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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第九章 ザール教騒乱

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ザール教国決戦2 戦神はザール教軍を一瞬で殲滅しました


「緊急事態だ。直ちに総員戦闘配置につけ。ボフミエが攻めてくるぞ」

魔導電話を切られてマウノ・アールネは叫んでいた。

直ちに次々に部下が指示を出しだす。この建物を中心に5千名の聖騎士と聖魔導師を配備して転移攻撃に備える。


しかし、そうこうしている間にボフミエ軍一同200名はその中心部、臨時に設置されたザール教本部に転移していた。


「ギャッ」

シャラザールが真上に出現してマウノ・アールネは蹴倒されてシャラザールの脚の下敷きにされていた。


建物内にいた全員が転移してきたジャンヌらの下敷きに足蹴にされる。


「あなた何!私のスカートの下から除いているのよ」

不幸な兵士はアメリアの下敷きにされた挙げ句に怒ったアメリアの爆裂魔術で消滅させられていた。


瞬時に敵司令部を占拠した、シャラザールは手を上に上げた。


一瞬にして建物の天井が木っ端微塵に弾け飛ぶ。


「いたぞ、あそこだ」

聖騎士達が慌てて駆けてきた。


「ふんっ」

シャラザールが小指を突き出すと一瞬にて騎士たちが消し飛んでいた。


「全員伏せよ」

シャラザールが叫ぶや頭の上で腕を一閃する。


慌てて伏せた一同の真上を凄まじい爆裂魔術が飛び出した。周りの建物を凄まじい勢いで消滅させた。配備されていた聖騎士も聖魔導師も何の出番もなしに壊滅していた。


転移1分もたたずに、シャラザールを中心とした1キロ四方は瓦礫とかしていた。


「シャラザール。いきなりの攻撃はやめていただきたいんですが」

思わずジャンヌが抗議するが


「ふんっ。ジャンヌ、これくらい気配を察して避けよ」

シャラザールは平然と言い切った。


「おいっ、雑魚、お前らのボスはどこにおる」

シャラザールは下敷きにしたマウノ・アールネ教皇魔導師団長に尋ねた。


「貴様などに言うものか」

マウノは命知らずにも言い切った。

「ギョェェェェ」

次の瞬間マウノはシャラザールに急所を踏みつけられて悶絶していた。


アレクは思わず顔をそらした。



「まあ、良い。ところでジャンヌ。敵が全然おらぬではないか。余がせっかく親征してきてやったと言うのに」

シャラザールが文句を言った。


「えっ」

ジャンヌは固まった。


「今、攻撃して壊滅させましたよね」

皆頷く。


「何?いや、ここでは戦うにしては狭いと思い、場を広げただけなのだが・・・・・」


場を広げただけで敵を殲滅ってどういうことだよ。


皆思ったが、懸命なことに誰も口には出さなかった。


「いや、ザール教の本国の備えがこんな事ではなかろう。たしか、少しは骨のある魔導師団長と騎士団長がいるはずだが」


「おい、小僧」

側に倒れていた魔導師の胸倉を掴んでシャラザールは持ち上げた。


「魔導師団長はどこだ」

「あ、あなた様が足蹴にされて・・・・」

「な、何。この弱い男か」

シャラザールは自らの下で悶絶した男を見下した。


「では、騎士団長はおろう」

「えっ、どこかにいるはずですが」



その声を聞いて瓦礫に隠れていたタネリ・マキラ教皇騎士団長はビクッとした。


(絶対に見つかってはいけない)

タネリはシャラザールには敵わないことが姿を見た瞬間に判った。慌てて逃げ出したにもかかわらず、周りの建物をシャラザールが一閃瓦礫の山に変えたので、逃げられずにいたのだった。


(シャラザールだと、何故伝説の戦神が・・・・そんなのに勝てるわけはない)

もし捕まったらとんでもない目に合うだろう。恐怖を感じて、ゆっくりと這いながらタネリは逃げようとした。


しかし、シャラザールはその気配を感じた。


「そこか」

小指を向ける。


一瞬で光がシャラザールから光った。


タネリは逃げる暇もなかった。一瞬で黒焦げになっていた。

さすが戦神、でもせっかく来たアレクたちの意味がなかった?

しかし、このままで終わるわけはなく・・・・・

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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

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クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

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第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

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第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

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小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

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私のお話

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『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

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公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
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平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
― 新着の感想 ―
[一言] 割と予想通りのシャラザール無双。 シャラザールがそれぞれに軍の派遣を要請した時には戦神らしく、指揮を執るのかと思いきややっぱり無双していた。 地上でシャラザールを楽しませる強者っていなさそ…
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