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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第四章 王立高等学園

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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クリスの憂鬱

さて今回から第4章の始まりです。クリスは色々悩んでいますが、

王立学園にはオウやアレク、オウ狙いのアレクの妹達が留学してきてさあ大変。

オウとクリスの恋愛は………。王立学園は学園祭の混乱の中大変なことになっていきます。

今章は学園恋愛編です。

マーマレード王立高等学園


創立500年を超える名門だ。今は科学技術の研究にて世界中に名前が響いていた。魔導電話など次から次にいろんな技術を生み出していた。そのために各国から王族や貴族、能力のある者の留学生も多かった。


その教授会でのこと。


「理事長、ジャンヌ王女殿下が学園に入られるというのは本当ですか?」

物理の教授のパウル・ヒルシュは青くなっていた。


「国王陛下からはお願いされていますが」

アダム・ブラウン理事長は言った。


「アレクサンドル・ボロゾドフ ノルディン帝国皇太子も入られるとお伺いしましたが」

「言いたくは無いですが、そのお二人が、物理を理解されるのは難しいと存じますが」

他の教授からも不安が寄せられる。


「まあまあ、世界的権威であられるヒルシュ教授のお力をもってすれば問題ないでしょう」

笑ってアダム・ブラウン理事長は言った。


「問題だらけな気がいたしますが」

ヒルシュは不満げに答えた。


それはブラウンにしてもそうだった。

オーウェン・ドラフォード皇太子が前期に続いて留学を続けるとドラフォードからは連絡があったし、その同じ学年にはヘルマン・ゲーリング ボフミエ魔導帝国第三皇子が留学に来るし、その学年には王子だけで10名がいる事になる。

通常は各学年2名から3名だ。

前期はこの国の皇太子とドラフォードの皇太子だけだったのに。

ブラウンは胃が痛かった。


その中に自国の暴風王女と赤い死神がいるのだ。

何が起こるか判らない。


何故かドラフォード国から10名もの新たな留学生がそれも貴族階級が来ることになったし、他国からも20名程貴族階級が増えていた。外交ルートから強引にねじ込まれたので、どうしようもなかった。


教師連中で貴族位を持つものはほとんどいず、理事長には頭の痛い問題だった。


ミハイル侯爵令嬢目当てが大半みたいだったが、外交問題にならないか、戦々恐々としていた。

国王からはいざとなればジャンヌ王女を前面に出すように言われていたが、そのジャンヌ王女自体が信頼感ゼロだったのだが。



クリスは憂鬱だった。


夏休みの残り1か月は領地で静かに過ごしていたのだが。


王弟反逆で切れて、王族を散々馬鹿にした挙句、王弟をまた張り倒したのだった。

サマーパーティの皇太子に引き続いて。

王族2人を張り倒した侯爵令嬢なんて史上はじめてに違いない。


明日からは王立高等学園で後期の授業が始まる。

婚約破棄されて以来の学校だった。

皇太子に婚約破棄されたので皆に冷たい視線で迎えられそうだし、本当に学校に行くのは嫌だった。


本日寮に帰って来るのも憂鬱だった。

寮に帰って来ても逃げるようにこそこそと部屋に上がった。

誰にも会わずにほっとした。

ご飯も部屋まで護衛騎士のメイに運んでもらっていた。

結局、今回の事件でせっかく会えたオーウェンにも肘鉄を喰らわせてしまったし、そのあと、何度も会いたいと手紙をもらっていたが、思い返すと自分の行動が恥ずかしかったので全く無視していた。


「少しくらい会えばよかったかな。婚約破棄された私に優しくしてくれたのに」

とクリスは乙女心に後悔もしていた。

オーウェンとは基本的にもう会う事も無いだろう。

せっかく会いたいと言ってくれたのに、無視したのはまずかったかもしれない。


でも、まずいと言っても彼は大国ドラフォードの皇太子なのだ。

自国の皇太子に公の場で振られたクリスに釣り合うわけもない。

それに王族2人をオーウェンの前で殴り倒してもいた。

こんなお転婆娘をオーウェンが好いてくれる訳は無いとクリスは思った。


振られた皇太子ばかりか、反逆した王弟までも殴り倒してしまった。

明日からは化け物を見るような目で周りから見られるかもしれない。

貴族の子弟や軍関係者の子弟も王立高等学園には多いのだ。

彼らはいろんなことを親から聞いているだろう。

明日からの事を考えるとクリスは憂鬱だった。


卒業したらもういっそのこと修道院にでも入ろうかしらと悩むクリスだったが、その日ももんもんとして中々寝られなかった。

ここまではクリスの憂鬱編

でも次からは登場人物総登場で朝から大変です

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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■第2巻【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/


第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

https://ncode.syosetu.com/n2724hj/

平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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