あの日届かなかった君へ歌を謳う
私はお見通しよ
あなたが頑張ってること
苦しいよね
ツラいよね
人には分からないよね
私にも分からないけど
分からないってことなら分かるよ
でも分かってほしい
でも分かってほしくなんてない
どっちかな?
きっとどっちもなんだよね
「あなたに私の気持ちなんて分からない!」
そうやって叫びたいけど叫べない
だって迷惑かけたくないし
迷惑だと思われたくないし
それで今が壊れる方が嫌だもん
でも
心の底では待ってる
いつか
誰か
自分のことを分かってくれることを
見つけてくれることを
気付いてくれることを
あなたの痛みを私にも分けてよ
分かってなんてあげられないし
それであなたの痛みが減るわけじゃない
分けあえないのなら私も痛めばいい
傷口ナメあったって1人で抱えるよりはマシなんじゃないかな
私は全部お見通しよ
ホントは寂しがり屋なことも
強がり屋さんなことも
ホントは、ぎゅってしてほしいことも
大丈夫
大丈夫だよ
私はここにいるよ
いつもここにいるよ
あなたがどこかに行っても
私はここにいるから
いつでも待ってるから
いつだって、ぎゅって抱きしめてあげるから
いつかまた
あなたが羽ばたくその日まで
私が優しくそばにいるから
だから安心してね
大丈夫
大丈夫だからね
雨が降ったら傘を
涙がこぼれたらハンカチを
転びそうになったら杖を
寂しさがあふれそうになったら愛を
私はあなたにあげるから
だから
だからどうか
遠くへ旅立ってしまうその前に
私のもとに降りてみて
きっとあなたを抱きしめるから
きっとあなたに笑いかけるから
あなたの輝ける未来へ
愛を込めて花束を




