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花束  作者: 辰井圭斗
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一連のGmail・一通目

一対一、サシでのバトルを希望します。

アリーナなんかいらない。

観衆なんかいらない。

あなたと私、本気で殴り合いのバトルだ。


そして、私とあなたが殴り合うのに、

物理的な肉体なんか、全く必要ない。

とにかく、今から、私は本気であなたを殴ってみる

痛いに違いないと思って殴ってみる

必ず殴り返せ

私が「痛い」に違いない、その強さで


それを、我々に可能な限り

遅延に遅延を重ねて

ゆっくりゆっくりやってみよう

我々は物理的な拳をぶつけない


Textで十分だ

我々は、

我々の生業を続けてきた我々は

文字だけでお前を殺せる

死んでたって、お前を殺せる


でも、助けてほしい

あなたにだけは

私の気持ちが分かるから


そして、私は

あなたの気持ちが分かるような

そんな気がしてしまっているから


僭越だと、分かっていて

でも、あなたを助けたい

背負わせてください


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