次回!一ノ瀬遥死す!
皆さんこんにちは。(ある意味)学校の人気者の一ノ瀬遥です。俺は今、クラスの男子からいつも以上に人を殺せるレベルの視線を向けられています。こうなった理由は、ほんの数分前─────
「一ノ瀬〜、日曜暇だったりする?」
「時間によるけど…どうした?」
「駅前に新しいスイーツ店がオープンしたらしくて、一緒に行かない?」
「へ〜、どんな感じのお店なんだ?」
「1番人気はパフェなんだって。ほらこれ!」
「うわ、美味そう。えっ美味そう。」
「でしょでしょ!パフェね。よし決定!」
「あー、日曜午前はバイトあるから午後からなら大丈夫。」
「りょーかい!じゃよろしくね。」
………………これデートですよね?デートの予定決まりましたね?おっとまずい、クラスメイトが妬ましそうに歯ぎしりしてる。血涙流してない?
「一ノ瀬君。」
「どうしたんだ喜野。」
「今、蒼野さんとスイーツ店行く約束してたでしょ?」
「あぁ、確かに羨むのはすんごい分かるんだがなんか……今回強くない?」
「実は…そのお店、カップル限定なんだよ。」
「……………………sorry、one more please」
「駅前、お店、カップル限定。」
「なんでぇ……?」
「まぁ僕は何も分からないので頑張って。骨は拾ってあげるから。」
なんてことがあったんですよ。何考えてるんでしょうねあいつは。
「なぁ日曜までにあいつ殺そうぜ。」
「うち山ある。」
「親父に言えば軽トラ出してくれる。」
「俺ミステリー大好きだから殺害方法は任せて。」
殺害計画企てられてるんですけど?というか揃いすぎだろ。完全犯罪できるじゃねぇか。
スマホを取り出して犯人と連絡を取る。
『おいコラ蒼野』
『なに?』
『あの店カップル限定らしいじゃねぇか』
『あ、バレた?』
『親切な友達が教えてくれた。ほんとに何考えてんの?俺を社会的に殺したいの?』
『いやーね?私男友達が一ノ瀬くらいしかいなくて』
『おう』
『どうしてもあのパフェが食べたいんですよ!』
『おう』
『だからカップルのフリして☆』
『なんでだよ!!!!』
『一ノ瀬だって食べたいでしょ?』
『そりゃ食べたいですよめちゃくちゃ美味そうだったし。そうじゃなくて!前も言ったけど自分の人気分かってる!?』
『分かってる分かってる』
『分かってませんよね。』
『決まっちゃったものは仕方ないし。諦めなよ』
『お前が言うなよ』
『じゃ日曜よろしくね』
『お前……もういいわ』




