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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第13章 全能神の逆襲

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作戦会議 紛糾しました。

ボフミエ魔導国

筆頭魔道士チームの紹介

クリスティーナ・ミハイル18 ボフミエ魔導国筆頭魔術師()

メイ            クリス付き護衛騎士()

アルバート・バーミンガム22 親衛隊騎士() 茶髪青い瞳

ナタリー・ウィンザー18クリス付き騎士ウィンザー将軍の孫娘() 

ミア・フェルト19クリス付きの侍女

フェビアン・クライルハイム18平民クリス付き事務官

イザベラ・ナヴァール21クリス付き事務官() 

ビアンカ・ハイニッヒ15 事務官北部の村出身魔力大きい目立つの嫌い細かい事好き薄い金髪大柄

アデリナ13母親がいなくなった少女母はアマーリア32

(ド)ドラフォード王国出身()マーマレード出身

宮殿が破壊されて、ジャスティンらが慌てて街からとんできた。



そんな中、瓦礫の整備は兵士達に任せて直ちに作戦会議が開かれた。

最強のクリスがゼウスに力負けしたことに皆一様にショックを受けていた。


「ノルディンにいる我が方の外務の人間はほとんどが拘束されたか、逃げているかのどちらかかみたいです」悠然が心配そうに報告する。

「連絡は全てつきませんでした」

「他国の外務は問題ないみたいなので情報収集を手伝って貰っています」

グリフィズが横から報告してきた。

「宜しくお願いします」

クリスが頭を下げる。


「ただ、状況を説明するのが難しく難儀していますが」

「マーマレードはルーファス様にそのまま全て洗いざらい説明して下さい。残りはオーウェン様、よろしくお願い致します」

「判った。グリフィズ、後で打ち合わせしよう」

オーウェンはグリフィズに手をあげた。


「クリス、出来たら我が魔導部隊で即座にノルディンに向けて立ちたいんだが」

「お姉様。お気持ちは判りますが、状況把握が出来るまで少しお待ち下さい」

焦るジャンヌにクリスが落ち着かせようと言う。


「待って情報が集められるのか?」

「ある程度は集められましょう」

「今この時も、アレクが酷い目にあわされていると思うと・・・・」

「ジャンヌ落ち着け。アレクは赤い死神と呼ばれている男だぞ。少しくらい大丈夫だ」

オーウェンが横から言う。


「クリス様、アレク様の魔道電話をトレースしました。おそらくこの建物の地下かと」

ジャルカが簡単な見取り図を表示する。

「でも別の場所に移されている可能性もあるのでは」

オーウェンが慎重に言う。


「そこは慎重を期した方が良いでしょう」

「やはり我が魔道師団が潜入しアレクの場所を探り救出するしかないだろう」

ジャンヌが言う。


「しかし敵はあのゼウスだぞ。直ぐに見つかって終わりなのでは」

「しかしこのまま黙って待っていてもらちが開かないだろう」

「まあ、姫様。少し落ち着きなされ」

ジャルカが横からおっとりといった。


「この状況どうやって落ち着いていられるのだ!」

「いざという時は奥の手もございますから、大丈夫ですぞ」

ジャンヌにジャルカが言う。


「そうか、そうだな」

ジャンヌは手を叩いた。最後の手段はまだ、残っているのだ。


「左様でございます」

喜んで言うジャンヌにジャルカが頷いた。


「では早速アルコールを持って来よう」

ジャンヌが立ち上がろうとして、クリスの白い目がジャンヌに突き刺さる。


「お姉様。アレク様が大変なときにアルコールを飲まないとやってられないのは判りますが、いつ何時どのような状況になるか判りません。アルコールは控えていただきますよう、よろしくお願いします」

「えっ、いや私が飲むのではなくて・・・・」

「それなら尚更です」

ピシャリというクリスの前にジャンヌは罰が悪そうに頷いた。


「クリス様」

そこにジャスティンが入ってきた。別名「正義の騎士」ボフミエ出身で剣の腕は世界でトップクラスの男だ。クリスの筆頭騎士にして軍の師団長を兼任していた。

「申し訳ありません。ノルデイン帝国の大使館に乗り込みましたが、中はもぬけの殻でした」

「ご苦労様」

クリスが労う。


「アレク殿がノルディン側に掴まったとか。北方展開中の師団をノルデイン帝国に突っ込ませるならば直ちに向かいますが」

「それも含めて少し考えましょう。今回の敵はなまじっかの手では勝てません」

クリスは言い切った。


「ノルディンがそれほどの敵だとは思えませんが」

「ゼウスという邪神は私以上の力を有していました」

クリスが唇を噛んで言った。


「それほどの使い手がノルディンにいるとは」

ジャスティンは唸った。


「まあ、シャラ・・・・・・」

更に話そうとした、ジャスティンの口をジャンヌが塞ぐ。


「えっ、ジャスティン、どうしたのです?」

ジャスティンはジャンヌらに白い目で睨まれて、慌てて首を降った。

「いや、なんでもありません」

慌てて誤魔化した。


それからどうするか、議論が百出したが、中々決まらなかった。


休憩になってクリスが席を立った途端に、皆慌てて顔を寄せ合った。


「ジャルカ、ここは非常事態だ。クリスに酒を飲ませて、シャラザールの来臨を請おう」

ジャンヌが待ち構えたように言った。総最終兵器、戦神シャラザールの来臨を願うのだ。


「それがいいように思いますが、最初からシャラザール様の来臨を請うと言うのもどうかとは思いますが」

ジャルカが釘を刺す。


「確かに、ある程度やってからのほうが良いのではないか?」

「しかし」

「何も我らがやらずに呼んでみろ。貴様らは修行が足りんと、下手したらアレクを助けに行く前に訓練が始まるぞ」

オーウェンが言い切った。


「確かに」

ジャスティンも頷く。


「うーん、じゃあどうする」

「やばくなったら絶対にシャラザールは出ていただけるんだ。最後の切り札としてとっておくのがいいのではないか」


「何が最後の切り札なのです」

話すオーウェンの後ろからぬっとクリスが首を出した。


「いや、クリス、それはこっちの話で」

オーウエンが必死に誤魔化す。


「そうだ、クリス、やけに早かったな」

「お姉様が勝手にノルディンに行かれないか心配で」

クリスがジャンヌの問いに答えた。



そこにウイルの電話がなった。

「あっ、ボリスだ」

ウィルは慌てて電話を取った。ボリスはノルディンの皇子だったが、先のノルデイン侵攻戦でクリスらを助けてくれた恩人だった。一時期はマーマレードに留学までしていて二人とは仲が良かった。



「ウィル様。良かった。」

しかし、その電話の画面には行方不明の外務次官のペトロが映っていた。


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

「王太子に婚約破棄されたので、ぶった斬りました!何を?!出来損ない令嬢の波乱万丈恋愛物語」

https://ncode.syosetu.com/n7882hn/

異世界恋愛部門日間41位にランクアップしました。これも応援して頂いた皆様のおかげです。

本当にありがとうございました。

今後も頑張ってお話書いていくので、応援よろしくお願いします。

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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■第2巻【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/


第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク


■楽天ブックスへのリンク


■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

https://ncode.syosetu.com/n2724hj/

平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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