『天国と地獄』
「実験はどうだ?」
黒スーツの男がそう言った。
「たった今、終了しました」
部下らしき人がモニターを見ながら言う。
「そうか……人格は保てたか?」
「いえ……やはり無理のようです」
「残念だな…」
研究室。
ここでは人間を愚弄する研究が日々行われている。
この研究所で新たなる人体実験が行われた。
【人間は三日間暗闇に居るとどうなるか】
実験は成功だった。
いや、この場合は成功も失敗もないのだろう。
[彼]は死んだ。
最後、自分を壊して。
人間はこうも簡単に死ぬのだ。
こうも簡単に自分を嘲るのだ。
こうも簡単に心を壊すのだ。
こうも簡単に生きているのだ。
今、あなたは幸せだろうか?
幸福というものを感じているだろうか?
感じているならそれを忘れないで欲しい。
[彼]のように。
死にたいなど思うのは愚考だ。
その考え方ほど無意味なものはない。
自分は不幸と感じるなら、幸福を求めればいい。
いつかこれを読んだあなたに幸せが訪れんことを祈っている。
それともし、身に覚えがない当選ハガキが来たら、拒否するといいだろう。
まだ天国と地獄を見るには早すぎる。
あなたにはまだ生きる権利があるのだから。
これは昔書いた作品です。
支離滅裂、意味不明ですいません。
風邪を引いて意識が朦朧となる中、
気づいたらケータイの画面にこの作品ができあがっていました。
どういう経緯で書いたのはいまだ不明です。
そんな作品です。
読んでいただきありがとうございました。