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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第七章 魔王復活

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エピローグ

皆様、ここまでいろいろとありがとうございました。

つたない文章にもかかわらず、ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。

誤字脱字報告も本当にありがとうございました。

御礼申し上げます。

また、ブックマーク、評価いただいた皆様方、本当にありがとうございました。

後、番外編少し書いて本編はとりあえず終了とします。






魔王の脅威がシャラザールの来臨で去った。

魔王が死んだかというと中々厳しいとの見方が多かったが、再度現れても、クリスがいる限り大丈夫だろうと世間は思っていた。

少なくともボフミエ魔道国とその周辺国家の指導者とその民たちはそう思っていた。


ボフミエ魔道国は最終的にモルロイとクロチアを併合して大きくなった。

ボフミエ魔道国が大きくなっていくことに周辺国家は危機感を持っていたが、ノルディン帝国とドラフォード王国という南北の大国の皇太子がその指導部におり、技術大国のマーマレードとシャラザール帝国の末裔を一番自負している女王国家テレーゼという4か国の皇太子が指導部におり、多くの周辺国家の王族ないし貴族が運営に参加しているので、なかなか文句も言い難かった。


 特にその皇太子を送り出している大国の指導層はその官僚を初め不安に思っていたが、自らの後継者がそのボフミエ魔道国の中にいるのでどうしようもなかった。

小国が多く、その後継者争いや権力争いから、ノルディンとドラフォードの大国の介入を招いて両国の戦争になることも多かったが、その真ん中にボフミエ魔道国という中立国が出来たことで両国は中々争うことが出来にくくなった。

そして、周辺国から優秀な人材が集まり、マーマレードの技術力が結びつくことにより、更なる発展がみられるようになったのだ。

周辺の小国もその恩恵に預かり、民の生活も徐々に向上し始めるという作用もあり、反対する民は多く無かった。


ボフミエ周辺は平和を謳歌し民は潤い出す事になっていく。

それはまだまだ先の話だったが。


クリスはボフミエ国内では聖女クリスとして慕われていたが、クロチアとモルロイでは恐怖の女王として恐れられていた。

それがクリスには不満だった。


しかし、当初クリスの傘下に入るのに、嫌がっていた人々も、知事に任命されたルチッチらの善政と身分差があまり厳しくなくなり、物量が大量に出回りだして食糧事情も改善されたので、徐々にクリスの人気も持ち直し始めた。


そして、そのボフミエ国の王宮では広大な大広間のような空間に、巨大な執務室が出現していた。

すり鉢状になっているそれは一番底に筆頭魔導士のクリスがいて、クリスの秘書官らが働いており、その周りに、外務省や内務省のトップと実戦部隊が配備されており、大忙しで執務を行っていた。

下っ端になるほど端の高いところになっていくという普通とは逆の作りだ。


その中では相変わらず、クリスのチート対応が際立っていた。


時たま、背伸びをして筆頭魔導士の席から立ち上がるとふらふら?と歩き回るのだ。


「ジム。お子さんのメリーは元気?」

「はいっえっ筆頭魔導士様」

「トム、お母さんの腰の具合はどう?」

「ああ、母は大分ましだ……失礼しました。筆頭魔導士様」

まさか隣に来て話しかけているのが筆頭魔導士のクリスだとは気付かずに、それに気付いて慌てふためくのがいつものパターンだった。

ここではいつクリスが声をかけて来るか判らずに、気の休まる間もなかった。

というか、皆、クリスのような国のトップの人間が自分のような者の家族の事まで心配してくれているのに感激するのが常だった。

そして、王宮に勤める者は皆、クリスのファンになっていた。


クリスは執務を楽しんでやっていたが、一つだけ不満があるとすれば戦いの終わった後からやたらとオーウェンが傍にいることだった。


元々このような席の配置はオーウェンから提案されたことだったが、始まってみると何故かクリスの席の隣がオーウェンの席で、やたらと近かったのだ。


ウィルが間に自分の椅子を入れようとしてオーウェンと小競り合いをしたり、当初は大変だった。


内務の連中はこうすることでオーウェンの機嫌が良くなって、またクリスの目があるので以前のような無茶振りがなくなったので、喜んでいたが。


たまに仕事が立て込んでいて食事を食べる暇がないことがあるが、そういう時はオーウェンが嬉々としてクリスの口に一口サイズに切った食べ物を放り込んでくるのだ。

クリスが飛ぶように仕事をしていた時に、「はい、クリス、口開けて」

仕事のように言うので、そのまま何も考えずに、口を開けると開けると口の中にお菓子を放り込まれたのだ。


「うっ・・・・・」

クリスはどうしようもなく、食べるしかなかった。

「はいっもう一つ」

嬉々としてオーウェンが言うが、

「オウ、自分で食べられます」

クリスが抗議する。

「でも、時間がないでしょ。ほら、次の書類」

クリスの机の上にオーウェンは次々に書類を積み上げていく。

クリスはげんなりして仕方なしに書類を見ながら次のお菓子を口に放り込まれていた。


周りからの生暖かい視線に気づいてたのは5口くらい放り込まれた後だった。

そう、ここではすべて周りから見えているのだ。

数百人の生暖かい視線に耐え切れなくなってオーウェンを思いっきり叩いたのは言うまでもない。

それ以来、機会があるたびにやろうとするオーウェンがいるのだが、そのたびに言い争いになるのはいつもの事で、たまにその中にウィルも入って更にハチャメチャになるのだが・・・・・


外は早咲きの春の花々のつぼみが大きくなりだしていた。

冬が過ぎ春が来ようとしていた。

しばらくお休みします。

便宜上簡潔にしますが、次の構想練っています。しばらくお待ちください。

この話の前の物語「赤い死神の大侵攻作戦で王国を蹂躙します…しかし、その前に無敵の戦神が立ち塞がりました」

https://ncode.syosetu.com/n4865gt/

にて、投稿開始しました。

アレクとジャンヌの出会いのお話です。

戦神シャラザールが初めて出現した時のお話です。

ぜひともお読みください。

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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


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第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

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公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

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『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

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平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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