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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第十章 マーマレード元皇太子の反撃

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クリスは王妃のお茶会に無理やり呼ばれました

本日2話目です


次の日疲れていたからか、クリスは久々に朝寝坊をした。


いつもは朝の6時には起床するのに、今日はもう日も大分高い。


鳥たちの鳴き声もよく聞こえた。


その日は久々に家でのんびりした。


こんな事は王弟反逆後の夏休みに家でゆっくりして以来だ。


もう一年近く前の話だ。その間に怒涛の展開があり、何故か今クリスはボフミエ魔導国の筆頭魔導師として頑張っているのだが、たまにはのんびりしたいと思わないでもなかった。


最もその前はマーマレードの皇太子の婚約者として怒涛のお妃教育でしごかれていたのだが。

それに比べればクリスにとっては筆頭魔導師のほうが余程楽で楽しかった………


その辛いお妃教育の最たるものが王妃の礼儀作法講座だったのだが、これが何故か毎日2時間もあり、クリスを苦しめ続けたのだった。というか、礼儀作法講座以外はクリスは楽しんでやっていた。何しろ首を曲げる角度が一度違うだの、視線が1度歪んでいるだの、誰が判るというのだ………??


王妃に対しては面と向かって文句を言ったことはなかったはずだが………それくらい大変だった。エドと婚約破棄されて一番良かったのはその王妃の礼儀作法講座が無くなったことだった。


しかし、その日帰ってきた父が、持って来た王妃からのお茶会の招待状を見てクリスは目眩がした。


「お父様、今回の私の里帰りは極秘の筈では無いのですか」

幾分きつい口調でクリスが言った。


「いや、そうだったはずなのだが、私が珍しく早帰りそれも領地に帰ったと知られて、あっという間にクリスが帰っていることが王城中にバレてしまったのだ」

すまなさそうにエルンストは言った。


「お父様!」

「すまん、クリス」

クリスの白い視線に父も謝る。


「王妃様のお茶会に出るとなるとボフミエ魔導国の筆頭魔導師として出なければならず、色々とややこしいことになるのですが」

クリスは困惑して言った。この前の食糧援助についてもお礼を言わなければならない。


「いや、王妃様としてはこれは内々なことでミハイル侯爵令嬢とお茶が飲みたいとのことだったのだが」

「でも、お父様。私、婚約破棄の後からまともにお会いしたことは殆どないのですが………」

前回学園に王妃が押しかけてきたときも、クリスは酔ってしまってあまり話は出来ていなかった。


「そういうところもあって王妃様もぜひともお前に会って謝りたいとのことだったのだが」

「だからお会いしたくないのですが………」

クリスが嫌そうに言う。


「まあ、クリス、そう言わずに。エリザベス様も本当に反省なさっていらっしゃるのよ。少しくらい会ってあげて」

母までが拝まんばかりに言ってきた。

「・・・・・」

「クリス頼む」

父が拝みだした。


「判りました。筆頭魔導師としてお忍びで会うことにさせていただきます」

クリスは諦めていった。


「侯爵令嬢ではなくて筆頭魔導師として会うのかい」

驚いて父が聞いた。

「ええ、私も立場上色々とあるのです。ジャルカ様には一国の主であるから、品位に気をつけて行動するように言われておりますし、どこの誰に見られているとも限りませんので」

クリスは仕方無しに言った。


さて、呼ばれたお茶会ですが、そこでとある人物に会う羽目になります。

ここから話は急展開です。

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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


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第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


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第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

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平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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