第三十七回 ゲスト:秋静葉
~BGM的な何か~
阿求「はいどうも皆さんこんばんは。メインパーソナリティの稗田阿求です」
霊夢「皆さんこんばんは。同じくパーソナリティの博麗霊夢です」
阿求「最近寒くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 寒くなって来るとね、やっぱり風邪とかが流行りはじめますよね」
霊夢「そうね。季節の変わり目だし。体調管理はしっかりしないといけないわね。阿求は何かそういうことしてるの?」
阿求「私ですか? 私はそういうの得意ですよ。これでも健康志向の人間なので、食べる物なんかも気を付けています。できるだけ薬には頼らないようにしてますね。ほら、普段から色々飲んでますから」
霊夢「そうなんだ。阿求のことだから栄養ドリンクとかで済ませてるものかと」
阿求「私あれ嫌いなんですよね。味とかじゃなくて、単純に頼りたくないといいますか。できることなら、食生活から改善していきたいなって」
霊夢「そんな阿求が、この冬よく食べる食べ物は?」
阿求「蜂蜜です!」
霊夢「蜂蜜?」
阿求「はい。蜂蜜を食べるのは、喉のケアですね。私、こんなに良く喋りますが、結構喉弱いんですよ」
霊夢「確かに、阿求はお茶の減りが早いわよね」
阿求「そうなんですよ。すぐ喉がイガイガしちゃうんです。そこから風邪に発展することが多いので、なるべく喉は労わるようにしてるんです」
霊夢「それで蜂蜜?」
阿求「はい。蜂蜜を温かいお湯で溶かして、摩り下ろした生姜をいれて混ぜるんです。暖まるし、喉にもいいですよ」
霊夢「へ~。今度やってみよ」
阿求「ぜひどうぞ。皆さんも試して見て下さいね。
さて、ではそろそろ、ゲストの紹介に行きたいと思います。過ぎ去った秋、秋静葉さんです」
静葉「皆さん、こんばんは。秋静葉です」
阿求「きゃー!! 静葉ちゃーん!!」
静葉「えっ? あっ、はい! 静葉です」
霊夢「何してんの?」
阿求「静葉さんはこのラジオにおいてアイドル的存在なので、ドルオタ風にやってみました」
霊夢「無駄に喉を使ったな」
阿求「仕事ですから」
静葉「今日は、よろしくお願いしますね」
阿求「はい、お願いします。なんだかんだ、もう3年は経ちましたかね?」
静葉「ですかね? あまり覚えていませんが、懐かしいですね」
阿求「新参の人はわからないと思いますが、このラジオ番組は、パーソナリティに私と霊夢さん。プロデューサーにみずさん、スタッフにみゆさんと秋姉妹という面子で、いつもラジオを作っています。静葉さんは今、みずさんから音響監督を引き継いでいまして、事実上ここではみずさんに次いで偉い人です」
静葉「やめてくださいよ。そんなに偉くないですから。それに、音響監督を引き継いだのも、今年に入ってからですし」
阿求「何言ってるんですか。静葉さんが音響やってくれるおかげで、我々はこうしてラジオ番組をすることができるんですから。静葉さんのおかげですよ。いつもあいがとうございます」
霊夢「本当にありがとうね静葉」
静葉「えっと……照れちゃいますね」
阿求「その笑顔が可愛過ぎる!」
霊夢「そういえばで聞きたいことがあったんだけど。いい?」
静葉「なんですか?」
霊夢「静葉たちも台本とかもってるけど、あれって私たちと同じなの?」
静葉「ああ、あれですか。一緒ですよ。あれは私たちが、作品に合わせて放送作家の人と一緒に作ってるものです。最初にできたものをブラッシュアップして、削るところや足したいところを加えて、最終的にあの形になるんですよ。家は他とは違う形で制作しているところなので、たぶん正規の方法ではないんですけどね」
霊夢「へ~」
阿求「制作にかんしては、小説と変わらないんですか?」
静葉「たぶんこれは家だけだと思うんですが、実は放送作家の人と打ち合わせの段階で、全て作っちゃうんですよ。それをいったん放送作家の人が持ち帰って、清書して、改めて流れを見直してブラッシュアップして、手直しをして完成です。小説と違って、ラジオの台本って決め所以外、台詞なんてないですし、阿求さんたちの台本もフリートークとしか書いてないですよね?」
霊夢「書いてあるのは、時間だけね」
静葉「タイムキーパーは重要なことです。うちは収録が主ですけど、たまに生放送もやるので、慣れて貰うためですよ。なんだかんだ阿求さんがいつも気を付けてくれてはいますが、たまに伸びてるので注意してくださいね」
阿求「気を付けまーす」
静葉「お願いしますね。って、少し話すぎましたかね」
阿求「ですね。ではそろそろ、質問コーナーにいきたいと思います。最初のお便り、R.N:evilplantさんからいただきました。
どうも、こんにちは。前回……でしたっけ。お手紙書いた時に片腕吹っ飛ばされたevilplantです。竜人じゃなかったら出血多量で死んでましたね。
そう言えば、これを書く前日に雪が降りましたね。おお、さむいさむい。こんな時はシャドバでランクマをやるに限ります()
あ、最近A0に昇格しました。ビショップ最高。
A0って、なかなかの腕前ですね。私なんてD1なのに。ランクマッチ嫌い過ぎてやってないだけですけど。
今回は静葉ちゃんですね。落ち葉って綺麗ですよね。
というわけで(どういう訳だ)差し入れです。
れいむ→お賽銭1.0E+68円
あっきゅん→秋&冬の幸詰め合わせ(皆さんでどうぞ)
しずはちゃん→枯れない&落ちない紅葉盆栽
みずたつさん→シャドバのアリス×5()
さて、質問タイムです。
霊夢さん、ここ最近で一番寒かった思い出はなんでしょう。(どのような意味でもokです)
阿求さん、(霊夢にイケメンボイス&キメ顔で告白したらどんな反応をするのかやってみてください)
静葉さん。
秋以外で幸せな一時はなんでしょう。
みずたつさん。今でもシャドバをやっている場合のみお答え下さい。
相手がゾディアック&邪神+イージスというビショップの時、同じビショップで戦う時に重宝するフォロワーを4体答えてください。(答えは手紙の最後に載せます)
さて、こちらは急激に寒くなって来ましたが、そちらも体調管理をしっかりしてお過ごし下さい。
それでは~。
p.s.
ツイッターで#魔剣鍛治師と検索してみて下さい。こちらの作った(描いた)武器が置いてあります。(露骨な宣伝)
小説の更新が寒さとストレスと勉強で滞ってしまいました。というかこれ書いてる時に外を見るとそこは雪景色なんです。早すぎます。しゃむい。
仕方ないので追加で『フェザードラゴンの羽毛で作ったふとん』を。
人をダメにするほどもっふもふでぬくいですよ。
あ、ちなみに下書きが8000字に到達しました。大変だなあ……。
ではでは。
さてじゃあ、今はガルパにどっぷりはまってしまってログインしかしていないみずさん」
みず〈それ言う必要ある?〉
阿求「ありますよ。答えをどうぞ」
みず〈ビショップでしょ? イージスを入れるのはまあ確定だとしても、フォロワー……オーディンは邪神対策ではいいよね、あれ確か除外だったし……もうさすがにわからん。だって俺、D0だし〉
阿求「やってないのが丸わかりですね」
みず〈運が絡むゲームってあんまり好きじゃないんだよね。最初のマリガンで全然入れてない5以上のコストが軒並み出てくるくらいには、いつも運がないよ。あれ可笑しいよね10枚も入ってないのに5コスト以上しかでないんだもん。結構2ターンまで動けないことの方が多いんだよ俺〉
静葉「本当にカードゲーム弱いですよね。ババ抜きでも上がったところ見たことないです」
みず〈ジョーカーが俺を求めてやまない〉
阿求「はいはいわかりましたから。では答えといきましょう。
それから質問の答えです。
正解は、同じゾディアックと邪神、オーディン、ミスターフルムーンです。
オーディンがイージスになったりしますが、フルムーンは握っておいて良いでしょう。あまり使われていませんし。
ですって」
みず〈なるほど……わかんねぇや〉
阿求「だから負けるんですよあなたは。では質問の続きを答えましょう。霊夢さん」
霊夢「ここ最近で一番寒かったこと。チルノの奇襲かしら」
阿求「何やってるんですかあの人」
霊夢「なんかスターとかと共謀して私を襲いに来たらしくて、そのやり方が結構エグかったのよね。遠くから冷気を漂わせて、神社周辺を極寒にして動きが鈍ったところを襲うみたいな」
阿求「戦略としては間違ってないけど、子供のやることじゃない」
静葉「なかなか凶暴ですね」
霊夢「まあ結果的に、私じゃなくてルーミアがキレて血祭りだったけどね」
静葉「ルーミアちゃん。寒いのとか嫌いそうですもんね」
霊夢「かなり嫌だったみたいよ。久し振りにルーミアのあんな姿みたし」
阿求「ルーミアさんって、やっぱり怒れせると恐いんですか?」
霊夢「そりゃあもう、そんじょそこらの人間には止められないわよ。やっぱり妖怪なだけはあるわね」
静葉「今度から気を付けよう」
霊夢「怒りっぽくはないから大丈夫よ」
静葉「そうですか。なら気おわずにします」
阿求「はい、じゃあ次私ですね。イケボですか、ちょっと待ってくださいね。顔作るんで」
静葉「顔って作るものなんですか?」
霊夢「知らん。そもそもイケボに顔が必要なのか」
阿求「霊夢さん」
霊夢「ん?」
阿求「あなたを愛しています。この世の誰よりも(イケボ&キメ顔)」
霊夢「……えっ? 何急に? 恐い」
阿求「あ~れぇ~? 思ってた反応と違う」
静葉「そりゃあ急に告白されたらそんな反応されますよ」
阿求「もっと顔を赤らめて、えっ……うん。みたいな反応はできないんですか?」
霊夢「悪いけど、阿求でときめくことの方が稀だから」
阿求「もっともな正論ですね。何も言えねぇ。はいじゃあ静葉さん」
静葉「はい。秋以外で幸せなひと時ですか。ご飯食べてる時ですかね」
阿求「腹ペコキャラは妹さんの方では?」
静葉「私、食べても太らない性質でして」
阿求「これは露骨に喧嘩を売ってるんでしょうかね?」
静葉「そういう訳じゃ」
阿求「でも確かに、静葉さんってよく食べますよね。家で食べてても、かなりおかわりしてますし」
静葉「食べるのが好きなんですよ。食べてる時は、本当に幸せですね」
阿求「静葉さんがただ食べてるだけのお話しとか作ったら面白そう」
霊夢「誰が見るのよそんなもの」
阿求「さあ? でも作ってみればいいんじゃないんですか? 私は造りませんけど」
静葉「みずさんプレゼンツ?」
みず〈嫌だよ。自分ので手一杯だわ〉
阿求「急募! 誰かこんな感じの静葉さんが孤独のグルメ的なことをするお話しを作ってください!」
霊夢「結局、他人任せっていうね」
静葉「まあいいじゃないですか」
阿求「はい。じゃあ次いきましょうか。R.N.ディアブロさんからいただきました。
こんばんは、霊夢さん、阿求さん、ゲストの静葉さん。
ディアブロでございます。
さあ、今夜は紅葉の神様がゲストですね。
私も最近、友達と日帰り紅葉旅行に行きたいですけど、中々スケジュールが取れないです。
では差し入れです。
静葉さん 難燃スプレー、消火器、もみじの天ぷら
(本当に紅葉の葉を揚げた、大阪の実在するお菓子です。
白狼天狗とは無関係です)
霊夢さんと阿求さん 火鉢用の炭 3ヶ月分
と、「古明地さとり様」を。(さとり様を送った意味は後ほどわかります)
では、質問です。
静葉さん、前回の僕の質問から静葉さんは料理が上手いとの事ですが、前回、優曇華さんと何作ってたんですか?
ちなみに、僕の好物は油淋鶏やチキン南蛮です。(某夜雀に怒られそうですが…)
それと、静葉さんのそのスカート。本当に紅葉で出来てるんですか?
一応、燃えないように難燃スプレーを送りました。
それと阿求さん、静葉さんのスカートにいたずらしようとか良からぬこと考えてたりしてないですよね?(阿求さんの性格上、あり得ると思ったので)
さとり様、サードアイで阿求さんの心覗いてください。
もし、本当に万が一けしからんこと考えてたら静葉さん、消火器ぶっかけちゃってください。
本当にやばかったら、霊夢さんも夢想封印を。
P.S.
阿求さん、初期の阿求の駄弁りで静葉さんと同じ姉キャラでレミリアさんのこと、バカにしてましたよね?レミリアさんを本気で怒らせたら、ほとんど誰も手つけられないと思いますけど、グングニルを喰らってもいい覚悟とかあったんですか?」
さとり〈という訳で、ギャラをもらいに来ました〉
阿求「さとりさんが俗世に塗れている」
さとり〈まあ阿求さんは、すでにここに来るまでに静葉さんのスカートを捲ってますしね〉
阿求「いや、あれは冤罪」
霊夢「何があったの?」
さとり〈阿求さんが静葉さんのスカートを引っ張って転ばしてスカートがペロンと〉
霊夢「ちょっと阿求?」
阿求「ですから冤罪ですから! あれはこけた拍子に静葉さんのスカートを掴んでしまっただけで、意図しての出来事じゃないです! それと最近、何かと私を変態に仕立て上げてますけど、私これでも普通の人間ですからね!? ラジオだけこのキャラ作ってるだけですから!」
さとり〈でも実際パンツを見た時は、無地の白パン! さすが静葉さん、男の劣情を煽ることを心得てますね。しかもちょっとレースもあしらった可愛いやつじゃないですか! これは女子力高いですよ! さすがです。さすが清楚派の姉! 凌辱ものに長けているだけはある。って思ってたじゃないですか〉
阿求「いや確かに思ったけども!」
静葉「阿求さん……」
阿求「ああ止めて下さい! これからも一緒に仕事していくんですから、心の距離を開かないでください!」
霊夢「さすがに気持ち悪い」
阿求「そこにパンツがあるなら、誰だって見たくなるでしょう! それが静葉さんのような美人さんなら尚更です! むしろ、見ない方が失礼!」
静葉「普通に見ないでくださいよ」
阿求「……ごめんなさい」
さとり〈さてじゃあ、私はギャラだけ貰って帰ります。ちなみにこれは、友人である阿求さんの名誉のために言っておきますが。この人思ってるより何も考えてないので、普段からこんなんではないですよ〉
阿求「もうちょっと早く言ってほしかったかな!」
霊夢「はい。じゃあ質問にもどろっか。こないだのウドンゲの時に何作ったかだけど……あれ? なんだっけ?」
静葉「一月も前のことですからね~」
阿求「鈴仙さんが中華が得意だってことでしたから、中華料理でしたよ。ウマ辛麻婆豆腐と酢豚でした」
霊夢「あ~そんなんだった。ウドンゲの麻婆豆腐が絶品って話しだったんだよね」
静葉「実際本当に美味しかったですよね~。スパイスが厳選されてて、辛いのに上手いっていう、洗練された味付けでした。私もあの時少し教わったんですけど、スパイスの種類だけは教えてくれなかったんですよね」
霊夢「あれは完全に料理人の顔だったわね。でも静葉のも美味しかったわよ」
静葉「ありがとうございます。中華は辛味に対する奥が深くて、私のような素人では真似が限界ですけどね」
阿求「静葉さんのあれで真似だったら、普段の私たちの料理は料理ですらないかもしれませんね」
静葉「さすがに、そんなことないと思いますけど。私はほら、中華より和食の方が得意なので」
阿求「いつも美味しく頂いております」
静葉「いえいえ。阿求さんの家は、いろんな食材が揃ってて楽しいです」
阿求「さてじゃあ、問題のスカートの方にいきますか」
静葉「これは普通にスカートですよ? 紅葉柄の刺繍は施していますが、さすがに紅葉だけは卒業しました」
阿求「卒業? つまりは以前は……」
静葉「全部、紅葉で出来ていました」
霊夢「普通に考えたら痴女ね」
静葉「だから止めたんですって。私はそれで普通だと思ってたら、そんなことないってことがわかって……すぐに恥ずかしくなって止めたんです」
阿求「つまり気づかなければ」
静葉「今でも紅葉だったでしょうね。恥ずかしながら」
阿求「なんで気づいてしまったのか」
静葉「そういう、不遜なことを考える輩がいることを知ったからでしょうかね」
阿求「そういえばレミリアさんの話しなんですが」
霊夢「露骨に逸らしてきたわね」
阿求「別にレミリアさんはあれくらいで怒りませんよ。レミリアさんって、自分のことでそこまで感情的になるような人ではないですし、プライド云々高いところはありますけど、基本的にそこが作用するのって同等のレベルの人だけが相手な場合に限りますし。別に怒られることはありません」
霊夢「思ってるより、阿求ってレミリアと仲いいもんね」
阿求「将棋仲間なので。今のところ勝ち越してますがね。それにレミリアさんは、相手を叩きのめすときは必ずその土俵に上がって来るんですよ。言葉だったら言葉、喧嘩だったら喧嘩、ゲームだったらゲームって言うふうに。それで全部こなしちゃうんですから、私はあの人以上の天才を知りませんよ」
霊夢「だから理不尽にグングニルすることはないと」
阿求「例外はありますけどね。純粋に蹴散らしたい時は使ってましたけど、こころさんとかに」
静葉「一応、やる人は考えてるってことですかね」
阿求「たぶんそうかと思いますよ。さて、続いてのお便りいきましょう。R.N:九尾の白狐さんからいただきました。
お久しぶりです。九尾の白狐です。覚えていらっしゃるでしょうか? そうであれば幸いです。
もちろん覚えてますよ。初期から一緒にやってきた仲なんですか。
さて、まず差し入れを。
・ゴマ味噌鍋(出来立てホヤホヤ)
最近は寒いですからね、特に夜とか。なので鍋です。放送終わったあとにでも皆さんでつついて下さいませ。
あとこれを。
・霊夢さん 謎の箱
開けてみてのお楽しみです。リアクション期待しています(迫真)
それでは質問です。
最近、台風ばっかで静葉さんの葉っぱを紅葉にする塗り塗り作業が台無しになっていると思うのですが、それはさておき。
……手作業で塗り塗りって、ぶっちゃけ非効率では?(効率厨脳)」
静葉「ぶっちゃけ非効率極まりない。一気に塗れるなら一気に塗りたい。でもあれ一枚一枚に私の魂が籠められているんです。なので例え非効率で残業続きで泣きたくなっても、私は塗ることをやめない」
阿求「職人の魂を聞いた気分です」
霊夢「だからこそのあの紅葉なのよね。わかるわかる」
静葉「塗ることを、やめない!」
阿求「わかりましたから」
霊夢「さてじゃあ箱の中身はなんじゃろな」
阿求「霊夢さん、それ古いですよ」
霊夢「うおっ。ビックリした~」
阿求「どうかしたんですか?」
霊夢「ああうん。これは静葉の方がいいリアクションできそうね」
静葉「なんですか? ……ひゃわあああぁぁぁ!!! なななな生首いいいぃぃぃ!!」
霊夢「落ち着きなさい。これはたんなるオブジェ。本物じゃないから」
静葉「あっ、な~んだ。脅かさないでくださいよ」
霊夢「他にもゾンビの被り物だったりジャックオランタン。ハロウィンセットって感じね。紙も入ってる。
これで霊夢さんには一発芸をやってもらいます。
ちなみに……シラケたりやらなかったりした場合、霊夢さんのあられもない秘蔵写真がpix〇vで一般公開されますので悪しからず。
こりゃあ喧嘩売られたな」
阿求「どうします」
霊夢「細か過ぎて伝わらない物真似。バイオハザード」
阿求「やるんですね」
霊夢「阿求は素人のプレイヤー役ね」
阿求「えっ? はい」
霊夢「【バイオで出てくるゾンビをやっています。なんか最初に出てくる奴です】」
阿求「【何故か首に噛み付かれて死にます】」
静葉「いやなんでサイレント!?」
阿求「なんとなく声を出したらいけないと思って」
霊夢「どうよ」
阿求「個人的には面白かったのですが、声が入らないので結局なにをしているのかわからないのがマイナス」
霊夢「でも面白かったでしょ?」
静葉「私たちはですけどね」
霊夢「つまりシラケてはいない。私の勝ちだ」
阿求「屁理屈捏ねちゃって。まあ向こうのサイトでは霊夢さんのあられもない画像なんて腐る程あるので、どのみち負けたようなものですけどね」
霊夢「解せねぇな」
阿求「では続いてのお便りです。R.N.しゅうきさんからいただきました。
もうだいぶ、寒くなった気がします。
秋姉妹大丈夫ですか?
てか、ギリギリ気づいたよ。
やあ、しゅうきだ特攻したくなってきた。
なんとなく、質問。
皆さんの、四季の区切れはいつだと思いますか?
正直、僕は知らないけど。
あと、霊夢さん勘の冴える方法知りませんか?
それでは、また」
霊夢「勘の冴える方法? そんなのあれよ……勘よ」
阿求「それを知りたいんですけどね」
静葉「でも、勘って殆ど運みたいなものですもんね。なんとなくこっち、みたいに適当な感じがしますし」
阿求「そうですよね。私は勘がよくない方ですけど、女性の人って男性の不倫がわかるって言いますもんね」
静葉「第六勘ってやつですよね。あれ本当なんでしょうか?」
阿求「さあ? 男性とお付き合いしたことが無いのでわからないですね」
静葉「ちなみに霊夢はどうなんですか?」
霊夢「私も男性と付き合ったことはないけど……阿求が体調悪い時とか、ルーミアが何かを隠してる時とか、咲夜が嘘をついているのはなんとなくわかるわよ」
阿求「結構わかりますね」
霊夢「まあこれは観察の一種だしね。勘ってのは、なんでもない風の音や、空の雰囲気、空気の匂いなんかを感じ取って、自分の中でなんか嫌だな~とか、何かいいことあるかも。とかを言うのよ。阿求が勘が鈍いっているのは、単純に感じ取る力が他の人より低いってこと。でも対人ならたぶん、私なんかより鋭いと思うわよ」
阿求「私はほら、観察して言動を予測したりするからであって、なんとなくじゃないですから」
霊夢「勘もそれと同じなんだって。無意識の内に観察していることが、自分の中での勘になっていく。勘が冴えてる人は、仕入れてる情報量が違うのよ」
静葉「勉強になりますね~」
阿求「感覚論だとは思いますけど、まあそうですよね」
霊夢「だからぶっちゃければ、勘が冴える方法なんてものはない。しいて言うなら、いろんなものを見て感じろとしか言えない」
阿求「はい。さてじゃあ、季節の変わり目はいつなんですか? って話しですけど。皆さんどう思います?」
静葉「今はもう冬になりましたよね」
阿求「12月に差し掛かってきましたからね。もう冬だといって差し支えないでしょう」
霊夢「じゃあ12月が秋の区切り?」
阿求「まあ、そういうことでもいいのではないでしょうか? 私もそう思いますし」
霊夢「因みに夏の区切りは?」
静葉「私は10月だと思いますよ。最近9月でも暑い日が多いですから」
阿求「3月は春の区切りじゃないですか? やっぱり梅の花が咲くと春にだな~って思いますから」
霊夢「桜じゃないんだ」
阿求「私は梅ですね」
静葉「7月は春の区切りですよね。あの時期から急に暑くなりますし」
阿求「そう考えると、春が4ヶ月、夏が3ヶ月、秋が2ヶ月、冬が3ヶ月という期間になりますね。こう思うと、本当に秋って一瞬ですね」
静葉「本当に、もう一月あればよかったんですけど」
霊夢「個人的に、夏が一番長いと思ってた」
阿求「意外とこう考えると少ないですね。まあ春には梅雨という時期も含まれてますから。その分じゃないですかね」
霊夢「なるほどね」
阿求「これはまあ一例にすぎませんのね、皆さんもご自身で考えてはいかがですか? では最後のお便りです。R.N.雨垂れさんからいただきました。
こんばんは。雨垂れです。
知ってましたか。びっくり。回数は記憶違いでした。
では、差し入れから。
霊夢氏 ビー玉
阿求氏 おはじき
静葉氏 トンボ玉
綺麗でしょ?
そして質問です。
静葉さんって、紅葉する葉っぱどれくらい知ってますか?
あと皆さん、秋の風景で一番好きなものはなんでしょう?
僕は川に紅葉が流れて行くのが好きです。日本の心。
秋ですね~。僕は秋が大好きです。風邪引きましたけどね。もうすぐ冬将軍くるかな。
さて、雑学です。
葬送行進曲、知ってますか? 知ってますよね。
知ってますか?」
霊夢「いや?」
静葉「すみません。音楽はちょっと」
阿求「私も知りません! 音楽知識は殆どないので! どちらかと言うと邦楽の方が詳しい!」
霊夢「おい」
阿求「じゃあ続きよみま~す。
ショパンの名曲です。
この葬送行進曲、ソナタの一部ってご存知だったでしょうか。正確にはショパンのソナタ2番第三楽章。ここまで知っててください!
勝敗の分かれ目は後半だと思います。どうでしょう?
はい知りませんでしたよ。しかし雨垂れさんは、なかなか芸術にかんして広い知識を持っていますね。素直に凄いと思いますよ。
この曲、メロディがすごい綺麗ですよね! 名前で避けられがちですが…
1楽章もいいですよ! スリルもあって、美しくて!
ということなので、ちょっと音源をお借りして来ましたので、皆で聞いて見ましょう」
~BGM:ピアノソナタ第2番第3楽章~
阿求「どうです?」
静葉「なんか、ゾワァ~って感じがします」
霊夢「うん。ちょっと怖い」
阿求「凄く重苦しい旋律をしていますよね。なんていうか、不穏感といいますか、そういったものを感じますよね」
霊夢「すっごいよくわかる。綺麗な旋律なのに、なんでこんな感情になるんだろう」
阿求「美しさの中にある闇といいますか、そういうのがあるとやっぱり人間惹かれちゃいますよね」
静葉「凄くよくわかります。何故か惹かれるんですよね」
阿求「ちなみに私は第1楽章も聞いているんですが、これも綺麗なんですよ。だけど不穏といいますか、なんか嫌な感じでした」
霊夢「うへ~」
阿求「さてじゃあBGMを戻して、続きを読みましょう。
そして、最後にご報告。
この前相談した先輩は結局別れちゃいました。
あら残念。
僕の方は、コンタクトに苦慮してます。なかなか忙しくて時間が共有できなくて……。
でもこの前アドバイス頂いて、少し前向きになれました! 今くらいが丁度いいのかな、と。個人的にはもっと会って話したいですが……。
因みに同じ学年、同じ学校ですよ。
大学入ったら成就させたいです」
静葉「頑張ってください。私も応援してますから!」
阿求「はい。そんな感じで、静葉さんの質問に応えちゃいましょう」
静葉「えっとですね~、アカシデ、イロハモミジ、イナブナ、ウリハダカエデ、エビツル、オオイタヤメイゲツ、カキノキ、オオモミジ、ケヤキ、コナラ、コノハウチワカエデ……えっと、ソメンヨシノ、シラキ、スノキ、ニシキギ、カキノキ、ガマズミ、サルスベリ、トウカエデ、ドウダンツツジ、ナワシロイチゴ、ナンキンハゼ、ニガイチゴ、バイカツツジ、ハウチワカエデ、ハゼノキ、コマユミ、オトコヨウゾメ、ナツハゼ……何を言ったのかわからなくなってきた」
阿求「頑張ってください」
静葉「ニシキギ、ヌルデ、ヒメシャラ、ブナ、ブルーベリー、ムシカリ、メグスリノキ、モミジバフウ、ハナノキ、ミツバツツジ、ヤマウルシ、ヤマコウバシ、ヤマボウシ、ユキヤナギ、クスノキ、ユーカリノキ、オトギソウ、オカトラノオ、ウド……は黄葉か。テイカカズラ、ホルトノキ、ヤマグルマ、イタドリ、イヌタデ、タニソバ、ナツトウダイ、オトコケシ、ゲンノショウコ……あと何があるかな?」
阿求「もう結構で~す。これ以上は時間がないのでここまでといたします」
霊夢「何個?」
阿求「数えるのすら億劫。56種ですかね」
静葉「そんなにあるんですね」
阿求「そんだけ覚えてるあなたも凄いですけどね」
静葉「一応、神様ですから」
阿求「はい。これで満足か? っと言った感じで、秋の風景で一番好きなのはなんですか?」
静葉「ケヤキ並木!」
阿求「あ~いいですよね~。私は山一面が紅葉してるのを見るのが好きです」
霊夢「私もかな。なんか紅葉って感じのがわかるのが好き。あれ綺麗よね」
静葉「ですよね~。やっぱり秋はいいですよね~」
阿求「ケヤキ並木は、あれ神秘的な感じがしますよね」
静葉「あの挟まれた道を歩くのが、もう私にとっては快感で。最高なんです」
阿求「まあもう見れませんけどね」
静葉「言わないでください」
阿求「はい、という訳で、そろそろお開きにしたいと思います。静葉さん、きょうはどうも有難うございました」
静葉「いえいえ。久し振りに出れてたのしかったです」
阿求「次回の放送が年内最後の放送となります。そして今回は運がいいことに25日クリスマスが放送日です! そしていいことに地霊殿のターンです! もうゲストは想像できましたね? クリスマスはリア充の日。そんなリア充を殲滅すべく、水橋パルスィさんがゲストにやって来てくれます!」
霊夢「炎上しそうで怖いな」
阿求「多分大丈夫でしょう。お葉書の〆切は22日(金)までとさせていただきますので、よろしくお願いいたします」
霊夢「しまーす」
阿求「では本日はここまでといたしましょう。お相手は稗田阿求と」
霊夢「博麗霊夢と」
静葉「秋静葉がお送りしました~」
三人「バイバ~イ」
 




