さい! ネガティブキャンペーンですか!」


パル「その可愛い声が妬ましいわ。声帯から引き千切りたいくらいよ。でも今日は見逃してあげる。なんってたってクリスマスだからね。あなたなんかよりも先にめちゃくちゃにしておかないといけない奴がいるから」


阿求「誰ですかそれ?」


パル「この番組の中で一番のリア充は所帯持ちよ。そいつがいる場所に向かう」


阿求「所帯持ちって……もしかしなくても紅魔館ですか?」


パル「それ以外に何があるの? きっと楽しそうにクリスマスをしているのでしょうね。それをぶっ壊して出来る事なら関係を絶たせたい。どうせ夜には、アリス♡ あっ……パチュ……リー。みたいなことをするに違いのだから、今の内にやる気を削いでおかないと」


阿求「考え方が鬼畜の極みですね。嫌いじゃないですよ」


パル「私はあんたが嫌いよ腹黒女」


阿求「女の子は皆、お腹に一物抱えてますよ~」


パル「そんなこんなで着いたわね。門番は……よくこんな寒いのに寝れるわね。むしろ尊敬できるわ」


阿求「まあ美鈴さんですから」


パル「失礼するわ」


阿求「ちゃんと挨拶はするんですね。意外です」


パル「礼儀は尽くすものよ。礼儀がなっていない奴なんて、ただの糞野郎よ。今の若い子とか歳よりとかまさにそう。ああいう奴がこの世にいると思うと虫唾が走る。今すぐにその首を落としてやりたい」


阿求「パルスィさんが過激すぎて恐いんですが。私これ付いてって大丈夫ですかね?」


パル「安心なさい。あなたの身の安全は保障してあげる」


阿求「台詞が犯人みたいな感じですね」


パル「まあ私は聖夜の殺人鬼だから」


阿求「わー恐い」


パル「さて。煙突を探さないと?」


阿求「どうしました聖夜の殺人鬼さん? なんで煙突なんですか?」


パル「クリスマスでサンタが煙突から侵入するように、聖夜の殺人鬼ことブラックサンタも煙突から入らないといけないでしょ? 礼儀は尽くさないと」


阿求「本当に意味わからないですね今日のパルスィさん。ブラックサンタだから黒服サンタコスなんですね。可愛いですよ」


パル「あらありがとう。妬ましいわ」


阿求「今のどこに妬ましい要素があったのか」


パル「可愛いあなたから言われても妬ましいでしょ。この服も私よりもあなたが着ればよかったのに。きっと可愛いわ」


阿求「そうですかね? でも寒いのは嫌だな」


パル「その時は任せなさい。背中を燃やしてあげます」


阿求「着なくてよかった」


パル「ここは煙突がないのかしら」


阿求「暖炉はあったはずですよ? たぶん裏手じゃないですか?」


パル「では向かいましょう。尺が勿体ないわ」


阿求「それを気にしているならこんなことしないでください」


パル「残念ね。これは必要事項よ」


~少女移動中からのなんやかんやあって室内~


パル「こんばんは。ブラックサンタパルスィさんよ。あなたたちの最悪のクリスマスプレゼントを持って来たわ」


パチェ「帰りなさい」


アリス「阿求。これはどういうこと?」


阿求「私に聞かないでください」


パル「まあ聞きなさい。持って来たのはこれよ」


パチェ「木魚?」


パル「聖夜には聖歌が付きもの。だから私は念仏を唱えることでクリスマス気分を台無しにさせてあげる」


阿求「地味な嫌がらせ」


アリス「でも確実に嫌なやつ」


パチェ「ほんとクソね」


パル「最高の褒め言葉よ。では聞いて下さい。歯の隙間に挟まったゴマって地味にウザいよね」


阿求「念仏とはなんだったのか」





~BGM的な何か~


阿求「はい皆さんこんばんは。パーソナリティの稗田阿求です」


霊夢「はい皆さんこんばんは。同じくパーソナリティの博麗霊夢です」


パル「そしてこんばんは。ブラックサンタこと水橋パルスィよ」


霊夢「やりたい放題だなお前」


パル「まだまだやりたいことはいっぱいあるわ。取り敢えずカップルは来年には別れればいいと思うの。どうせ男は肉欲。女は金銭の関係なのよ。そこに愛なんて存在しないわ。いい、どうせあなたたちは来年のクリスマスは別の人と過ごしているからね。その関係は一年続くなんてありえないから。ざまあみなさい」


阿求「エンジン全開のところ悪いですが。冒頭でいろいろとやりずぎたせいで時間ないです」


パル「あら残念」


霊夢「全然そうは思ってないでしょ?」


パル「当たり前でしょ?」


阿求「まあそんな訳で、早速ですがお便りを読んでいきましょう。では最初のお便りです。R.N:甘味処アリスさんからいただきました。



 お久しぶりです、甘味処です。

 最近東方作家を復帰したので、みずさん良かったらまたコラボお願いしやすね。いつかみずさんのオリキャラを見てみたいものです。


 んじゃ、質問といきましょう……と思ってたけどアレを忘れてました。差し入れです。


 先にスタッフの皆様にはアマゾネスドットコムの人気のゲーム三選です。みずさん以外のスタッフの方には開けてビックリのクリスマスプレゼントをお送りします。中身はお菓子なんで、仲良く食べてくださいねー。

 みずさんとパーソナリティのお二人、さらにゲストのパルスィは1人づつゆでなぜです。黒、白、ウズラ、ダチョウとあります。どれか一つは1ヶ月前に茹でてそのまま外に放置してしまったハエの集ってたやつなんで、くじ引きで頑張ってください。私はくじ運ないです。しんどい。10億当たんねーかな。


 あ、そうそう。パルパルといえば、今コラボしてる先生でパルパルが幸せになるお話書いてる人いるんで、良かったら探してみてください。


 露骨に宣伝済ませたところで、じゃあ質問ですね。

 パルパルが一番最近嫉妬したものはなんでしょうか?

 また、とある先輩に聞かれたんですがパルパルはそんなに妬んでて疲れない?


 ちなみに、私はまったく疲れません。慣れてますしおすしマグロアグロネクロ。

 あれ、ちょっとテンション高めかもしれない。


 それでは、またいつかお会いしましょう!


 P.S.私は最近シャドバのAA0でネタデッキで遊びまくってます。ランクもレートも上がんねェ。



 ですってみずさん」


みず〈俺ゆで卵嫌いなんで〉


阿求「いうことそれかよ」


みず〈あと。キャラクターだったら作れますけど〉


阿求「しかし扱いは難しいので一長一短ですよ? 欲しければ連絡くださーい」


霊夢「一先ずゆで卵は放って置きましょう」


阿求「ですね」


パル「私は今も幸せだから別にこれ以上幸せにならなくてもいいのだけど」


阿求「本当に幸せなんですか?」


パル「幸せよ。だってこんなに好き勝手やらせて貰ってるのに不幸なんてことはないわ」


阿求「さいですか」


パル「それにね、妬んでても疲れないわよ。呼吸をしても人間が疲れないのと同じ原理で、私は妬ましいと思っても疲れないの。だってこれは生きる原動力なんだから。私は人を妬んでないと生きていけない。妬むことこそが私の生きる証。だから疲れないわ」


阿求「なるほど。呼吸するのと一緒ってことですか」


パル「そうなるわね。それと最近一番嫉妬したのは、クリスマスを普通に楽しもうとしていた阿求よ」


阿求「私ですか?」


霊夢「でもクリスマスなんて皆楽しむものなんじゃ……」


パル「甘いわ霊夢。生クリームをマシマシにしてその上チョコソースをかけたバニラアイスを食べるくらい甘いわ」


霊夢「甘いなそれ」


パル「何普通にクリスマスを楽しんでいるのよ阿求は。あなた仕事あるでしょ? ていうかこれが仕事でしょ? 仕事あるのに何楽しんでるのよ? ふざけてるの?」


阿求「別にふざけてないですし仕事があるからって楽しまないのは損という物ではないんですか?」


パル「仕事があるなら憂鬱になりなさいよ。ああ妬ましい。あなたのそのポジティブ差が妬ましい。生きる気力もなくなるくらい失墜させてあげたい。仕事で失敗すればいいわ」


阿求「やることが酷過ぎる」


霊夢「今更思ったけどさ」


パル「何?」


霊夢「パルスィはあれよね? 自分ができないことを誰かができるから妬ましいんだよね?」


パル「そうだけど。何か変かしら?」


霊夢「いや~。あんたはあんたなんだから、別に誰かと比べなくてもいいんじゃないかなって」


パル「あなたのその主人公属性が妬ましいわね。そして私は別にこれで困ってないわ。私は私で出来ることは腐る程あるし、あなたよりも自分の感情には機敏に動いている。人の気持ちにも敏感になっている。弱い人の事も考えられる。それなのに、今更生き方を変えるつもりはないわ」


阿求「確固たる意志を感じますよね。まあそこがパルスィさんの良いところですよね。悪く言えば単なる開き直りですが」


霊夢「そうだったわね。ごめん。今のは失言だったわ」


パル「わかればいいのよ。別に怒ってもないし」


阿求「はーい。では続いてのお便りいきましょうか。お疲れ様です。R.N:九尾の白狐さんからいただきました。



 九尾の白狐です。今日はクリスマスですね、こりゃあパルパルしてないとやってられなそうですはい。……俺? バイトだよこんちくしょう!


 ……取り乱しました。失礼。気を取り直して、こちら差し入れです。

・キムチ鍋


 最近まで辛いの嫌いだった筈なんですが、いつの間にか好きになっていました。歳をとったからでしょうか……。



 あ~でもわかりますね。私も昔に比べると、苦いものが大丈夫なってきました。大人になると味覚は変化しますし、歳ですね。



 さて、お便りです。パルスィさんって、嫉妬心いじることが出来るんですよね? ちょっとそこの阿求さんの嫉妬心を弄って、パルパルさせてみて頂けませんか?(ゲスい)」



パル「良いわよ。さて……どうしてやろうかしら? 一重に嫉妬心といっても千差万別。でもまあ阿求といったらこれかもね」


阿求「え~なんですか?」


パル「生に対する嫉妬心」


阿求「見くびられましたね。私が生に対する嫉妬心を持ってると思いますか?」


パル「あら、ないの? じゃあこっちかしら。ねえ霊夢?」


霊夢「はい?」


阿求「ちょっと! 私の断りもなしに霊夢さんの御手を取るなんて不敬ですよ! 霊夢さんの体は私のものなんですから私の許可を取って下さい! 私の霊夢さんなんですからね! 誰も触っちゃいけないんです!」


パル「想像以上ね」


霊夢「さすがに恥ずかしいんだけど」


阿求「……もうこの世に思い残すことはありません。さようなら。今まで楽しかったです」


パル「まあ待ちなさい。あなたは別に間違ってないわ。人を好きになる気持ちは、人間にとって最も尊いもの。それを否定する必要はないのよ。あなたは霊夢が好き。それを恥に思うことはないわ。あなたみたいな可愛い子に思って貰えるなんて、霊夢は幸せ者ね」


霊夢「そりゃあ……うん、嬉しいよ。ちょっと恥ずかしいんだけど」


パル「じゃあ羞恥に塗れている二人の変わりに、私が続きを読んであげましょう。



 ありがとうございます。楽しめました(ゲス笑)



 ええ。私も楽しめたわ。



 P.S 前回の霊夢さんのネタ、以外とトラウマなんですよね……ちっさい頃、親がやっているのを見て、ガチ泣きした記憶があります故。霊夢さん慰めて。



 残念ね。今それどころじゃないわ。



 まぁ、嘘なんですけども(ゲス笑)



 ですって霊夢」


霊夢「はいはい」


パル「さて阿求。もういいかしら?」


阿求「落ち着きましたよ。もう二度と私の恋心を弄ばないでください」


パル「善処しましょう」


阿求「はい。では続いてのお便りです。R.N.ディアブロさんからいただきました。



 こんばんは、霊夢さん、阿求さん、ゲストのパルスィさん。ディアブロでございます。

 クリスマスですが、家でじっと過ごしておこうかなって考えてます。

 なんか、リア充がどうのこうのって考えるのアホらしい気がするので。


では、恒例の差し入れです。

高級シャンパン一本 、シャンパングラス×6

霊夢さん 高級牛サーロインステーキ 200g 、コーンポタージュスープ、炊きたてのコシヒカリ米一皿、

デザートにクランベリーパフェ

阿求さん 高級フカヒレスープ 抹茶パフェ

パルスィさん フォアグラステーキ ベルギー産チョコレートパフェ


 そして、「霊夢用」、「阿求用」、「パルスィ用」と、それぞれ書かれた3つの大きなプレゼントBOX(質問が終わってから開けてください)。


 さて、質問です。

 霊夢さん、阿求さん、パルスィさん、普段クリスマスはいかがお過ごしですか?

 特に霊夢さんは、紅魔館にお呼ばれしてクリスマスパーティに参加することはあるのですか?

 阿求さんやパルスィさんも、ミスティアのうなぎ屋に行ったりして過ごしたりはしないのですか?


 パルスィさん、あまり妬んでばかりいたら本当に身が持ちませんよ?

 たまにはミスティアさんや永琳先生に悩みを聞いてもらってはどうでしょう?(永琳先生は心療内科もやってるとは思いますが。)


P.S.

 これは、輝夜さんの時にも聞いておきたかったのですが

 みずたつさん、霊夢さん、阿求さん、パルスィさんはドラクエはやったことはありますか?

 今、ドラクエ11が絶賛発売中ですが、父がPS4版と3DS版を両方買いまして、私も3DS版が欲しいかもと考えていましたが、昔クリアできなかったPS2のドラクエ5を以前やってました。

(昔、ブオーンに勝てなかったので、データを一からやり直してます)

 ただ、就活シーズンが近いので一旦、お預けにしようかなと思ってますが」



みず〈以外に思われるかもしれませんが。私は一度もドラクエをやったことがありません。因みにFFもやったことがありません〉


阿求「まあ輝夜さんはドラクエやってますから。因みに私もやったことがありません」


霊夢「うちはそもそもゲームがな」


パル「私もね。ゲームするくらいなら本を読むわ」


阿求「やったことないので面白いのかどうかもわかりませんし、たぶん進められてもやりませんし」


霊夢「そうね」


阿求「じゃあクリスマスの過ごし方ですが、私は御察しの通りで、うなぎ屋に足を運ぶことはありますよ。でもパルスィさんは人里にこれるんですか?」


パル「来れない訳ないじゃない。妖怪だって、悪さしなければ居ても構わないのよ。でもクリスマスは基本一人かしらね。でもお節介のさとりが、いつも私を引っ張って地霊殿に連れ込むの。別にいいって言ってるのに」


阿求「満更でもないんじゃないんですか?」


パル「ふざけないで。そんなんじゃないわ」


霊夢「私は、去年は一応ルーミアと一緒にクリスマスに紅魔館にお呼ばれしたよ。その後収録があったから、夜は別々だったけど」


阿求「紅魔のクリスマスパーティって豪華そうですよね」


霊夢「それがそうでもないのよ。お祭りなのかなって思ったら、割りと普通だったわ。レミリアがクリスマスは本来親しい人とだけ過ごすものなんだって言って、紅魔の皆と一緒に食事を囲んで、ただお喋りしてたわね」


阿求「へ~。意外ですね。悪魔が聖夜を祝うなんて馬鹿なことだ。とか言いそうだったのに」


パル「今日見に行ったときは、すでに食事は終わってたものね。しくじったわ」


阿求「たぶんその時押しかけたら、レミリアさんに半殺しされてたでしょうね」


パル「……有り得そうで嫌ね」


霊夢「あいつ家族大好きだもんね。まあ普段はそんな感じかな」


パル「普通にクリスマスを楽しんでて妬ましいわね。それとディアブロさん。私は別に悩みとかなないので大丈夫だから。今が一番楽しいから。絶賛妬みを満喫してるから」


阿求「それって満喫するものなんですかね?」


霊夢「さあ?」


阿求「ではプレゼントボックスを開けましょうか。開けて下さいって言われているので」


霊夢「言われてるんだ」


パル「早く済ませましょう。尺が勿体ないわ」


阿求「じゃあまず霊夢さんから」


霊夢「にしても三つともでかいわね。人一人入ってそう。では」


魔理沙「メリークリスマース! 魔理沙サンタさんの登場だ! ギャラはすでに徴収済みだから気にするなよ! 霊夢!」


霊夢「なによ魔理沙」


魔理沙「お前にはこれをプレゼントしてやろう。高級羽毛布団と良質毛布、高級枕、高性能ストーブのプレゼントだ。ちゃんと使えよ?」


霊夢「ちゃんとルーミアの分もあるのね。ありがとう魔理沙」


魔理沙「ほんじゃあ私は一足先にお前の家でルーミアと待ってるわ」


霊夢「泊まる気?」


魔理沙「今夜はボードゲーム祭りだ! 早苗も読んでるから早く来いよ!」


霊夢「収録終わってからね」


パル「嵐のような奴ね」


阿求「それが魔理沙さんなので。続いては」


パル「私が行かせて貰うわ。どんな妬ましいものが入っているのか」


勇儀「はいドーン!」


パル「……」


勇儀「どうしたパルスィ? 元気ないな」


パル「今まさに元気がなくなったわ」


勇儀「それは駄目だな。クリスマスなんだから元気だそうぜ? そんなパルスィにはこれだ」


パル「化粧品? こないだ新調したばっかなんだけど。それにこれ、私の使ってるメーカーじゃないし」


勇儀「そうなのか? それは悪かったな」


パル「全く悪いと思ってないでしょう。これは阿求に上げるわ」


阿求「いいんですか? まあ私も使ってるメーカーじゃないんですけど」


パル「これを使って肌に合わなければいい。ガサガサの肌が見ものね」


勇儀「こらパルスィ」


パル「あなたは帰りなさい」


勇儀「しかたないな~。じゃあ私は失礼するよ。阿求、霊夢。パルスィを宜しくな」


パル「保護者じゃないんだからそんな」


阿求「はーい」


霊夢「わかった」


勇儀「ああそうだ。ストーブもあるからお前の家に置いておくな」


パル「さとりの家に持ってって!」


阿求「じゃあ最後は私ですね。御開帳~」


霊夢「それ止めなさい」


小鈴「こんばんは」


阿求「あら小鈴。そんなに縮こまってどうしたんですか? キャラ設定が練れてないんですか?」


小鈴「そういうメタイ発言やめようか! え~コホン! はい阿求。クリスマスプレゼント!」


阿求「小鈴から私に? 槍でも降るんですか?」


小鈴「普通に受け取れないのあなたは」


阿求「絨毯とストーブですか。ありがとうございます」


小鈴「うん。それと……一応メッセージカード預かったから読むわね。



 今回は、私からこの3つのプレゼントBOXの中に、霊夢さん、阿求さん、パルスィさんがそれぞれ一番大事だと思ってるであろう、パートナーとプレゼントを入れてお贈りしました。


 今回はクリスマスなので、ぜひ大切な人と一緒に最高のクリスマスを過ごして欲しいと思っていたので、たまにはこういうサプライズがあってもいいんじゃないかと思った次第です。


 もしよろしければ、シャンパングラスにシャンパンを注いで皆さんで乾杯しちゃってください!!


 私からは以上です。



 だって」


阿求「ありがとうございます。ですが人数の関係上色々と出てしまうと処理が面倒なので、その部分は皆さんの中で補完してくださ~い。小鈴もありがとうね」


小鈴「これくらいいいわよ。じゃあまたね」


パル「私にとって一番大切な人ってあいつ? 冗談もほどほどにして欲しいわ」


霊夢「まあ大切なやつではあるけどね~。ほとんど腐れ縁だし」


阿求「ですね~。でも、たまにはいいのではないですか?」


パル「そのポジティブ差が本当に妬ましい」


阿求「はいは。じゃあ次のお便りいきましょうか。R.N.しゅうきさんからいただきました。



 メリークルシメマス! しゅうきです

 リア充を爆破して! パルスィさん!


 ぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱる!!!!!!


 そんなわけで、リア充専用爆弾を1000個おくります! 建物は破壊しないので安心を!


 質問!!!

 パルスィさんが爆破したい人は?

 霊夢さんのほしいものは?

 阿求さんの今の趣味は? の3つです


 それでは!! また!!!!」



パル「リア充は爆破なんて生ぬるい。まず地面に首だけ出して埋めて一人ずつ鋸で首を――」


阿求「これ全年齢版なんでそういう拷問処刑はよそでやってくださいね?」


パル「じゃあ椅子に括りつけて逃げ場のない擽りの地獄を」


阿求「それも一部フェチを含みますので遠慮してください」


パル「仕方ないわね。じゃあ私の念仏で我慢してあげるわ」


阿求「タイトルは?」


パル「口の中に口内炎が五個出来たけど麻婆豆腐が食べたい」


霊夢「痛い」


パル「因みに今爆破したかった人たちはここにくるまでにクリスマス気分を台無しにさせて来たわ」


阿求「割りと意に介してなさげでしたけどね」


霊夢「私が今欲しいものか~。何があるかな~」


阿求「霊夢さんって本当に物欲ないですよね」


霊夢「特に趣味がないからね。あっ、じゃあ旅行に行きたい。温泉旅行」


パル「地獄に来るの?」


霊夢「それもありね」


パル「ならお勧め妬ましいスポットを紹介するわ。そこに行けば妬ましいことがいっぱいよ」


霊夢「それはいいや」


阿求「今の趣味はゲームと小説と琴ですね」


霊夢「まだ琴やってたんだ」


阿求「やってますよ~。ようやくさくらさくらをまとも綺麗に弾けるようになったんです」


パル「そうやってありもしないネタを作っても可愛いから許されるとこが妬ましいわ」


阿求「ネタって言わないでください。二次創作なんですからなんでもいいでしょ。それにパルスィさんの木魚だってネタじゃないですか」


霊夢「それに今日はブラックサンタコスだしね」


パル「それが何か?」


阿求「そうやってすぐ開き直るんだから」


パル「それが私だからね」


阿求「まあいいですけど。それでは続いてのお便りいきましょうか。R.N.斎藤真依さんからのお便りです。



 やっほー! 真依ちゃんだよー!

 前回静葉さんの時お便り出し忘れて意気消沈中の真依ちゃんだよ……。

 とりあえず、最近は割と落ち着いて行こうと思ってる感じ、テンションも無理に上げる必要もなし。

 阿求さんへの悪戯は止める気なし。

 そんな感じで、のんびり行こうかなと。


 今回はパルスィさんですね。実は、東方キャラで一番好きなのはパルスィさんだったり。

 でも、嫁は静葉さん。これは譲れない。

 好きなキャラは沢山いるけど、嫁宣言してるのは静葉さんだけだったり。

 パルスィさんは、勇パルなるカップリングを知ってから、そこから大好きになったので。どちらかというと一歩引いた所から見てるファンみたいな。一般人がアイドルを見守ってるのと同じ同じ。大好きだけど触れる事は許されない、そんな感じ。


 クリスマスですねー。家族と一緒にケーキを食べてると思うので、クリぼっちにはならない予定。

 別にリア充とかどうでもいいや。目に見えない所でイチャイチャされても気にもしないし。


差し入れ!

とりあえず阿求さんへは、『激辛唐辛子ケーキ』と『蓋を開けた瞬間爆発するケーキ』

好きな方喰らってください。

残りの皆さんには、ブッシュ・ド・ノエルを送りますね。


 質問!

 クリスマスですし、好きな人の名前を全力で叫んでもらえませんか?

 唐突な公開処刑。三人とも、よろしくです!


 じゃあ最後に、自分も叫んで締めましょうか。

 最近破られてないしね。


 (ビリッ」



霊夢「叫ぶこともなく破られる鬼畜さ」


阿求「なんのことでしょうか?」


パル「好きな人なんていないわよ?」


阿求「私は霊夢さんが好きですよ!」


霊夢「私はルーミアが好きよ」


阿求「家族愛!」


霊夢「別に恋愛関係で好きって言ってないし。ルーミア―。愛してるわよ~」


阿求「軽い! 叫んでないですよ!」


霊夢「叫んだわよ。心の中でシャウトしたわよ」


パル「!!」


阿求「パルスィさんもそれだ! みたいな顔をしないでください!」


パル「まあ私は本当に好きな人はいないし」


阿求「勇儀さんは?」


パル「ウザい」


阿求「さとりさんは?」


パル「ウザい」


阿求「私は?」


パル「死ね」


阿求「私だけ酷くないですか!」


パル「そんなことないわよ。愛してるわ。さとりよりは下だけど」


阿求「それは愛してるって言えるんですかね!?」


パル「仕方ないわね。一度しか言わないからよ~く聞きなさい。さとり、勇儀。あなたたちのそのお節介は本当に迷惑なの。私は一人で居たい時間が人よりも長いのよ。だからそうやってずけずけと来られると迷惑なの。でも、正直嬉しいとは思う。それに関してはお礼を言うわ。これで満足?」


阿求「はい。それでいいですよ。結局叫んだの私だけじゃないですか」


パル「阿求には丁度いいじゃない」


阿求「なんですかそれ。もういいです。次いきますよ。R.N.雨垂れさんからいただきました。



 こんばんは。雨垂れです。クリスマス!ファーwww

 予定は前世に置いてきました。早く予定のあるクリスマスを経験してみたい。


 環境上キリスト教に触れる機会が多く、クリスマスといえばキリストの生誕みたいなイメージがもとからありました。もはや最近はマリアも真っ青なくらい違う方向のイベントになってますが……。


 今回のゲストは嫉妬の神様ですね!

 源氏物語にも同じような名前の巻があったと記憶しています(これが雑学だと思ったじゃろ?残念だったな、残像だ)。


 差し入れから。今回は皆さんで分けてください!

 ブッシュドノエルです!

 薪の形のクリスマスケーキ、とかいう意味だったような。おいしいです。おいしいです(大切なことなのでry)。

 それとシャンメリー! リンゴ味。お酒はやめときました。


 クリスマスの歌もたくさんありますね!というわけで初めての試み、BGMの差し入れ!

 Earth,wind&fire『Winter wonderland』

 お気に入りです。


 質問といきましょう。

 今までで一番妬いたクリスマスの思い出は?

 一人ひとつずつお答えください。ひとつずつ。


 近年忙しくて、ホワイトクリスマスが過ごせるときと過ごせないときがあります。今年はどうだろ……。

 皆さんはホワイトクリスマスの経験ありますか?


 さて、雑学ですね。勿論クリスマス関連ですよ!


 実はイエスの降誕は冬ではなかった!


 いかがでしょう。

 根拠は以下の通り。

 まず、羊飼いが放牧していますね? 羊飼いが放牧を行うのは夏です。イスラエルも例に漏れず、冬が厳しいですからね。


 因みに冬は何をしているかご存知ですか?

 クリスマスですからね、気前よく二問。

 羊飼いは、冬場は山を降りて、ザンポーニャという革袋の笛を吹いて、村や町で施しを受けたりして暮らします。少なくとも1990年代のイタリアではそうみたいです。


 それと根拠もうひとつ、これは所謂「ベツレヘムの星」が関係しています。

 これは、記録などを見ていくと、惑星集合である可能性が極めて高いそうです。紀元前4世紀前後(史実を元にしたときイエスが生まれたと考えられるころ)に、金星・木星・火星・水星などの大集合が何度か起こっており、その時期はいずれも初夏から初秋にかけて。

 そういったわけで、イエスの降誕自体はどうやら夏だったようです。


 ここまで知っていれば完璧です。


 クリスマスを否定するわけでは全くありません。念のため。むしろ、時期よりもクリスマスを心から祝うということが大切なのでしょう。クリスマス自体は好きです。


 In the meadow we can build a snowman.

 久々にやってみたいものです。


 では皆さん、よいクリスマスを!


 P.S.

 相手に彼氏ができたそうです。

 どうすればいいか、わかりません。

 想い続けるって禁忌でしょうか?



 ですって。因みに雑学のことを言わせて貰うと。別にクリスマスはキリストの誕生日ではないですからね? なんだか周りが囃し立ててますが。厳密に記されたものが無い以上、キリストの誕生日はいまだ不明確というのが答えです。それと夏場というのは、まあ多分そうでしょう。

 私自身、聖書には詳しくないのですが、放牧をしていた関係上、夏場だったことは頷けます。冬場に何をしていたのかまでは知り得ませんでした。しかしなんというか、よくそんなに調べられますね。私はみずさんがプロテスタントの学校に行っていたので、それでなんとなく耳にしていたからわかりましたが」


パル「私にはちんぷんかんぷんだわ」


霊夢「私も」


阿求「私も完璧ではないですけどね。いつも雨垂れさんの地力量には舌を巻きます。最近勝てないな~」


霊夢「にしてもP.Sの内容が重すぎる」


パル「そう? 彼氏ができても心配ないでしょう。その子がいくら幸せでも、若い恋愛は一時のものよ。一月も持てばまあいい方。三ヶ月もたてば御の字ね。若い人の恋愛は遊び感覚なのよ。その時その時楽しい一時を過ごせれば誰だっていいの。それこそ、あなたでもね?」


阿求「恋愛したことないくせに」


パル「まあね。でも私は恋愛ごとには強いわよ。なんてったって嫉妬の心を持ってるからね。だから私は、遊び感覚と言うのならこれ以上オススメはしない。でもそうじゃないのなら、思い続けるのはいいことよ。諦めるなんて笑止千万。禁忌? 笑わせないで。例え禁忌を犯してもその人が欲しいと思うのなら足掻けばいいじゃない。それほどまでに恋焦がれているのならものにすればいいじゃない。彼氏ができたからなんだって言うのよ。男なら、その相手より自分の方が幸せにできるという根性をみせなさい」


阿求「めっちゃかっこいい」


霊夢「男前ね」


パル「でも焦っては駄目よ? 勢いは確かに大事だけど、時と場所は弁えなさい。今は恐らく幸せ絶頂期。それが落ち着くまでは、最も親しい友達のポジションを獲得するの。相談をされるのなら凄くいいわね。徐々に徐々に、甘い蜜を垂らすように想い人を落としていくのよ。時間はかかるだろうけど、それ以上にその時の時間が尊いものになっていくわ。だから絶対離れたら駄目よ。そいつを本当に好きなら、結んだ縁は切らないことね」


阿求「ガチなアドバイスしているところ悪いのですが。そこまで真剣にされるとこの後の進行が非常にやりにくいのですが……それとパルスィさんのキャラが変わり過ぎです」


パル「私は弱い者の味方。それだけよ。でも確かに、色々と恥ずかしいことを言ったわね。ごめんなさい」


阿求「まあいいですけど。雨垂れさんも、是非頑張ってください。私たちも応援しますから、頑張ってください。では質問の方に移ります」


霊夢「一番妬いたクリスマスの思い出、だっけ?」


阿求「はい。因みに私は、校了間近ということで籠って執筆していたら遠くの方からクリスマスソングが流れて来た時に、世の中はそうだよな~。と思ったことですかね。超悲しかったし妬きました」


パル「作家の性ね」


霊夢「私は……小さい時に、一人でいた時かな。町の灯りが綺麗で、皆には家族がいるんだ~って。羨ましいなって思った」


阿求「ああ……その気持ちわかりますね」


パル「いい嫉妬心ね!」


霊夢「笑顔になるな」


パル「私は毎年毎年妬ましいわ。人類皆幸福と思ってる阿呆を見ると捻り潰したくなるし。クリスマスだからって悪ふざけする馬鹿もひき肉にしたい。自分が幸せだと思っている連中が本当に妬ましい」


阿求「あいかわらずバイオレンスですね」


パル「ありがとう」


阿求「まあちょっと最後はしんみりとした感じになっちゃいましたけど。私はクリスマスは好きですよ」


パル「私は嫌いよ」


阿求「今は喋らないでください、エンディング中です」


パル「なんでよ。私ゲストよ?」


阿求「それでもです。もう。え~、今回のクリスマス回も楽しんでいただけたでしょうか? 幸せとは一切無縁の回となってしまった感じですが、私は割りと楽しかったです」


パル「私も楽しかったわよ? 久々に暴れ回ったし」


霊夢「うん。私も」


阿求「ならよかったです。今年も、残すところあとわずかとなりました。霊夢さんとは、今回で今年のお仕事は最後となります。今年一年ありがとうございました」


霊夢「何回か休んだけど。こうやって関われるのは楽しいよ。来年もよろしくね」


阿求「はい。パルスィさんも今日はありがとうございました」


パル「礼はいいわよ。好きで来たんだし。これが終わったらブラックサンタとして絶望のプレゼントを配って来るわ」


阿求「はい、いってらっしゃい。次回の放送は、年末特別企画。12月31日21時から放送予定です。ゲストには年末でもおなじみのレミリアさんをお招きして、今年一年を振り返って、悩みを一切合財ぶった切り! というコンセプトでやって参ります。

 お葉書の内容にしましては。レミリアさんのお悩み相談室という企画をしますので、そのお葉書を募集します。皆さんの日ごろ抱える悩みを、レミリアさんがスパッと解決してくれますので、気軽に応募ください。〆切は12月29日(金)までとさせていただきます。

 それでは本日はここまで。お相手は稗田阿求と」


霊夢「博麗霊夢と」


パル「水橋パルスィがお送りしました」


三人「バイバ~イ」

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