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皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
第一章 婚約破棄

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婚約破棄されましたが、弟が助けてくれました

クリスはその寂しそうな姿を見る間もなく、男たちに囲まれていた。

その姉をウィルが魔法をかけて男共を遠ざけて守る。



次の曲はしかしかからなかった。


そして、いつの間にか近くにエドと取り巻きたちが来ていた。


「クリスティーナ・ミハイル。貴様との婚約をここに破棄する」


音楽が無くなって静かになったホールにエドの声が響き渡った。


クリスは固まっていた。


というか、エドが何を言っているか判らなかった。


今まで友達も異性の知り合いも作らず、ただひたすら王妃に与えられた課題と授業の勉学に励んできた。

それも全ては今婚約破棄を言い渡したエドのためだ。


なのに、なのに何なの。


クリスはエドのいう事が判らなかった。


「理由はここにいるマティルダ嬢が平民であるという理由で幾多の嫌がらせをし、また色目を使って男共にも悪戯をさせたことだ」

クリスには全く覚えのないことだった。


というかそんな事考える暇もなかった。


口を切ろうとしたその時に、それよりも前にウィルが切れた。


「何ふざけたことを言う。

姉上に対する侮辱例え皇太子であろうとも許さん」


「ウィル」

クリスはウィルを止めようとした。


このようなところで王族に剣を向けたらただでは済まない。


「貴様。皇太子殿下に対して反逆するのか」

慌てて近衛兵が駆けてくる。


「はっ?俺は姉上に命を捧げた騎士だ。

姉上を侮辱した者は必ず成敗するとこの剣に誓っている。

それがたとえ王族でも許すなとジャンヌ王女からも言われている。

へっぽこ近衛が邪魔するなら、一緒に成敗してくれるわ」

反逆の言葉にびくともしないウィルに近衛は少し引いた。

それもウィルはあの暴風王女と言われるジャンヌ王女の直衛、王女と共に3年前のノルディン戦では12歳で最前線で戦ったことが知られている。

剣技においては絶対に皇太子ではウィルに勝てないはずだった。


更に王女が出てくれば、皇太子と言えどというか、皇太子が相手では絶対に王女には勝てない。


魔法はもとより剣技も力関係も全てにおいて。


そもそもクリスは王女のおきにいりでもあった。一緒にノルディン戦を戦ったことも知られている。

そのクリスを皇太子がふった事を知って王女が許すとはとても思えなかった。

いや、下手したら皇太子をかばった近衛に矛先が来るかもしれない。

下手をしたら婚約破棄を言い出す前になぜ止めなかったと。

というか、王妃からも叱責を受けそうだった。

そもそもこの件を知ったら王女が転移してくる可能性もあった。


そう思った近衛師団長のギルティは魔導師団員がいなくなっているのに気付いた。


これははめられた…・


ギルティは最悪の予感がした。


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここからざまー編です。

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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
この話の

シリーズ一覧

はこちら

『シャラザール帝国』

https://ncode.syosetu.com/s1987g/
クリスとシャラザールのお話です。

この話が電子書籍化されました

3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【10/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【11/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【11/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

第2巻『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■第2巻【9/25シーモア先行配信はこちら、3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■第2巻【10/19発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■第2巻【10/19発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/


第1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

表紙画像
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■第1巻【8/26シーモア先行配信していたものは、3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■第1巻【9/20発売アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■第1巻【9/20発売楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

私のお話

【書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク


■楽天ブックスへのリンク


■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

私の

新作小説

はこちら!

『ヒロインに躱されて落ちていく途中で悪役令嬢に転生したのを思い出しました。時遅く断罪・追放されて、冒険者になろうとしたら護衛騎士に馬鹿にされました。護衛騎士と悪役令嬢の恋愛物語』

https://ncode.syosetu.com/n0185hu/

公爵令嬢キャサリンは憎き聖女を王宮の大階段から突き落とそうとして、躱されて、死のダイブをしてしまった。そして、その瞬間前世の記憶を取り戻するのだ。そして、黒服の神様にこの異世界小説の世界の中に悪役令嬢として転移させられたことを思い出したのだ。でも、こんな時に思いしてもどうするのよ! しかし、キャサリンは何とか、チートスキルを見つけ出して命だけはなんとか助かるのだ。しかし、それから断罪が始まってはかない抵抗をするも隣国に追放させられてしまう。
「でも、良いわ。私はこのチートスキルで隣国で冒険者として生きて行くのよ」そのキャサリンを白い目で見る護衛騎士との冒険者生活が今始まる。
冒険者がどんなものか全く知らない公爵令嬢とそれに仕方なしに付き合わされる最強戦士の恋愛物語になるはずです。ハッピーエンドはお約束。毎日更新目指して頑張ります。

私の

イチオシ

の小説はこちら

『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』

https://ncode.syosetu.com/n2724hj/

平民で薬屋の娘リアは幼馴染のカートの勧めで特技を生かして王立学園に行くことに。でも、そこには王子様やお貴族様がいて、出来るだけ避けようとしたのに、何故か王子らと親しく?なってドンドン深みにハマっていきます。悪役令嬢や可愛らしい女の子が何を勘違いしたのかリアに絡んでくるけれど、リアが好きなのは王子ではなくカートなのに。でもそのカートの動きも怪しくて・・・・
カートの正体がわかった時、リアは・・・・。
王立学園で繰り広げられるドタバタ恋愛・シンデレラ物語。

ネット小説大賞運営チーム様から感想いただきました。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。
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