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仕事終わりの女の子がただただ居酒屋で酒を飲むだけの話

作者: ルシェ

 私はその日当番仕事を終えた後に夜の町を練り歩いていた。


「いや〜、今日も働いたな〜。今日はなんだか無情に飲みたい気分だな」


 仕事を終えて疲れ切った体を癒す為に居酒屋に寄る。


 女の子1人での晩酌だが、これはこれで悪くない。


 私は早速メニューを開いて酒を頼む。


「すみませ〜ん! ブラックレモンお願いします!」


 私の問いにオーダーに来る女性店員。


「ブラックレモンを一つですね」


「後は唐揚げにユッケで」


 酒とつまみを頼み私。


 これだけで2000円くらいするが居酒屋ならばそのくらい当然だ。


 しかし、先客が食べていたホルモンの串焼きに目がいってしまい、それも頼んでしまった。


(だって美味しそうなんだから仕方ないじゃない♡)


 私が待っているとすぐに酒が運ばれてくる。


「こちらブラックレモンです」


「うんありがと」


 私はぐびぐびと酒を飲む。


 あまり酒に強くない私だが、このブラックレモンの濃厚なスッキリとした味わいに思わず「かぁっ〜」と唸ってしまう。


「仕事終わりの一杯は美味い!」


 美味しく酒を飲んでいると、唐揚げとユッケが運ばれてくる。


「こちら唐揚げにユッケです」


「おっ! きたきた!」


 私は早速唐揚げにかぶりつく! 黄金に光る衣にかぶりつくと肉の旨味が全身に走り渡った!


「唐揚げ美味っ!」


 たった5個で500円するのだが、やはり飲み屋で食べる唐揚げは美味すぎる!


 カラッカラの唐揚げを美味しく食べると、私は一気にブラックレモンを流し込んだ!


 唐揚げのジューシーさを一気にブラックレモンの爽やかさで中和する瞬間はこの上なく上等だ。


 唐揚げを食べ終わるとブラックレモンを飲み終えたので次の酒を頼む。


「次はメロンサワー!」


 私の問いにメロンサワーを持ってくる女性店員。


「こちらメロンサワーです!」


「これよこれ! この店のメロンサワー♡ すっごく美味しいのよね〜♡」


 酒に弱い私でもこの店のメロンサワーは最高に美味しいと感じる。


 冷やしたメロンを氷の代わりに入れた美味しいメロンサワーを飲みながら卵と混ぜたユッケを食べるのが私の楽しみなのだ。


「くぅぅぅ〜♡ ユッケにメロンサワー♡ 最高!」


 グビグビと酒を飲みながら、私は次の注文を頼む。


「じゃあ締めに豚骨ラーメンを頼もうかな!」


 締めの豚骨ラーメンに私は舌舐めずりをしてしまう。


 酒を煽りながらの豚骨ラーメンをすする瞬間はこの世のものとは思えないほどの幸福感を感じてしまうのだ♡


「...ふぅ♡」


 それらを頼んだ私は席立つ。


 お会計は5000円行かないかくらいの高額であったが私は充分に満足していた。


「明日からの仕事もこれで頑張れるぞ〜!」


 酒で酔った私は楽しい気分のまま夜の町を練り歩き、自宅へと戻るのでした。



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