表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶闘ノ拳  作者: おとつまり
15/47

第十五話「英雄譚 第四幕」

重い。速い。

"重さ"と"速さ"は両立するのがとても困難だ。しかし化け物はその常識を打ち破って元師に次々と拳を叩き込んでいく。


化け物「キャハハハハ!さっきまでの威勢はどうしたのよ!」


元師「グハッ(このままでは…この国は…)」


とはいえ元師も流石の達人。確実に急所を守るだけの最低限の防御で攻撃を続ける。いくら人知を超える怪物といえど元師の攻撃が全く効いていない訳では無かった。


化け物(こいつ、この劣勢でも守りに徹せず攻撃を続けるあたりは流石ってとこね…でも私の圧倒的有利には違いない!)


化け物「期待外れだったわね。遊びも終わりにしてさっさとやっちゃうわよ!」


元師(まずい…こうなったら俺の命を燃やし尽くして…)


化け物「くらえぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


おぞましい叫び声とともに超速で突撃する化け物の攻撃に元師の体から血が溢れて………


化け物「な…なんなのよ…」


否、その血は化け物の体から出たものだった。化け物にそんな傷を負わせた者とはーーー


元師「俺の命を燃やして!たとえ死んでもここを通さん!」


自らの命と引き換えに力を引き出した元師がそこに立っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ