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「改めてお聞きしたいのですが、お相手はディーセン嬢と言う方でお間違えないでしょうか?」


「ああ、タイムース子爵家のディーセン嬢だ。ほかに聞きたいことはあるか?」


なるほど、あの(アバズレ)でしたか。まあ、いいでしょう。オクトフィル様(バカ)ディーセン様(アバズレ)ならある意味お似合いのお二人です。

「いえ、とくにはございません。とりあえずですが、婚約()()の件、承りました。それでは失礼いたします。」

わたしは、オクトフィル様に一礼して伯爵家から立ち去りました。


馬車に乗り込むと、わたしは一息つきました。

「ああ、本当にあのバカの相手は疲れましたね。」


あら、いけません。つい本音が口からこぼれてしまいました。まあ、あのあほくさい会話はすべて録音していますので、何かあっても私が不利になることはないでしょう。


「ただいま戻りました。」

「お嬢様、お帰りなさいませ。旦那様方がリビングでお待ちです。」


大方、今日の婚約破棄のことでしょう。本当に我が家の情報網は素晴らしですね。

「わかりました、今から行きます。」


さあ、家族への事情説明に行きましょうか。


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