絶賛青春謳歌中らしい
「ゲーセンなんて久しぶりだな。」
「確かに。俺も久しぶりだわ。」
「さて一ノ瀬。何して遊ぶ?」
「そうだな……手当り次第でいいんじゃないか?」
「さんせーい。」
とは言ったものの何から手をつけようか。まずどれだけ対人のゲームがあるのかどうかもわかんねぇしな。
ん?あれは……
「んじゃ喜野、テーブルホッケーでもしようぜ。」
「いいねやろうか。」
それから俺たちは時間も忘れて2人でゲームをしあった。アーケードゲームとか色々しまくった。めちゃくちゃ金減ったけど楽しかったしまぁいいか。
「いやー楽しかったな!」
「あぁ。久しぶりにめちゃくちゃはしゃいだわ。」
「今日はありがとうな、一ノ瀬。」
「こっちこそ。お前と遊ぶの楽しかったぜ。」
「また遊ぼうぜ。」
「おーけー。」
俺たちは自然と次も遊ぶ約束をしていた。……懐かしい感覚。いつぶりだろうか。
「じゃ、俺こっちだから。」
「おう。それじゃまた明日な。」
「明日からまた学校頑張れよ。学校の人気者。」
「おうこっち来いシバいてやるよ。」
「ははっ。じゃーな。」
「じゃーなー」
「また」か……。いいなやっぱり気の許せる友達ってのは。出来ればこれからも仲良くしていきたいなぁ。
「あれ?遥?」
喜野と別れてからしばらくすると、見知った顔に呼び止められた。
「ん?椿さん?なんなんすか暇なんですか。」
「こちとら社会人です〜!あんたほど暇じゃないんですけど。」
「ココ最近よく会うから言ってんですよ。」
俺のマネージャー以外の仕事をしているのを見たことがない。ほんとにいつも何をしているんだろうかこの人。
「で、こんな時間まで何してたのさ。」
「友達とゲーセンですよ。結構お金使っちゃいましたけどね。」
「…………友達?」
「友達ですけど。」
「なんか青春してんな。」
「なんで不満そうなんですか。」
「だってさ〜ずるいじゃん青春。私ももう1回青春したいーーーーー!」
うるせぇ。子供みたいだなこの人。まぁ大人ってみんなこんなこと言うよな。青春ねぇ……こちとら中学は悲惨だったんでマシになってて欲しいんですけどね。
「あ、遥。これお母さんに渡しといて。」
「なんです?これ。」
「お菓子。」
「なるほど。じゃあ8割くらい食べてから渡しますね。椿さんが食いかけ押し付けてきたって。」
「発想小学生?」
「じゃあ遅いんでさっさと帰ります。」
「逃げ足が速い!はあ……気を付けてな〜。」
「はいはーい。」
ゲーセンのとこなにも書けませんでした!許して!




