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02 老師


「基礎鍛錬は不満かの?」


 いえ、そもそも自分にはそれすら足りていないのは良く分かっていましたし。



「早いとこ基礎固めを終えて、ワシと遊んでほしいんじゃがのう」


 ?



「噂で聞いとるよ、妙な能力に振り回されとるそうじゃの」


 あー、確かに妙ですよね、アレ。


 武術経験ゼロのおっさんが、変なチカラで無双しちゃうのって。



「ワシ、手合わせが楽しみ」


 えーと、個人的にはオススメしませんよ、


 何せヤッてる本人ですらナニをしでかすか分からん能力ですし。



「この歳になると、サプライズイベントなんてもんは滅多に無くてのう」

「冥土の土産に楽しませてもらいたいんじゃよ」

「ってなわけで、早う基礎鍛錬を最後まで終わらせとくれ」

「とりあえず今日は、アレを使って柔軟と腹筋じゃ」



 おっとサプライズ!


 アレこそまさに、ジャッキーの椅子!!


 やべぇ、テンション上がってきた!!!



「召喚者のあんちゃんたちは、アレが好きじゃのう」


 もちろんですともっ、


 あっちの世界では、強くなりたい男の子のマストアイテムですよっ。



「マーリエラ嬢ちゃんたちには、あまりウケんかったがのう……」


 それはもったいないですね、


 謎の老師があの椅子で特訓してくれるなんて、


 滅多に味わえない最高のご褒美なのに。



「まあ、頑張っとくれ」

「5セット終わったら、水分補給して王都外周ランニングじゃ」

「薬草摘みの嬢ちゃんたちに見惚れとると、またすっ転ぶぞい」



 なんで知ってるの……



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