表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第二話 転生して目覚める。

 ーーこれ絶対体の節々が痛いやつだ。どうしよう……


 と思いながら、重たい瞼を開けると見慣れない天井が目に飛び込んできた。なんか、豪華なシャンデリアまである。


 ーー絶対、私の部屋じゃない。夢?


 ベタではあるが、試しにほっぺたを引っ張ってみる。普通に痛い。なんなら、すごい肌がスベスベになってる。


 ーー絶対おかしい。何かがおかしい……待てよ、まさかの、異世界転生しちゃった?!


 ひんやりと冷たい床に足を下ろし、少し部屋を散策してみた。どうやらここの部屋は、ピンクを基調としていて、ベッドやソファなどの家具にはレースやリボンがあしらわれていて、物凄く可愛い。殺伐としていた私の部屋とは大違いだった。


 しかも、私の部屋4個分くらいある気がする……すごい高貴なところの女の子に転生したのは、間違いなかった。


 ーーカチャ


 「セリーヌお嬢様、おはようございます。身支度の準備にやってまいりました。洗顔用のお水をお持ちいたしましいたので、まずはお顔を洗いましょうか。」


数人の使用人らしき方々が、入ってきた。


ーーうわー、小説でしかみたことなーい。


 なんて、言ってる場合ではない。本当に、本当に、異世界に転生してしまったのだ。とりあえず、この国のことを知りたい。

 

 「ジゼル。今日の予定は。」


 不思議と名前が出てきた。確かこの人は、私のお付きのメイドだった気がする。この子の記憶は、断片的ではあるが残ってるみたいだ。


「本日は、午前中には教養の先生がいらっしゃいます。昼食は、ヴィクトル様がいらっしゃってご一緒に食事をとるそうです。午後はダンスの先生がいらっしゃいます。夜は、いつものように家族でお食事だそうです。ところで、朝食はどうなさいますか?」


 貴族忙しいのか。今日は、この国について調べる時間がなさそう。ヴィクトルって、お兄様のことか。


「ありがとう。朝は、何か果物を頂戴。」


 「かしこまりました。」


 小説読んでるだけあって、振る舞いはかなり貴族じゃない!すごい私!適応能力高い!

 とはいえ、この子、元からかなり礼儀正しい子だったみたいで、言葉以外の細かい作法は全部体が覚えていた。


 身支度を終えて、教養の先生が来るまで部屋で待つ。その間に、この子について整理してみよう。


 名前は、セリーヌ。セリーヌ・ド・ファンティーヌ。多分、年齢は12歳。ヴィクトルとウィリアムって言うお兄さんが2人いて、かなり溺愛されているみたい。身分は、公爵。この身体にも慣れてきたせいか、だんだん思い出してきた。

 やっぱり、かなり身分の高いお嬢様なのか。前世の私とは大違い。顔もかなり美形……可愛すぎる……


 とはいえ…

こんな可愛く産んでくださったセリーヌのご両親には、失礼極まりないけど……


ーーなんでこんなに悪役令嬢顔なの?!


 こんなに可愛いのに、どうしてこんなに悪役令嬢ぽい顔してるのだろう。キリッとした眉毛、少しつり上がってる目、12歳にしては大人びてる…


 いや、でも、悪役令嬢顔とはいえ本当に美形。こんな美少女に転生させてくれてありがとう神様。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ