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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第十章 マーマレード元皇太子の反撃

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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クリスがいなくなってシャラザールの暴走を皆心配しました

本日三話目です。

「何! クリス様がいなくなったって」

「一体どうなっている」

クリス付きの騎士たちは大慌てでクリスを探しだした。


しかし、どこを探してもいなかった。


かわいそうなオーウェンはウィルやアルバートからこってりと説教されたが。


「そんなこと言ったって夢の続きでキスしただけで」

「オーウェン、貴様なんてことを。やっぱり貴様許さん」

今にも切りかかりそうになるウィルを抑えるのでまたひと悶着あった。


「うーん、まあ、別に心配しなくても問題はないと思うが」

ジャンヌが言う。

「姫様。俺も姫様がいなくなっても何も心配しませんよ。でも姉さまなんですよ。あの可憐で儚げな」

「ウィルお前な。クリスは単独でもシャラザール山をふっとばすくらいなんだぞ。私よりも強いだろう」

「そうだよ。基本は世界無敵。シャラザールも憑依しているし」

アレクが全く心配していなくて言う。


「でも、シャラザール様がついているからって大丈夫ですかね」

フェビアンがボソリと言った。


「えっ、どういう意味だ」


「この街、一瞬で破壊されたのシャラザール様なんですよね。不良に絡まれてシャラザール様が怒り狂ったらまたこうなりません?」


「えっ」

ジャンヌは固まった。確かにシャラザールならやりかねないかも。


「そこまではいくらシャラザール様でも」

アルバートが否定しようとするが、


「いや、確かにシャラザールならやりかねない」

アレクが青くなって言った。

「クロチアの王都が将にそうだった」

「それにクリスもだ。切れたらいつも雷撃で宮殿とか破壊しまくっているぞ」

ジャンヌが正気に戻って言った。


「GAFAの4拠点とか、モルロイやノルデインの宮殿とか、そうですよね」

フェビアンが言う。


「いや、クリスはそんな事しないよ」

オーウェンが一人クリスの方を持つが


「そんなの判らないぞ。クリスは理性より先に攻撃するからな」

「確かに可能性がありますね」

スミスまでもが言う。


みんなの脳裏にはヤクザに絡まれて怒りが爆発して街が廃墟になる様子が思い浮かばれた。


「まさか」

「いや、十分にありえる。非常事態だ。直ちに全兵士に巡回させて何としても見つけ出させないと」

信じられないオーウェンを1人残して、みんな慌てて捜索はじめた。



しかし、いくら捜索してもクリスの行方は判らなかった。



クリスの居所がわかったのは3時間後にウィルにミハイル侯爵夫人から電話があったときだった。


「えっどうして姉さまが家にいるの?」

ウィルは驚いた。


「転移してきたんじゃないかと思うんだけど。ちょっと興奮していてよくわからないのよ」

「でも、何千キロも離れているんだよ」

ウィルでも間に海があるから基本は無理だ。500キロ転移したらもうその日は無理。

「まあ、クリスの魔力量だとやろうと思えばできるんじゃない」

あっけらかんと言う母にウィルはめまいがしたが。


「しばらく家で休養させるわ。そちらの誤魔化し宜しくお願いするわね」

シャーロットは言うことだけ言うとあっさり電話を切った。


「えっ、ちょっと母様」

ウィルは慌てて止めようとしたがもう切られた後だった。


「なんとか誤魔化せって誤魔化しようがないんだけど」

ウイルは焦った。

みんなで協議した結果、取り敢えず、クリスはボフミエ本国に帰った事になった。


ここまではまだ皆全然クリスのことは心配していませんでした。

ウィルとオウ以外は。何しろ無敵のシャラザールがついているのですから。

逆に下手に暴れたら街が破壊されて大変だと・・・・・

でも、安心していられるのも今だけです。


続きの読みたくなった方はぜひともブックマーク願います。

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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


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第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

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平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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