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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第七章 魔王復活

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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クロチア最終決戦2 大国脳筋ベンは魔人を倒しました

皆様 いつも読んで頂いてありがとうございます。

ついにクリス対魔王の決戦です。クリス戦はもう少し先

コロナの緊急事態宣言で暗い世の中を少しでも明るくと書きだしたこの小説も世間は2回目の緊急事態宣言に…

コロナをクリスが浄化してくれと日々祈っております。

物語は佳境に突入です。

打倒魔王。消えろコロナ!!!!!

アレクの開戦の合図に全軍湧きかえった。

そして、歩く脳筋ドラフォード東方第一師団第一大隊長のベン・ドーブネルもいきり立った。


「よし、全軍突撃」

騎乗した馬の上でベンは叫んでいた。

第一大隊はドラフォード軍の中でも最強と言われている東方第一師団の本来なら先鋒、兵の大半は騎士をもってしており、鎧を纏った騎士の雄たけびを上げた集団突撃はすさまじいものがあった。



しかし、その前には巨人と化した魔人と、これまた、その魔人に繰られた赤い目をたぎらせた兵士たちが200名ほど立ち塞がっていた。


「ガーーオ」

魔人が雄たけびのようなものを叫び、魔人軍も一団となって駆けてくる。


「行くぞ」

抜剣して第一大隊は突撃態勢に入る。


「グウォ―――」

魔人が叫んで衝撃波を第一大隊の先頭に叩きつける。


「ウォラ―――――」

ベンは叫ぶとその衝撃波を魔力で強化した体で弾き飛ばした。

ベン自身は魔力を使っているという認識はない。気合で弾き飛ばしたとしか認識していないのだ。

しかし、普通魔力で強化している魔導騎士も多々いるが、魔人の衝撃波を躱す、しや、受けて弾き飛ばせる者は殆どいなかった。それをあっけなくやるのが脳筋、ベン・ドーブネルの真骨頂だった。


魔人は衝撃波を弾き飛ばされた事に一瞬戸惑った。

そして、周りの魔人に繰られていた兵士たちの一部が、その弾き飛ばされた衝撃波で灰燼と化す。

「者ども、魔人は戸惑っておるぞ、今こそ突撃」

ベン・ドーブネルの声が戦場に響き渡った。

「ウォラ―――」

ベンはそのまま抜剣して魔人軍に突入した。

ベンは魔人に切りかかる。

魔人はその剣を右手で受けた。

本来ならば手で弾き返せるはずだった。

しかし、剣が魔人の手に食い込む。


横から別の騎士が魔人に切りつける。

それは左手で魔人は騎士もろとも弾き飛ばした。

ベンは剣を抜くと再度切り付ける。

魔人が右手で弾き飛ばそうとするが再度剣が食い込む。

ベンは魔人の胴に切りつけようとするが、魔人は右手で防ぐ。

「おのれ、下郎が」

更にベンは頭に血を登らせて切りかかる。

魔人は必死に防いだ。


周りのクロチアモルロイ連合軍の魔人に繰られた兵士たちは普通の兵士よりは圧倒的に強くなっていた。

しかし、ドラフォードの東方第一師団第一大隊は歴戦の勇士たちでドラフォード最強の騎士を謳っているだけに強かった。魔人軍の兵士たちと一対一で対等に遣り合えた。

そして、ドラフォード軍の方が兵数は5倍いた。

5対1でかかられてはさすがに強化された兵士でも遣り合えない。

5人がかりで対峙された兵士たちは剣を構えるが、普通1本の剣で5人は相手にできない。

1本防ぐ間に後ろから横から次々に切り伏せられ、突き上げられ、次々に倒されていった。


一方魔人は兵士たちがいなくなり、四方から騎士たちに切り結ばれるようになった。

魔人は左手で剣をはじくが、右手はしつこいベンを相手にしている。

どうしても隙が出来る。

そこを3人の騎士によって背後から剣を突き刺された。


「グウォ―――――」

魔人が叫んでのけぞる。


「隙あり、喰らえエエエ」

ベン・ドーブネルは渾身の力をもって馬もろとも魔人に突っ込んでいった。

魔人が右手で防ごうとするが、その傷だらけの右手を渾身の力を持って振ったベンの剣によって叩っ切られていた。

今までベンのしつこい攻撃を防いでいた魔人の右腕が切られて飛んでいく。

空いた右側から右胸に渾身の力をもってベンは剣を突き刺した。



「グウォ―――――」

魔人が叫んで残った左手でベンを馬もろとも弾き飛ばそうとする。

ベンは手綱を引いて馬をよけさす。

魔人は衝撃波を左手で放つがベンは馬をさばいてそれを避けた。


そして、そのままもう一本の剣を抜いて一気に距離を詰める。

魔人の左手をかいくぐる。

魔人は口から衝撃波を出そうとするが懐に潜り込んだベンが目の前から消える。

その時にはベンは両手に握った剣を左手の心臓部分に渾身の力で突き刺していた。



「グウォ―――――」

魔人は胸を押えて叫ぶとゆっくりと倒れていった。

そして、真っ黒な塊になるとドロドロの肉塊とかしていた。


「者ども見たか。魔人一匹召し取ったり」

ベンの声が戦場に高々と響いた。

人物紹介

サイラス・ヨークシャー公爵70 テレーゼ王国最強魔導師

現ボフミエ魔導省顧問

クリスの母の父という事はクリスとウィルの祖父。

ヨークシャー公爵家は戦神シャラザールの血を引いていると言われている。名門 クリスが戦神シャラザールを憑依させているのもシャラザールの血を濃く引いているから

爺馬鹿で孫に構いすぎるのでクリスやウィルからは敬遠されている。



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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■第2巻【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/


第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク


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■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

https://ncode.syosetu.com/n2724hj/

平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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