ハナハイウェイ-1
ハワイ、マウイ島の北東いや東の端の方にその町はある。
マウイ島の中央に位置するカフルイの街から車で約3時間余り先にある。
ホノルルからアロハ航空でカフルイ空港に到着。
相変わらず空港のグランドスタッフは怪力なのは感心する、でかいスーツケースを難なく放り投げる!!、そう、扱いは日本では見かけないくらい雑だ。
また、スーツケースにへこみが増えたのは、ご愛敬だと自分を納得させる。
荷物をピックアップしてレンタカーオフィスへ向かう。
予約ナンバーを告げて、免許証を見せて、書類に記入しクレジットカードで支払いを終わらせる。
カウンターは、40代くらいのブロンドの女性だった、手続きを終わるときに、どこに行くのと聞かれたので、Heavenly Hanaと答える。
「南回りはやめておいてね、あの道は悪路だし、レンタカーの契約外となるので、何かあったら全部自己責任になるからね」と、最後に気を付けてねと営業スマイルで彼女は締めくくった。
パーキングに向かいスタッフからレンタカーを受け取り、荷物を積み込み、車のコンディションを確認して、ガソリンは満タンであることを念のため確認する。
なにせカフルイの街を過ぎると、ハナまでの間、ガソリンスタンドは無い。
一連の手続きを終えたら、空港のあるカフルイの街から北の36号線を進むことにする。
このルートは景色がいいのと、ウインドサーフィンやサーフィンで有名なホオキパビーチがある。
ビーチパークには、36号線から降りてすぐに駐車スペースがある。
そこからサーファーたちは、思い思いにボードをもってビーチに行く。
ただ、ここのビーチは結構風が強いので、初心者には向いていない。
パークの駐車場からしばらくサーファーたちを眺めて、久しぶりに来たことを実感した。
マウイに来たのは、数年ぶりだった。
ビーチを堪能したので、そろそろハナへ向かうことにする。
ふたたび36号線を東に車を走らせる。
しばらくすると、道は海から離れていく、途中右に進むとちょっとした高原であるハイクだが、今回は真っ直ぐにハナめがけて進んでいく。
36号線から、360号線ハナハイウェイへの分岐点を過ぎると、いよいよハナへのドライブがはじまる。
360号線に入ると、徐々に行きかう車も減っていき、カーブも増えてくる。
ハナハイウェイは、名前とは異なり、結構タイトなコーナーや古くて狭い橋があるので、対向車には気を付けないといけない。
メインランドのドライバーは、カーブが苦手な人が多いので、結構センターラインを割ってきたりするので、冷や汗をかくことが時々ある。
カウマヒナ・ステート・ウェイサイドパークまでは、森の中を進む感じで竹林やいくつかの滝があったたりして、寄り道するにはいいかもしれないが、あまりのんびりすると、いつまでたってもハナにはたどり着けなくなるので、カウマヒナ・ステート・ウェイサイドパークまではひたすら車を進めていく。
(続く)