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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第13章 全能神の逆襲

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怪力妖怪と雪女を正義の騎士が叩っ斬りました。

ジャスティンら60名は宮殿の地下牢の入り口に向かって走っていた。


途中現れたノルディン兵を次々に切り捨てる。



その先頭を走っていた騎士が突如目の前に現れた男に斬りかかる。

しかし、男はニタリと笑うと、その男の剣を手で受け止めたのだ。


「えっ」

騎士は驚いた。

その瞬間男が騎士を殴り飛ばしていた。


「わっはっはっはっ。我はヘラクレス。貴様らのような下賤なものにはこの先は行かせん」

両手を腰に当てて大声でヘラクレスは叫んでいた。


そして、その横には

「わらわは雪の女神じゃ。貴様らは今日ここに氷漬けにしてやるわ」

クリスが倒したはずの雪女がヘラクレスに寄り添うように立っていた。


「我ら二人の愛の巣を邪魔する奴らは一人たりとも許さん」

「ヘラクレス様。さすが私の未来の夫ですわ」

「あなたこそ、男女のシャラザールに比べてなんと美しいことか。このヘラクレス、あなた様の美しさに感動いたしました」

ヘラクレスが雪女を抱き寄せる。


何の茶番なんだ。騎士たちは唖然とそれを見ていた。


それはたしかにシャラザールはガサツで自分勝手、しかし、その肉体は引きしまっており凛々しさを周りに撒き散らしていた。その凛々しさに思わず平伏してしまう騎士たちも多くいた。そのあまりにも恐ろしさのあまり、男どもはまともにシャラザールの姿を見れなかったが。


雪女は最近地獄で苦労したのか、更に老け顔になっていた。昔は美しかったであろう顔もシワだらけになっていたし・・・・

どう見ても見た目はシャラザールのほうが良いように思えるのだが・・・・・最もその恐怖には耐えられないと皆思っていたが・・・・


「どうされますか」

年嵩の騎士が聞いてきた。


「よし、ここは私がやる。他はバカっフルを無視して地下牢に降りて救援に当たれ」

ジャスティンが命じた。


「貴様らを通すと思っているのか」

「左様じゃ」

二人はいちっいちゃしながらヘラクレスは走ってくる男たちに手を広げ、雪女は氷漬けしようとした。


「喰らえ」

次の瞬間、ジャスティンは斬撃を二人に放つ。


斬撃が二人を襲った。二人は避けて飛び上がる。その間に騎士たちは地下牢に突入していく。


慌てて追いすがろうとする二人にジャスティンが斬りつけた。


ヘラクレスは鍛え上げた手で防ごうとする。


雪女は氷の剣で受けた。


「ヘラクレス様。素晴らしいですわ。この野蛮な者の剣を素手で弾かれるとは」

「いや、あなたこそ、氷で防がれるなどなんと素晴らしい」

入ろうとする兵士たちを知り目に二人はニヤける。


「隙あり」

ジャスティンは剣でヘラクレスに切りつけた。


ヘラクレスが弾き飛ばされて宮殿に突入する。


「き、貴様、何をするのじゃ」

怒った雪女は吹雪をジャスティンに見舞った。


ジャスティンは避ける。


雪女は次々に吹雪を放った。


その度にジャスティンは避ける。


雪女はそれを追いかけた。


「ええい、しゃらくさい」

雪女は両手を広げると巨大な吹雪を巻き起こし、一気にジャスティンに襲い掛からせる。

そして、壁から抜け出てきたヘラクレスがジャスティンに掴みかかった。

ジャスティンは剣で斬りつけようとしたが、その剣をなんとヘラクレスに握りつぶされたのだ。


「ははは、そこの小僧。儂が今退治してくれるわ」

ヘラクレスはニヤリと笑った。


後ろに逃げようにもそこには吹雪を撒き散らした雪女がいた。


しかし、ジャスティンはニタリと笑った。


「皆、中に入ったようだし、そろそろ本気を出させてもらおう」

「何だと。強がりもいい加減にしろ」

「斬っ」

ジャスティンはヘラクレスの言葉を無視して、先が無くなった剣を握りしめると一気に振り下ろした。


その瞬間光の剣が出現し、ヘラクレスに振り下ろされた。


手で止めようとしたヘラクレスの手もろともジャスティンは斬り下ろした。


「ぎゃっ」

ヘラクレスは吹っ飛んでいった。


「ヘラクレス様」

雪女が叫ぶ。


「おのれ、妾のヘラクレス様に良くも」

雪女は最大の吹雪をジャスティンに叩きつける。

ジャスティンはそれを光の剣で受けた。


「妖怪よ。お主も地獄に帰れ」

「な、なんじゃと」

ジャスティンが剣を振りかぶって、雪女に向かって振り下ろす。

斬撃が吹雪を切り裂きながら雪女に向かった。


せっかく蘇った妖怪雪女はジャスティンの一刀の元真っ二つに斬られていた。

「ギャーーーー」

悲鳴を残しながら。


怪力妖怪ヘラクレスと雪女は正義の騎士によって成敗された。



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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


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第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
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■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

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アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

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『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

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公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

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イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

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平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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