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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第九章 ザール教騒乱

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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エピローグ クリスはシャラザール教の教皇となりました

その日もザールの太陽の光は暑かった。


その暑い中、多くの信者がザール教改シャラザール教の大聖堂跡地に集まっていた。


クリスの純白の聖女の衣装が太陽の光を反射して光り輝いていた。


クリスとしては教皇なんてやりたくもなかったが、シャラザールの神託が下ったからクリスしかいないとジャンヌやアレクから散々言われて仕方無しに受けざるおえなかった。


クリスはゆっくりと壇下に立った。


周りより凹んでいて一番低いところだった。クリスの心のありようがここにも反映されていた。


「皆さん。私はクリスティーナ・ミハイルと申します」

クリスは集まってくれた一同を見上げた。


「ザール教は禁止薬物のパラウェイを信者の方々に使用していました。また、聖職者の多くが性奴隷を使役するという恥すべき行いをしており、多くが逮捕されました。そして、戦神シャラザールがお怒りになり、天罰が下り、この地ザールはこのように消滅したのです」


周りは誰一人何も言わなかった。多くの者が戦神シャラザールの怒りの攻撃を目にしていた。


「ザール教は禁教とされ、今日ここに新生シャラザール教に生まれ変わりました。元々ザール教の始まりは戦神シャラザールの息子のザール様が母である戦神シャラザールの活躍を褒め称えるために作られたとシャラザール歴伝にはしかと記されてあります。この度不祥事でザール教自体は消滅しましたが、その心はシャラザール教に引き継がれることと思います」

クリスは周りの一同を見渡した。皆熱心にクリスを見ていた。


「かつてシャラザールはおっしゃいました。『嘆く暇があるならば、努力せよ』と。私の好きな言葉です。でも、私自身まだまだで、到底努力が足りません。嘆いていることも多く、反省することも多々あります。シャラザールがお知りになられれば、何をしておるのかとお叱りを受けそうです」

クリスは少し笑った。


「教皇なんて立派な事を行えるような人格者では到底ありません。まあ、前教皇と比べれば誰でも人格者になってしまいますが・・・・」

クリスは苦笑いをした。


「この座席が示すように、教皇とは決して偉い立場ではありません。皆さんを支える立場が教皇なのです。私の出来る事は皆さんと一緒に一歩ずつ努力をしていくことしかありません」


クリスは手を上げた。そして真剣に一同を見遣る。


「私はここに宣誓します。皆さんと一緒に一つずつ、この世界が皆さんの住みやすい世界になるように努力していく事を誓います」


クリスの言葉に一斉に盛大な拍手が起こった。


この日、クリスティーナ・ミハイルはボフミエ魔導国筆頭魔導師にプラスして全世界200万人の信者のいるシャラザール教の教皇となった。


強い日光の日差しの中、群衆の間を吹く風も暑かった。

皆さんここまで読んで頂いてありがとうございます。とりあえず、これで完結です。

次の話の構想はありますが、少し休みます。ここまで読んで頂いて本当にありがとうございました。

ブックマーク、評価頂けたら幸いです。

さて、新しいお話書き始めました。

娘の命を救うために生贄として殺されました・・・でも、娘が蔑ろにされたら地獄からでも参上します

https://ncode.syosetu.com/n4496gy/

今回の主人公はな、なんとシャラザールです。しかも、何故かめちゃくちゃシリアス。お涙頂戴のお話になる予定です・・・・・

ぜひともお読み下さい。


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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■第2巻【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/


第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク


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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

https://ncode.syosetu.com/n2724hj/

平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
― 新着の感想 ―
[良い点] 教皇としての宣誓が、本当にクリスらしい言葉で良かったです。 [気になる点] クリスの恋の行方が不明瞭なままなのが少し残念です。 オーウェンがシャラザールに認められる日は来るのでしょうか? …
[一言]  とても、とても良かったです。  作者様 お疲れ様ですありがとうございました
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