第三話「にどね」
第一話のあとがきで書くつもりだったんですが、忘れていたので今書きます。
空石都市は、普通の街となんら変わりません。イメージは普通の街。
俺は目を開ける。
布団から起き上がって周りを見る。
となりのベッドにいるのは同居人、
鵜原 里佳子
俺と同い年 |(と思われる)で、髪は茶色に染めている、普通 |(?)の女子高校生。
俺に「里佳ねぇと呼びなさい!」と言っていた。
俺を自分の弟として扱っているらしい。
俺は立ち上がる。
其処には12畳の広い部屋。其処にはちゃんと廊下とつながるドアもあり、アパートにしては広い部屋。
俺の生活スペースはここ。
姉貴 のベッドが置いてある部屋。
俺はカーテンを開け、料理をする。
朝ごはんは、居候である俺が作ることになっている。
トーストを焼き、卵をフライパンに落として、皿に盛り付ける。
たったそれだけのことを20分もかけてやる。
卵は中火で中まで火を通し、トーストはカリッとなるまで焼いた。
そうしないと、姉貴は「不味い!」というのだ。
姉貴の朝ごはんを作り終え、姉貴の文句を聞き、学校に行く姉貴を見送って、俺はベッドに横になる。
姉貴は就職が決まり、今日でここを出るらしい。
姉貴が再来月にはもどるからといって家を出た。
俺はベッドで浅い眠りについた。