表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第四章 王立高等学園

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

95/480

大国皇太子は朝クリスにアプローチします

スマホの更新 何回か全部消えたけど出来ました。

それで1日ずれていて結局前回は19時に更新。

コピーが大変です。

つたない文章も赦してください

パソコンのキーボードに安心する今日この頃です。

という事で今日からまた1日二回更新目指しして頑張ります。

翌朝 朝食会場にてエステラを見つけたクリスは側に寄った。

「おはようございます。クリス様」

「おはようございます。エステラ様」

二人は挨拶を交わした。


「隣良いですか?」

「そんな畏れ多いです」

エステラは困惑するが、

「何言ってるんですか?学園に身分差は?無いわ。未来の偉大な劇作家様が何言ってるんですか?」

「そんなわけないでしょ」

慌ててエステラは言う。


「大丈夫ですわ。皆さんそう言ってますから」

クリスはそう言うと微笑んだ。


「脚本はどうですか?大分進みましたか?」

「そうですね。ある程度は書けました」

「どんな題材にされたんですか?」

「シャラザールが現代に蘇るというストーリーなんです」

「成る程。皆興味を持ちそうな話ですね」

クリスはあっさりと頷いた。


「いつ頃に完成しそうですか?」

「来週早々には。出来次第お見せしますね」

「是非とも宜しくお願いします」

二人は食べ終わると食器を片付けて校舎に歩き出した。


「じゃあ私はここで」

エステラが言った。


「えっどうして?」

「お迎えですよ」

クリスの問いにエステラは前を見た。

前にはオーウェンとアレクがいた。


「私じゃ無いと思いますわ」

クリスは無視して行こうとする。


「クリス!ひどい無視するなんて」

オーウェンは抗議する。


「だって昨日はエカテリーナ様とご一緒されたじゃないですか?」

「エステラさん。酷くない?

俺ずうっとと子供の頃からクリスが好きで、王妃の意地悪でエドを婚約者にされたときも諦めきれなくて、親父らは無駄だからやめろって言うのに強引に留学してきたんだよ。」

「ちょっとオウ。関係無い方の前でその事言うのはやめて下さい!」

クリスが慌てて言う。


「ふんっ。クリスが意地悪言う限り止めない。そもそもサマーパーティでも俺告白していたよね!」

オウは嫌がるクリスを無視して隣のエステラにいう。


「はい。すごいなと思いました」

エステラは赤くなって頷いた。


「そう。気づいていないのはクリスだけだよ。あの時はやっとエドがクリスの婚約者じゃ無くなって、もう今しかないって思ったんだ。

ボケジャンヌとアレクに邪魔されたけど、もうここで言うしか無いと思って」

「あれは素晴らしいかったです。クリス様が皇太子殿下に冷たく婚約破棄された中でクリス様を助けられて」

エステラの目は輝いていた。


「なのにさ、クリスはメチャクチャ冷たいんだよ。どう思う?」

オーウェンが納得いかないって顔で言う。


「往々にして恋愛は成就しないので仕方がないんじゃ無いですか?」

エステラは夢見るように言う。


「いくら想ってもうまくいかないから人は更に盛り上がるんです」

エステラは冷たく言い放つ。


「えええ!

そうなの?

先日もせっかくデートに誘えたと思ったのにまたアレクらに邪魔されたんだけど。それも仕方がないの?」

「うまくいかなければいかないだけ燃え上がるんです。恋愛って」

エステラが二人を見て言う。


「でも頑張って下さいね。ドラフォード様。私応援してます。じゃ、私先に行きますね」

エステラは走っていった。


「ちょっとエステラさん!」

クリスが声をかけたが笑ってエステラは先に行った。


「オウひどいじゃ無いですか。

やっとエステラさんと仲良くなりかけたのに邪魔してくれて」

クリスはオーウェンに文句を言った。


「あーんクリス。僕もクリスと仲良くなりたい」

オーウェンはクリスにすり寄った。


「近いです!」

思いっきりクリスはオーウェンを押し返した。


「昨日はジャックの件。

わざわざ有り難うございました」

ここで言わないとまた言う機会が無いとばかりにクリスが言う。


「お節介かも知れないけどクリスの友達とも話せて僕も良かった。

でもジャックが大人になる前にドラフォードに来て欲しい!」

クリスとジャックの約束をほじくり返してオーウェンが言う。


「えっ子供との約束は絶対に守らないといけないと思います」

「ジャックには頼み込むから。

なんだったら親子でドラフォードに来てもらっても良いし」

「彼らを故郷から引き離すんですか」

「第二の故郷と言うことで」

「私も故郷が好きなんです」

「頑張ってドラフォードに来てくれるように努力するから」

他愛ない、いやオーウェンにとって大切な話をクリスと2人で出来てオーウェンは幸せだった。

その二人の周りを風も避けて吹いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■第2巻【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/


第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク


■楽天ブックスへのリンク


■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

https://ncode.syosetu.com/n2724hj/

平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ