第1話「お荷物と呼ばれてます」
おはようございます。
夜の方はおやすみなさい…ですね
HAKUAです。
できるだけ長くしたいと思ってます…w
朝〜7時〜
?「ふぁぁ…ねみぃ、学校だっるい…やすも…」
俺はそのまま二度寝をしようとするが
?「こらぁ!白明!寝てんじゃない!学校行くよ!」
白明「あーはいはいわかりましたよー」
こいつは赤間美月俺の幼馴染で、0歳の頃からいつも一緒にいるうるさいやつ
俺の名前は灰坂白明あらすじ読んでくれてるならわかると思うがこの物語の主人公、そして今から学校に連行される、異能力軍事学校という…戦争のためにある学校に。
美月「ほら!さっさと支度!」
白明「あのなぁ美月…一つ言うが、お前がいると着替えられねぇんだけど」
美月「しらん!さっさと着替えて顔洗って歯を磨いてカバン持ってさっさといくよ!」
白明「はぁ…憂鬱だ」
時刻〜7時30分〜
美月「いってきまーす!」
白明「いってきま」
母「気をつけてー」
美月「ねぇ、白明?」
白明「あんだよ?」
美月「近々あるあれ…どうする?もうみんな殺気立ってるけど…」
白明「あぁ…んなもんなるようになれだろ、死んだらそいつは力不足ってわけだ、俺らが気にすることじゃねぇよ」
なんの話をしてるかと言うと、俺らの通う異能力軍事学校、二つあるんだが、片方は異能力軍事学校A、もう片方が異能力軍事学校Bと分類されてるんだ。
俺らはAなんだけど、この学校は10年前からできた、まぁ新しい方の学校な、はずなんだけど、Aの生徒とBの生徒、というかお互いの校長やら教頭が仲悪く、まぁ生徒も仲悪いやつらがいて、互いに対立状態でな、この時期…つまりこの10月頃になると、とある日を境に1週間もの期間の間、AとBの擬似戦争が行われる。ルールはいたってシンプルで、擬似戦争をして、どちらかの校長、またはその学校で一番強いやつが気絶、戦闘不能になる、それか1週間すぎたら、終了する。もちろん、殺すのは禁止、一人でも殺したら殺した方の負け。…まぁ、Bのやつらは素行が悪く、毎年毎年誰か死にかけるんだ。そんなこともあってAの奴らはBを、BのやつらはAを嫌っているんだ。BがAを嫌うのは甘い考えで気にくわない、そうだ。まぁこちらも素行が悪いBのやつらは嫌いなもんで、徹底的に倒しにかかるんだけどね。ちなみに、Bの方の最強の能力者は下崎大河というやつだ、実は奴の能力は誰も知らないという。んでもってA最強は2トップなんだ、一人は赤間要人で、もう一人が…そう、隣にいる美月だ。ちなみに赤間要人は…
?「おーいふったりっともー」
美月「あ、かなめー、おっはよー」
白明「よっ、おはよ」
要人「やほやほ!なんの話ししてたのー?」
美月「擬似戦争の話だよー」
要人「ああ、それね、まぁいつやるかしらないし、来た時にでも作戦考えよ!」
白明「へーへー」
美月「そうだね!」
…そう、苗字が同じなのでお察しのとうり、美月の姉だ。姉といっても生まれるのが1ヶ月早いだけで、同い年。ちなみになぜ要人が遅れて来たのかというと、美月はお節介焼きで、毎朝俺を起こしにくるのだ。
毎朝毎朝、正直憂鬱である。
話を戻すと、姉妹ということもあり、二人とも幼馴染だ。だが俺は、Aの学校のみんなに、赤間姉妹のお荷物、と言われている、正直周りからの視線を気にしない俺にとってクッソどうでもいいことなのだが、この姉妹からすると家族を馬鹿にされるのは居ても立っても居られないそうだ。お前らが俺をかばって、友達いないんじゃ元も子もないだろうにな…まぁ正直周りからしたら能力を制御できもしないお荷物…と見られるのは当たり前だ。毎年夏休み前に行われる能力テストで、毎回全生徒最下位。そりゃお荷物とも言われるさ、擬似戦争でも毎回守られてばかり、正直不甲斐ない、めんどくさいやつらでも一応女だ、男が守る義務はあるだろうからな。まぁ…そんな家族も同然のこの二人に俺は一つ隠していることがあるのだ…それは…
時刻〜11時50分〜
ピーンポーンパーンポーン
白明「放送?なんだ」
?「灰坂白明、今すぐ校長室に来なさい」
周り「ざわ…ざわ…また灰坂が呼び出しだぞ…やっと退学か?ざわ…ざわ…」
白明「わり、ちといてくるわ」
美月&要人「いってらっしゃーい」
〜校長室〜
白明「失礼しまーす…」
?「毎度毎度わざわざ悪いわね白明くん」
白明「いいっすよ、あんたには毎回助けてもらってるからね」
この人はA学校の校長の才崎水守だ。この人は俺の毎年の能力テストなど、いろいろに関しての援助をしてくれてる。なぜ俺が毎年最下位なのかというと、まず、最初から話すと俺は特別入学者なのだ。能力のことを気に入られてね。普通、人間は能力を1つしか持てない、1つ持っている時点で新たな能力にも目覚めれない、だが、俺は3つ能力を持っている、世界にまれに生まれる、2つの能力を目覚めることができる、通称エンシャントという。俺はそのエンシャントなんだ、ならトップにでれるんじゃないか?そうじゃない、俺の能力はかなり危険とも判断されている。本来なら入学はせずに、開発局の方に飛ばされ体中をいじくられるところを助けてもらったのだ、助けてもらいさらには学校に入学させてくれる、その代わり、俺は能力を1つも持ってなくて、制御ができない出来損ないと、底辺入学という形での入学だった。もちろん自分の能力だ、制御なんてできる。だが、俺の2つの能力、その2つを重ねて使うと地図から北海道くらい消せる危険な高位能力と判断されてるので、底辺入学という形だ。そして呼び出される理由は、俺が底辺の扱いを受けることをわかっていたため、底辺入学して酷い扱い受けていることに申し訳ないと思っているのは確からしく、毎度毎度呼び出し、ストレスを吐かせてくれる。そんなとてもいい校長だ。なので生徒からもかなり高評価だ。
白明「俺のことを馬鹿にするのはいいんですけど、あの二人が傷つくようなことを言うのはやめてほしいですね。」
水守「ほお、どんな?」
白明「所詮は出来損ないのお守りか、とかね、キレそうだったけど抑えましたよw」
水守「すまないね、ストレスを溜めてしまって、もし姉妹を傷つけるようなことがあれば、約束の通り、構わないよ」
白明「はい、いつもありがとうございます」
約束の通り…実は入学する前にした約束の中に条件という名の約束をした、それは姉妹を傷つけるようなことや、姉妹を殺されそうな時…いわばあの姉妹が危機的状況の時に、能力を隠す約束を破棄し、能力をバラしていいというもの。バラしたら退学、ということはもちろんなく、周りの目も変えさせるためのことということで校長は了承してくれた。まぁあいつらは強いから、そんなことはないんだろうが、隠したままあいつらに辛い思いをさせるなら、抑止力をつける、というは見せつけた方がいいのだろうな。校長の方からは、いい加減我慢の限界がきたら、私の許可なしに能力を解放して、抑止力を見せつけ、約束を破棄しても構わないよ、と言われている、ならなぜすぐにそうしないとかというと、この人には多大な恩がある。そこまで迷惑かけるわけにはいかないので、なるべくそんなことはしないようにしているのだ
水守「では、そろそろ昼飯時だ、また来週呼ぶよ」
白明「はい、ありがとうございました」
俺は校長室から出て、教室に戻る。
美月「おかえりー、お昼食べよっか!」
白明「ハラヘッタ」
要人「さっさと食べよ食べよ」
そんなこんなで、案外楽しい日々ではある。
まぁこの頃の俺は、すぐに抑止力を見せつけることになるなんて、まぁ予測できないだろーな
次回第2話「擬似戦争開幕したけどめんどい」
次回は…1月中に出せるといいな。