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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第十章 マーマレード元皇太子の反撃

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

309/480

クリスは諜報局長から元婚約者の皇太子が王宮にいることを知りました

本日3話目です。

翌日王都に向けてクリスは新しくミハイル家に雇われた侍女アガサと母と一緒に転移して王宮に向かった。


中に入るのは王弟反逆時に平定する時に入って以来だ。クリスは幾分緊張した面持ちで場内に入った。しかし、クリスが最初に向かったのは王妃のところではなくて侍女の控室だった。


「クリス様!」

たまたま控室にいた侍女のメリーが慌てて立ち上がった。


「メリー、元気?」

「はいっ。本当に帰っていらしたのですね。クリス様もお元気そうで」

クリスの顔を見て喜んでメリーが言った。


「ジャックは元気にやっている?」

クリスはメリーの息子の事を聞いてみる。


「はい。でも最近は本当にやんちゃになって結構大変です」

「ジャックは男の子だものね」

メリーの言葉にクリスは笑って言った。


「はい、これ、クッキー焼いたの。みんなで食べて」

クリスがクッキーの入った大袋を差し出した。


「えっ、こんなにたくさん。すいません。侯爵夫人にまで持ってきてもらって」

「そんなの気にしないで。今日は娘の付添だから」

付き合わされているシャーロットも笑って持ってきた袋を差し出す。

シャーロットはこんなにたくさんのお菓子を、王妃に対して手土産として持ってきたのだろうかと不思議に思っていたのだが、相手は違ったみたいだ。


侍女の控室を出ると、王妃の部屋とはまた別の所にクリスは歩き出した。

「お母様。もう一軒寄っていくから」

「えっ、あんまり時間がないわよ」、

「大丈夫よ。すぐに済むから」

クリスが向かった先は諜報局だった。


「これはこれはクリス様。わざわざこのような所におこしいただかなくても」

ルーファスは入ってきたクリスを見て驚いて立ち上がった。


「ルーファス様。いつも本当にありがとうございます。これつまらないものですけど皆さんで食べて下さい」

クリスがクッキーを差し出す。ルーファスにはいつも貴重な情報をクリスらにもたらしてくれてクリスらはとても助かっていた。ルーファスと直接会うのも久しぶりだ。


「えっ、クリス様の手作りですか。エドワード王子に怒られそうですな」

喜んでルーファスが言った。それと同時にクリスが思ってもいない人物の名前が出た。


「えっ、エドワード様がお戻りになっていらっしゃるのですか」

クリスは驚いて聞いた。確か北方勤務に1年間行っていると聞いていた。


「反省されて戻ってこられたみたいです。何か雰囲気が全然違いました」

ルーファスがボソリと言った。


「えらく丸くなられたとのことです」

「そうなんですね」

目で情報を教えてくれたルーファスに感謝を伝えて部屋をクリスは出た。


ルーファスがわざわざ教えてくれたということは何かあるのだ。

クリスはまだエドに会いたいとは思ってもいなかった。未だにエドに振られたことはトラウマになっていたのだ。しかし、帰ってきているということは、今日のお茶会でも話題になるだろう。


クリスは心して王妃に会うことにした。

皆様、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。おかげさまでやっと4000ポイント達成しました。これも読者の皆様のおかげです。まあ、上を見ればきりがないですが・・・・・なんとか1万ポイント目指して頑張りたいです。これを機にまだの方はブックマークや評価(広告の下の☆印)して頂けたら幸いです。これからも頑張って毎日更新していこうと思います。


次回、あまり良い思い出のない元婚約者が登場です。

どうするクリス。

また明日も3話更新予定です。

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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■第2巻【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/


第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク


■楽天ブックスへのリンク


■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

https://ncode.syosetu.com/n2724hj/

平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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