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可惜夜(あたらよ)に君を想う  作者: ウエハース
第一章 一ノ瀬遥と愉快な仲間たち
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恥ずかしさに見合う報酬

「こちらご注文の商品となっております。」

「ありがとうございます。」

よし、さっきまでのことは一旦忘れよう!うん。んで美味しくこのパフェを食べよう!

「美味しそ〜!」

「ほんとにすげぇ美味そう。」

「食べよ食べよ!」

「わーったから落ち着け。」

「いただきまーす!」

「いただきます。」

「美味し〜〜!」

「美味っ!すげぇなこれ、苦労した甲斐があったわ。」

「うんうん!みんなに自慢しよ!」

なんというか……食べる姿も様になってるな。顔が良いってことを再認識させられたわ。ま、俺には他の男子みたいな欲はないし高嶺の花ってやつだなぁ。

「どうしたの?一ノ瀬。」

「いや?別に。」

「ふーん。ほら口開けて。」

「は?」

「あれ?こっちのやつ食べたいんじゃなかったの?」

「いや、まぁ、はい……」

「ほら。」

「あ、あーん。」

「どう?」

「いいなこっちも。結構酸味もあって美味しい。」

「でしょ?じゃ次私ね。」

「へ?」

「ほらそっちのちょーだいよ、あげたんだから。」

「ああそういうこと。ほらよ。」

「美味しい〜!いいねいい甘さしてる!」

高嶺の花とか言ったけど多分違うなこれ。なんか小動物みてぇだ。頬に生クリーム付いてるし……

「蒼野。」

「ん?」

「頬、生クリーム付いてるぞ。……ん、あっっっま。なんか混ざってんだろこれ。」

「ふえっ!?」

「?」

「い、いや、なんでもない……」

どうしたんだ?俺なんかしたか?別に頬に生クリーム付いてるって言って、それから生クリーム指で取って、食べ……食べ!?何してんの俺!?指で取ってあげるまででよかったじゃん!うわぁ……恥ずい……流石にキモいわこれは……

「ねぇ、見た?あそこの2人。」

「見た見た。食べさせあっただけじゃなくて彼氏君頬に付いてた生クリーム取って食べてたね。」

「「………………!」」

「さっさと食べて出るぞ。」

「異議なし。」

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