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影が薄い俺は能力を授かりさらに薄くなった  作者: 会長
第1章 組織への入団
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影が薄いが初任務をこなす10

コーキン街周辺の村よりも奥の野原


魔物達が列を成してこちらに向かっている。


「反響調査」


スーフィンさんが能力で敵の数と強さを調べる。


「魔物約10万。 s-3は100体s-2s-3が200体ずついます。」

「分かった。私がsは処理しよう。後はお前らが倒しとけよ。レイン、お前は捕まえてこいよ。」


俺は師匠に言われた通り、魔物を無視して本当の黒幕に会いに行く。



今回の敵の目の前に来た。


「やっぱり、魔族だったか。」

「ふん!人間ごときが一人で来たのか。よっぽど殺して欲しいらしい。」


今目の前にいるのは背中に羽が生えていて、お尻の上にしっぽがある魔物を操れる魔族だった。

俺は魔族が魔物を操れるかどうかは知らなかったが、師匠が大氾濫がノート国でも起こることを聞いたときに魔族ではないかと言ってきたのだ。

魔族は俺達とは違う大陸に住んでいる。

俺達の大陸と同じくらいの人数を誇っていて全員が身体能力が人間よりも高く魔法を能力が無くとも使える。

昔に、大陸同士の戦いもあったが今は友好的な関係となっているが魔族中でも一つに統一されていないので、友好的な所以外の魔族の国のやつが攻めてきているらしい。

今回の事件が起こるまではこれといったアクションはなかったがしっかりと準備をしてこの大陸の中で反乱を起こさせようとして手を貸したのだろう。

時間をかけて魔物を集め攻めてきたが、まぁ、師匠にやられるだろう。


「いや、俺一人でお前を倒すよ。仲間の力は借りてるけど。」

「ファハハハ、人間ごときが魔族に勝てるわけねぇだろうが。」

「試してみる?」


そう言うと、戦いが始まった。

魔族は思い切り殴りかかってきた。

避けると後ろにあった大きな木が一撃で倒れた。

そのまま接近してきて殴ったり、蹴ったりをしてくる。

俺は腰につけていたナイフを取り出し、相手の攻撃を全て受け流す。

本当は衝回斬で衝激を相手に返したいのだが、受け流すので精一杯だ。


「へぇ~、中々やるじゃねぇか。だが守ってばっかりじゃ勝てねぇぜ。 魔力 身体強化」


魔族がギアを一段階上げて来る。

俺は受け流しながら、隙を見て影に馴染んでいない剣を取り出す。


「衝撃」


魔族があわてて避ける。

この剣はメリーから渡された能力の付与された剣だ。


「摩擦、そしてファイヤーボール」


メリーの能力で剣が燃え、サージから渡された火魔法の書かれた紙に魔力を流しさらに剣が燃え上がる。


「影纏い」


俺は剣を影で覆った。

この2ヶ月の間に自分の能力について詳しく調べていると影を付与できることに気がついた。

物を影で纏うとその状態を保ったまま、変形させたりできるのだ。

例えば、熱い鍋を影で纏うと五分間は全くさめない。

影がその状態を保っているからだ。

なので五分間が経つと反動で一気にさめていく。

剣などは影を付与すると変形させれる。

絶対に体積、面積、重量は変わらないが、極端な事を言うと剣を鉄を保ったままただの鉄の棒にも変えれる。

ただし、面積などが変わらないので剣が巨体な剣に変わることはない。

これは影を縮めたり、伸ばしたりすると剣もその影響を受けるからだ。

その代わり、五分間が経つとこの剣は跡形もなく潰れる。


「業火剣」


三人で合わせた剣だ。

これで魔族に斬りかかる。


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