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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第四章 王立高等学園

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ジャルカの魔術実技も命懸け

次の魔術実技の時間も担当はジャルカだった。

物理の授業ですらけが人が続出していた。

いわんや魔術実技は先週以上のけが人が出るのではないかとみんな戦々恐々としていた。


「では皆さん、前回はボフミエの偉大な先生がファイアーボールのやり方を教えてくれたはずです。

的は10個あるので10班に分かれけて順番に10回ずつ撃ってください」

みんな勝手に的に向けて打ち出す。


それをみて

「オーウェン様はもう少し間隔を短くしてください」

「エステラ様はゆっくりでいいので確実に」

「イザベラ様はもう少しボールを大きくしましょうか」

次々に的確に指示していく。


「クリス嬢は何もしないんですか?」

ボヘミアの王子が嫌味を言う。


「あっクリス様はやめてください。王都が灰になったら困りますからのう」

慌ててジャルカが言う。


「ふんっ大げさな。灰になるわけないだろ」

ヘルマンが言う。


「本当にもう。バカは死なないと治らないのですな」

ジャルカが言う。


「何か言いましたか」

ヘルマンがきっとして言う。


「いえいえ、なんでもないですぞ」


「あのう、ジャルカ様。何もしないのもあれなんですけど」

クリスが控えめに言う。

クリスは前回の件があるのでただの見学はしたくないと言っていた。


「そうですか。では防御の魔法を。それなら失敗しても誰も被害を受けないですからな」

そしてクリスにバリアの張り方を簡単に教える。

「こうですか?」

クリスがバリアを展開する。


「完璧ですな。元が違いますな」

ジャルカは褒めた。


「アッミスった」

その褒めているジャルカにジャンヌがファイアーボールをたたき込んだ。

物理の授業の恨みを晴らす瞬間をずうっと待っていたのだ。

しかし、ジャルカの方がジャンヌよりも一枚も二枚も上だった。

ファイアーボールは一瞬で反射のバリアを張ったジャルカに跳ね返されてもろジャンヌに命中する。


とっさにバリアを張ったが、支えきれずにジャンヌは黒焦げになっていた。


そのどさくさに紛れてヘルマンもクリスに向けてファイアーボールを放っていた。


しかし、クリスのバリアの前に、一瞬で四散した。


「くっそう」

ヘルマンは最大出力にしてファイアーボールを射出しようとして

オーウェンに衝撃波で攻撃される。

それを一瞬でバリアで防ぐ。

その後ろからアルバートのけりを受けて地面に激突していた。


「クリス様になんていう事をするのだ」

アルバートは激怒していた。


ヘルマンは逆襲しようとする。



「姫様。ヘルマン様。オーウェン様。アルバート様。まだまだ練習をしたりないようですな」

ジャルカはにこりとした。

地獄の底からの不吉な声が。


「やばい」

ジャンヌは青くなった。

ジャルカが本気で怒るとろくなことは無いのだ。


4人は慌てて逃げようとするが、一瞬で転移させられていた。


ジャルカの作った訓練用の閉鎖空間の中に。


「ぎゃっ」

「げっ」

4人をファイアーボールが襲う。


四方八方から10秒おきにファイアーボールが二人を襲う。


必死に4人はそれから逃げようとするがどんどんファイアーボールの射出の間隔が短くなってくる。



「ぎゃっ」

「熱い」

「ぎょえ!」

4人は授業が終わるまでただひたすらファイアーボールを受けてズタボロになっていった。

年いっても若い者には負けません。


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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■第2巻【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/


第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

https://ncode.syosetu.com/n2724hj/

平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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