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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第十章 マーマレード元皇太子の反撃

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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元婚約者はクリスをものにするために色々と画策しました

本日3話目です。

「クリス、やっと君を手に入れられるよ」

エドはベッドで寝ているクリスの頬に手を這わせた。


エドにとってクリスは恋しい婚約者だった。


可憐で可愛くて、おシャメなところもあって一緒にいて飽きなかった。年齢は同じだったが、人に対して気遣いできる少女で、色々と口うるさいところもあったが、それはそれでエドは気にいっていた。


でも、ちょっといたずらしようとしたパーティー会場でクリスにあの天敵のシャラザールが憑依していることが判って唖然としたのだ。


一発シャラザールに殴られて前世の記憶が全て戻った。


自分は全能神ゼウスの息子ディオニューソス、豊穣とブドウ酒と酩酊の神だったのが、不貞をして怒った妻がシャラザールを指向て天界から叩き落されたのだった。


そして、パーティ会場で更にボコボコにされたエドワードは、また、昔の記憶を飛ばしたが、クリスにシャラザールが重なって潜在意識で避けてしまったのだった。


でないと、あんな公爵令嬢に引っかかる訳はなかった。


黒い石はその全てを思い出させてくれた。


そう、シャラザールさえ居なればそのままクリスと結婚できていたのだ。


子供の頃から夢だったクリスと結婚出来るはずだったのだ。


天界から叩き落されて、更にクリスの結婚を邪魔されて、2度も邪魔してくれたシャラザールは地獄へ叩き返してやった。


後は既成事実を作るだけだった・・・・


いやらしい下卑た笑みをエドはして布団に手をかけようとした。



「誰だ!」

人の気配を感じてエドは叫んだ。


「私です」

侍女のアガサが入ってきた。


「アガサか、シャーロット夫人は帰られたか」

「王妃様のところへ行かれたようですが、その後帰られたのは確認しました。それよりもサロモン様が報告があると」

アガサの後ろからサロモンが入ってきた。


サロモン・フィッシャー、ボフミエ帝国最強の魔導師でクリスとの最終決戦でシャラザールにやられたが、ボフミエ3魔道士が現れたどさくさに紛れて逃げ出したのだった。


そして、辺境の地、北方丿ザレの地でシャラザールに敵対するエドと意気投合その配下になっていたのだった。

アガサはそのサロモンが1年前からミハイル家に入れていたメイドだった。


「どうしたサロモン?」

「実はスカイバードでクリス様付きのメイドや騎士たち7名が入国したとの情報が入りました」

「ウィルやメイか」

「はい。明日にはこちらに押しかけてくると思われますが」

「もう来たのか。えらく早く動いたな。クリスがこちらに来てから3日もたっていなかろう。まあ、彼奴等はその方の報告を見ると力はあるが単細胞だ。そのまま客室に通してその方の催眠魔術で眠らせて拘束すれば良かろう」

「了解しました。しかし、連絡が取れなくなると殿下の姉上様達が動かれる可能性が大きくなりますが」

サロモンは懸念事項を口にした。


「そうだな。それ以外にオーウェンも赤い死神もいるし、こちらに来るだろう。面倒だな」

エドは少し考え込んだ。


「早急に対策を立てねばなるまいか。止む終えまい。少し早いが次の作戦に移行しよう。アガサ、ここは頼んだぞ」

そう言うとサロモンを従えて足早にエドは病室を立ち去った。

シャラザールも地獄に連れ戻されて、戦力半減したクリス。


クリスの運命やいかに。


明日朝また更新です。

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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■第2巻【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/


第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク


■楽天ブックスへのリンク


■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

https://ncode.syosetu.com/n2724hj/

平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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